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秘湯めぐりの旅(66)

<ふるびら温泉・盃温泉−北海道>

2007.8.9-10


*2007年8月9日(木) 定山渓温泉豊平峡ダム→ふるびら温泉→神威岬→盃温泉

・豊平峡ダムへ 

 朝8時過ぎに、定山渓温泉の宿を出て、国道230号線を西進し、少し行って左折して豊平峡まで車で行ってみようとしたのだが、冷水トンネルの手前で一般車通行止めとなっていた。そこの駐車場に車を駐め、後は電気バスに乗るか、歩くしかないとのことだった。蝶の写真を撮りながら行きたいと思ったので、徒歩にしたが、途中はトンネルばかりで、撮影できるところはほとんどなく、当てがはずれたまま、30分近く歩くことになってしまった。しかし、豊平峡ダムからの景色はすばらしく、感激してパチパチとカメラに収めた。このダムは、1972年9月に豊平川の上流部に建設された高さ102.5mのアーチ式コンクリートダムで、かなり大きなもので、ダムとしての見応えはある。周辺を巡りながら蝶を探してみたが、コムラサキやキバネセセリなど数頭の蝶としか出会うことが出来なかった。蝶もあまり飛んでいないし、歩き疲れたので、帰路は電気バス(片道300円)に乗って、駐車場まで戻ることにした。

・朝里川温泉で蝶を撮影 

 その後、定山渓から小樽市の朝里川温泉に抜け、そこで車を駐めて、蝶の撮影をしたが、思ったような成果は得られなかった。しかし、ベニヒカゲの北海道亜種をカメラに収めることが出来た。この蝶は、本州では、標高の高いところでしか見られず、後翅表側に橙斑がないのが、北海道亜種の特徴となっている。本州のベニヒカゲから、北海道のものをキタベニヒカゲとして区別することを提唱している説もある。
 それから、小樽市街を通過して、余市まで行って、昼食を取った。昔の客車を食堂にしたラーメン屋だったったが、美味しくいただいた。

ベニヒカゲの北海道亜種

・ふるびら温泉「一望館」に入る  

 食後は、積丹半島一周の経路を取り、途中ふるびら温泉「一望館」に立ち寄り入浴したが、山間にある一見、温泉には見えない建物だった。聞くところに寄れば、かつての町立高校だったが、1978年に移転し、残された校舎を活用しようと、11年前に町が入浴施設をオープンさせたとのこと。男湯はかつて職員室だったそうで、大小2つの浴槽と洗い場があるだけの、シンプルな造りだ。しかし、茶褐色の湯は塩分を多く含む高張泉で、源泉掛け流しの良い泉質は運転疲れを癒してくれた。

★ふるびら温泉「一望館」に入浴する。<入浴料 400円>

ふるびら温泉「一望館」の外観ふるびら温泉「一望館」の浴室




源泉名日本海ふるびら温泉
湧出地北海道古平郡古平町大字新地町89-1
湧出量
知覚
泉質ナトリウム-塩化物泉
泉温分類55.3℃(高温泉)
pH値?(中性)
溶存物質総量?(高張性)
分析日1995年12月20日

*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病







ふるびら温泉「一望館」のデータ
入浴料金大人500円(高校生以上)、小人200円(小・中学生)、幼児無料
浴室内湯2(男1・女1)
営業時間

午前10時〜午後9時、第1・3金曜日定休

住所、電話〒046-0112 北海道古平郡古平町大字新地町89-1 TEL(0135)42-2290
交通JR函館本線余市駅より中央バス美国行き約30分「古平町丸山町」下車後徒歩8分

・積丹神威岬に立ち寄る 

 浴後、どんどん車を走らせて、先端の積丹神威岬に立ち寄ったが、強風が吹いていて、前回同様、灯台までの遊歩道「チャレンカの小道」が閉鎖されていたのが、残念だった。先端まで行くと、周囲300度の丸みを帯びた水平線を見ることができとのことだったが...。ここには、義経伝説が残されていて、「義経に想いを寄せる日高の首長の娘チャレンカがこの地まで追いかけてきたが、もうすで に時遅く、義経一行の乗った船は北へ向かって船出した後だった。そこで、恨みの言葉『和人の船、婦女を乗せてここを過ぐればすなわち覆沈せん』を残し、海へ身を投じてしまった。その姿はやがて岩と化し、それが神威岩となった。」とのことだ。それ以来、女の人を乗せた船がこの沖を通ると必ず転覆したので、神威岬は女人禁制の地になったそうだ。そんな伝説が最もらしく思えるような隔絶した所なのだ。

