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秘湯めぐりの旅(56)
<道南・道央の5湯めぐり−北海道>
2004.9.19-21
インデックス
9/19(日) | 9/20(月) | 9/21(火) | ||
乙部温泉 | 貝取澗温泉 | 神恵内温泉 | シララ温泉 | フゴッペ温泉 |
*2004年9月19日(日) 恵山→福島→松前→江差→乙部温泉
・恵山へと向かう
朝食後、8時半前には2度の来訪となった 「恵山温泉旅館」 を出立し、まず恵山へと登っていった。駐車場に車を置いて、遊歩道を登っていったのだが、ここは、活火山で、山頂付近からは水蒸気が立ち上り、硫黄の臭いが鼻をつく、いわゆる地獄現象が見られ、なかなか面白い光景が展開している。雨も上がって、見晴らしも良くなってきたので、散策しながら、何枚も写真を撮ったが、ついついシャッターを押す回数が多くなってしまった。
・函館の街を素通り
下山後は、一路国道278号線を西へ向かい、津軽海峡を左手に見ながら、函館市街へと向かった。函館は以前来たときに細かく巡っているので、今回はコンビニに立ち寄っただけで、素通りすることに...。その後は、国道228号線へ入って、あるいは南行、または西行しながら、福島町へとだんだん近づいていった。
・横綱の里を見学
ここは、“横綱の里”と銘打っているが、横綱千代の山と千代の富士の出身地でもある。それを記念して、国道脇に「横綱千代の山・千代の富士記念館」が建てられていたので、見学していくことにした。しかし、この小さな町から、2人もの横綱が出ていたことに驚き、その足跡をたどることが出来て、認識を新たにした。
・白神岬へ立ち寄る
見学後は少し南に走って、北海道最南端の白神岬へ立ち寄り、岬と灯台の写真を取りまくった。ここは、松前半島の先端に位置する岬で、国道228号線沿いの駐車場に「北海道最南端」の碑が立っている。ここから、本州の竜飛岬までは、最短地点19.2kmとのことで、晴れていれば津軽海峡を挟んだ対岸に津軽半島を見ることも出来る。また、この 白神岬灯台 は現行の「灯台表」第1巻の航路標識番号の最初0001番となっている記念すべき灯台でもあって、ぜひ立ち寄ってみたかったところなのだ。付近には岩礁が点在し、海風が強く、荒々しさが印象的だった。
白神岬灯台 | 「北海道最南端」の碑 |
・松前城を巡る
撮影後は、日本海側を北上し、まず松前に立ち寄った。ちょうど昼時になっていたので、「そば処まるに」というそば屋へ入ったのだが、なかなか風情のある木造2階屋で気に入った。冷たいニシンそばを注文し、美味しくいただいてから、松前城へと向かう。松前城は、日本最北の城下町を形成し、「松前の春は江戸にもない」といわれたくらい、千石船とニシン漁で繁栄したところ。戦後まで、天守閣が現存していたのだが、1949年(昭和24)6月5日の大火で消失したのは惜しまれる。しかし、その後10年ほどして鉄筋コンクリートで外観復元がされたのだ。内部は、郷土資料館になっていて見学したが、松前の繁栄を知るよすがとなった。大手門は消失を免れた国の重要文化財で、天守閣との釣り合いが良く、格好の被写体となる。また、城郭の復元工事が進められていて、搦手門付近が再建されて、前回来たときより整備が進んでいた。
松前城の天守閣(復元)と大手門 | 復元された松前城の搦手門付近 |
・松前藩屋敷を見学
それからは、少し来たにある「松前藩屋敷」というテーマパークの一種にも立ち寄ったのだが、木造で松前の町並みが復元されていて、結構面白く、建物に出入りしながら、写真を撮った。その後は、松前藩主の墓も見学してから、国道228号線を北へと走っていった。
・日方泊岬灯台を撮影
江差を目指したのだが、その海岸線沿いに、赤と白の灯台を発見して、近づいてみた。それが、 日方泊岬(ひがたとまりみさき)灯台 で、日本海に小さく突き出した先端からの眺めが良かったので、思わず何枚も写真を撮ってしまった。ここからは、奥尻島や松前大島、松前小島を望むことができ、海岸線も風光明媚でとても良い眺めなのだ。特に、日本海に沈む夕日はすばらしいと聞いた。
日方泊岬灯台 | 日方泊岬から松前小島を望む |
・江差へと至る
さらに国道を北に走って、江差へと至ったのだが、お目当てとしていた「開陽丸」は、先の台風18号で被害を受け、見学中止となっていた。仕方がないので、再現整備された市街地に向かい、「横山家」「旧中村家」と見学したが、ニシン漁全盛の頃を彷彿とさせる立派な造りで、かつての繁栄を思い浮かべながら、カメラに収めてきた。