積丹神威岬
北海道電力泊原発のPR館「とまりん館」

・「とまりん館」を見学 

 その後は、そのまま海岸線に沿って、国道229号線を走っていったが、これでは、盃温泉に早く着きすぎると思ったので、宿の前を通過し、北海道電力泊原発のPR館「とまりん館」に立ち寄っていくことにした。とても立派な建物で、広い館内には、科学展示(遊びながら科学の不思議を体験できるコーナー)、地域展示(泊発電所建設に伴い、周辺6か所の遺跡から数多くの埋蔵文化財が発見され、それらを展示したコーナー)、原子力展示(原子力発電のしくみや泊発電所について紹介したコーナーで、原子炉容器の実物大カット模型がある)があり、オリエンテーションホール(180名収容の映像ホール)やプール棟(25mプールのほか滑り台付きの子供プール、ジャグジーバス、低温サウナ)もあって、家族連れで賑わっていた。無料で見学できるので、ゆっくりと見て回ってから、宿へと向かった。

・盃温泉「潮香荘」へ泊まる

 来た道を戻り、盃温泉「潮香荘」へと入ったが、海の見える高台の宿で、1泊2食付 10,650円(込込)だった。部屋で一服してから、さっそく浴室へと向かったが、内湯と露天風呂がつながっていて、露天風呂からの日本海の眺望が良かった。湯元の湯量豊富な石膏泉で、源泉掛け流しとなっていて、心地よい。ゆったりと湯に入りながら、ロングドライブの疲れを癒した。
 夕食は豪華で、青ツブ貝2個、刺身(ヒラメ)、ウニ、寿司5つ、ソバ、モズク、ホタルイカ、茶碗蒸し、天ぷら(エビ、シソの葉、白身魚)と新鮮な海の幸が並べられた。お酒も2合注文して、楽しく飲みかつ食べて、良い気分となった。
 部屋に戻ってからは、明日の岬と灯台巡りのプランを考えたり、テレビを見ながら過ごしていたら、まどろんできたので、床に就くことにした。

☆盃温泉「潮香荘」に泊まる。<1泊2食付 10,650円(込込)>

盃温泉「潮香荘」の外観盃温泉「潮香荘」の露天風呂




源泉名盃温泉2号泉
湧出地北海道古宇郡泊村興志内村220-11
湧出量245㍑/分(掘削自噴)
知覚
泉質カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉
泉温分類44℃(高温泉)
pH値
溶存物質総量?(低張性)
分析日1963年9月

*一般的適応症(浴用)
 
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進

*泉質別適応症(浴用)
 
動脈硬化症・きりきず・やけど・慢性皮膚病

宿


盃温泉「潮香荘」のデータ
標準料金1泊2食付 8,400〜12,600円(込込)
浴室内湯2(男1・女1)、露天風呂2(男1・女1)
入浴料金大人400円、子供280円
外来入浴時間午前10時〜午後8時 年中無休
宿泊定員木造2階建 和室15室 計70名
住所、電話〒386-0504 北海道古宇郡泊村興志内村220 TEL(0135)75-2111
交通

岩内バスターミナルより盃温泉・大森・川白行き約40分「盃温泉湯元」下車後徒歩5分

盃温泉「潮香荘」の夕食盃温泉「潮香荘」の朝食

*2007年8月10日(金) 弁慶岬木巻岬→水垂岬→小歌岬→ポンモシリ岬→函館へ
日本海を望む

・朝の散歩へ

 翌朝は早起きして、6時過ぎから恒例の朝の散歩に出かけることにした。いつものように首からは、愛機ニコンD70をぶら下げて丘を下っていった。その前は日本海に臨んで小さな漁港となっていたが、国道沿いに少し家並みがあるだけで、鄙びた漁村といった感じた。そんな風景をカメラに収めたものの、あまり立ち寄るところもないので、短時間で宿へ戻ってきてしまった。その後は、朝風呂に入って、汗を流し、朝食を済ませて、出立の準備を整えた。

・弁慶岬へ向かう

 朝、8時半頃に宿を立って、日本海側の海岸線を国道229号線に沿って南下していった。岬と灯台巡りをすることにし、まず以前にも来たことがある弁慶岬に立ち寄った。義経伝説のある地で、大きな弁慶像が建っていたのが印象的だったが、その像と弁慶岬灯台をカメラに収めただけで、次へと向かうことにした。

・本目岬から木巻岬へ

  次に本目岬灯台に立ち寄ったが、灯台への登り口が見つからず、下から撮影するだけになったのが残念だ。
 それから、少し走って、木巻岬灯台に立ち寄ったが、道路工事をしている脇に車を駐め、歩いて急坂を登っていった。灯台付近からの見晴らしは良く、ここでカバイロシジミの写真を撮れたのが収穫だった。

木巻岬灯台カバイロシジミ

・水垂岬灯台、小歌岬灯台、ポンモシリ岬灯台と立ち寄る

 さらに南下して、国道229号線から逸れ、水垂岬灯台へも立ち寄った。ここから見る日本海は結構きれいで、のどかな雰囲気が漂っていた。
 その後、小歌岬灯台、ポンモシリ岬灯台と立ち寄って、写真を撮り、昼食に新鮮なちらし寿司を食べてから、国道227号線へと入って、函館市内へと向かった。

水垂岬灯台小歌岬灯台

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