開陽丸 | 旧中村家 |
その後は、さらに北に走って、乙部温泉「光林荘」に泊まった。国道から少し内側に入った、林間に位置する公共施設だが、温泉の良いのには驚いた。浴槽には、緑がかったお湯が掛け流しにされていて、とても心地よいのだ。まず、併設されている日帰り入浴施設「いこいの湯」、そして宿泊施設の内湯とはしごして、温泉を堪能した。浴後は、ほどなくして6時半から夕食となったが、食卓には、ウニ鍋、刺身、天ぷら、イカ、ホタテ塩辛、茶碗蒸しなど海の幸がいろいろと並べられ、デザートにメロンも出てきた。お酒も頼み、美味しく飲みかつ食べて、満腹になった。その後は、テレビを見ながら横になっていたら、いつの間にか寝てしまった。
★乙部温泉「光林荘」に宿泊する。<1泊2食付 9,967円(込込)>
乙部温泉「光林荘」の外観 | 乙部温泉「光林荘」の浴室 |
| *一般的適応症(浴用) 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進 *泉質別適応症(浴用) 動脈硬化症・きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病
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乙部温泉「光林荘」の夕食 | 乙部温泉「光林荘」の朝食 |
*2004年9月20日(月) 貝取澗温泉→茂津多岬→弁慶岬→神恵内温泉→シララ温泉
・恒例の散歩に出かける
朝6時前に起床し、恒例の散歩に出かけた。首からカメラを下げ、腰のベルトにはデジカメをつけるいつものスタイルだ。ぶらぶらと歩きながら海岸まで行ってみたが、日本海の荒波が寄せては返している。右手には館の岬の規則正しい地層の重なりが目を引く。いろいろと角度を変えて撮影してから、宿へと引き返していった。小一時間の散策を終えての朝風呂はとても気持ちが良く、足を伸ばして悦に入っていた。朝食後は、すぐに荷物をまとめ8時半前には宿を立って、国道228号線を北に向かっていった。
館の岬 | 乙部海岸にいた鳥 |
貝取澗温泉「あわび山荘」の外観 |
国道沿いに、貝取澗温泉「あわび山荘」の看板を見つけ、急遽右折して山の方へと向かっていくと、鉄筋コンクリート3階建ての白い壁に赤い屋根の建物が見えてきた。思い立って、立ち寄り入浴して行くことにしたのだが、ちょうど、9時からの外来入浴開始で、その直後に飛び込んだ格好になった。ここは、公営の国民宿舎で、外来入浴者は入り口が別になっている。中に入ると、男女別に大・中2つの浴場があり、大浴場には露天風呂が併設されていた。入浴してみると、その泉質とロケーションの良さには驚いた。渓流沿いの自然豊かなところに岩風呂をしつらえ、褐色がかったナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含土類食塩泉)が満々と湛えられ、掛け流しになっている。浴感はとても心地よく、湯の花が舞っていて温泉らしさを実感できる湯なのだ。こんなところにも名湯があったかと感動して、湯を楽しんだ。聞くと、この大浴場は以前混浴だったとのこと。現在では、浴槽の中央に壁が造られていて、男女別に分けられてしまった。入浴後に、フロントで訪ねてみると、さすがに「あわび山荘」と命名しているだけあって、アワビ料理が名物で、料金内でアワビの刺身も出てくるとか...。今度訪れるときには、ぜひ宿泊してみたいものだと思った。
★貝取澗温泉「あわび山荘」に入浴する。<入浴料 360円>
貝取澗温泉「あわび山荘」の大浴場 | 貝取澗温泉「あわび山荘」の露天風呂 |
| *一般的適応症(浴用) 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進 *泉質別適応症(浴用) きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病
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浴後は、再び国道に復し北上していったのだが、茂津多トンネルの手前から左折して、急角度の山道を登っていくことにした。ここには、日本で2番目に標高の高い 茂津多岬灯台 があって、ぜひ立ち寄ってみたかったのだ。途中からはダートの曲がりくねった道となり、慎重にハンドルを回しながら、頂上へと至った。そこには、とんがり屋根の独特の外観を持った灯台があった。案内板によると、1937年(昭和12)初点灯当時は、標高(平均海面から灯火まで)日本一の灯台だったが、1951年(昭和26)に造られた山陰の余部埼灯台にわずかに抜かれていた。それを2001年(平成13)8月の改修にあたり、屋根の部分を尖らせることにより、平均海面から塔頂までの高さでは、余部埼灯台を抜いて一位に返り咲いたのだ。とても面白い外観なので、角度を変えて何回もシャッターを切った。海岸線は荒々しい岩礁と青々とした日本海が絶妙の景観をつくり、釣りの好ポイントととしても知られているとのこと。灯台付近からは、日本海から奥尻島までが見渡せ、バックには秀峰狩り場山の山塊が望めた。
茂津多岬灯台 | 茂津多岬から日本海を望む |
・弁慶岬へも立ち寄る
その後は、さらに国道229号線で北上し、 弁慶岬灯台 へも立ち寄ったのだが、ここには大きな弁慶の像が佇立していた。解説によると、義経、弁慶主従は、衣川の合戦では死なずにここまでたどり着き、再起の機会をうかがっていたとの伝説があるとのこと。弁慶像の先には、赤と白に塗られた灯台があり、日本海を望んでいた。周辺の景色がすばらしかったので、ここでも何枚も写真を撮った。この岬は、寿都湾の西側にあたり、月越山脈が日本海に突き出したような所にあたる。一帯は、標高25〜60mほどの海岸段丘を成していて、夕陽のすばらしい所として知られているが、遠く狩場山、茂津多岬、積丹半島、雷電岬をも一望できる景勝地でもある。
弁慶岬灯台 | 弁慶の像 |
撮影後は、さらに国道を進み、岩内のたら市場に立ち寄り、昼食にホッケ定食を食べたのだが、これがとても美味しくて、さすがに北海道のホッケはちがうと感心した。昼食後は、再び国道229号線で積丹半島へと入っていって、神恵内温泉「リフレッシュプラザ998」へ入浴したのだが、この温泉は日本一濃度の濃い食塩泉として有名で、一度は行ってみたかったのだ。しかし、先日の台風18号で男女別露天風呂の間を仕切っていた塀が破壊され、露天風呂が入れなかったのが残念だ。とはいうものの、内湯の温泉浴槽には、濃厚な食塩泉が掛け流しにされていて、その浴感を堪能した。
★神恵内温泉「リフレッシュプラザ998」に入浴する。<入浴料 500円>
神恵内温泉「リフレッシュプラザ998」の玄関 | 神恵内温泉「リフレッシュプラザ998」の内湯 |
| *一般的適応症(浴用) 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進 *泉質別適応症(浴用) きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病
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入浴後は、この先の国道229号線がこれまた台風18号の影響で通行止めのため、仕方なくトーマル峠を越えた。峠上からは積丹半島の山並みが見えたが、ほんとうに大自然がいっぱいで、迂回路も楽しめたのだ。その後、美国から積丹半島先端にある積丹岬へと至った。駐車場から徒歩で急な坂を登っていくと、 積丹出岬灯台 が見えてくる。灯台周辺からの眺望はすばらしく、眼下には、1994年(平成6)に選定された「日本の渚100選」にも選ばれた島武意海岸から日本海が眺望できる。東へ目をやると女郎小岩方向の眺めもすばらしく、また、西には神威岬の長く突き出した様を見ることもできる。ほんとうに、360度みごとな景色で、何回もカメラのシャッターを切った。
積丹出岬灯台 | 島武意海岸の景色 |
・神威岬へ至る
この後、さらに先端にある神威岬へと至った。 神威岬灯台 へと続く尾根道(遊歩道“チャレンカの小道”)を歩いて行くと、およそ15分程で先端にたどりつくことができるとのことだったが、強風のために閉鎖されていたのが残念だ。この岬は、積丹半島の北西端に突き出した高さ80mほどの岬で、カムイは神を意味するアイヌ語とのこと。先端には、シンボルとなっている“神威岩”があり、源義経を慕って後を追ってきたアイヌの娘チャレンカが海へ身を投じた所との伝説があるそうだ。周囲の眺望はすばらしく、まさに「雄大!」の一語に尽きる。突風が吹いていて、天候が悪かったのは残念だが、風に飛ばされないよう気をつけながら、灯台方向の風景を何枚もカメラに収めておいた。
神威岬灯台 | 神威岬からの眺望 |
撮影後は、少し戻って、シララ温泉「民宿北都」へ泊まった。これが、食堂を併設した新しい温泉民宿なのだが、神威岬と積丹岬の間の日本海を前にした海岸沿いの好立地なのだ。部屋も新しくてきれいで、バス・トイレまで付いて、1泊2食付き9,000円(込込)とリーズナブルなので気に入った。さっそく、浴場へと向かったが、温泉も極上の純重曹泉、体にまとわりつく気泡が心地よく、もちろん源泉掛け流しで、気持ち良く入浴して、旅の汗を流した。浴後、程なくして1階食堂での夕食となったが、刺身、陶板焼、海鮮鍋、魚の唐揚げ、イクラなど、海の幸満載で、お酒を2合ほど頼んで、大いに飲みかつ食べた。その後は、部屋に戻って、地図を出してきて、明日のコースを考えたり、テレビを見たりして床に就いた。とても気分良く眠りにつけて良い1日だった。
★シララ温泉「民宿北都」に宿泊する。<1泊2食付 9,000円(込込)>
シララ温泉「民宿北都」の外観 | シララ温泉「民宿北都」の浴槽 |
| *一般的適応症(浴用) 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進 *泉質別適応症(浴用) きりきず・やけど・慢性皮膚病
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シララ温泉「民宿北都」の夕食 | シララ温泉「民宿北都」の朝食 |
*2004年9月21日(火) 余市→フゴッペ温泉→高島岬→小樽へ
・朝の散策に出かける
朝は6時前に起き出し、宿の前の海岸を散歩した。砂浜が続き、所々に岩礁があって、日本海の荒波が砕け散っている。数羽の海鳥が海浜を歩いたり、岩の上で休んだりしているのをカメラで追いかけてみた。夢中になっていたら小一時間が過ぎ、食事の時間もあるので、宿へと戻っていった。その後、朝風呂に入って汗を流し、7時半から朝食をとったが、ホッケが美味しかった。食後、8時半には出立した。
シララ温泉前の砂浜 |
・ニッカウヰスキー余市工場を見学
積丹半島を下り、余市の町へと入っていったのだが、まず、ニッカウヰスキー余市工場を見学することにした。受付で手続きをすると、ガイドが付いて無料で見学させてくれ、試飲もさせてくれるのだ。特に、広い敷地に石造りの建物が並ぶ様は、北海道ムードが漂い、ウヰスキー博物館の展示も充実していて、新たな知見を得ることも出来た。
ニッカウヰスキー余市工場 |
見学後は、少し山の中に入って、フゴッペ温泉「貴泉天山楽」で日帰り入浴した。山間のとても静かな所に立地する一軒宿で、秘湯と言っていいたたずまいだ。沸かしてはいるものの、源泉は飲泉可能で、浴感も心地よい。「山景の湯」と名付けられた露天風呂の脇には、10数種類の薬草をブレンドした蒸気サウナがあり、「ラオス式薬草サウナ」といってここの名物となっている。家族風呂も2ヶ所あって、1時間1,000円で利用できるとのことだ。
★フゴッペ温泉「貴泉天山楽」に入浴する。<入浴料 600円>
フゴッペ温泉「貴泉天山楽」の外観 | フゴッペ温泉「貴泉天山楽」の露天風呂 |
| *一般的適応症(浴用) 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進 *泉質別適応症(浴用) きりきず・やけど・慢性皮膚病
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その後は、高島岬の 日和山灯台 へと向かった。ここには、鰊御殿があって、見学するつもりだったのだが、台風で壊されたのか屋根が飛ばされ、無惨な姿をさらしていて立ち入り禁止になっていたのは残念だ。しかし、後ろの岬にある 日和山灯台 の方は、白と赤で塗られた威風堂々の姿で建っていた。ここからの、眺めは最高で漁港に出入りする船や海の様子が一望の下に見渡せる。 「忍路高島 及びもないが せめて波風 おだやかに」と江差追分に歌われているこの岬は、昔ニシン漁場として栄えたところで、この沖合は、かつてニシンを求めて多くの船が出漁していったところなのだ。今も、時折通過する船に哀惜を感じてしまうのだが...。また周辺は、海触崖が連続して、東西に広がっている。その勇壮な地形や奇岩の連なる様は、カメラに収めたくなるポイントで、私も何回もシャッターを切った。
日和山灯台 | 高島岬の眺望 |
小樽運河 |
日和山灯台の登り口の先に、「おたる水族館」がある。本館にはパノラマ回遊水槽などがあって、北の海や川に棲むの魚類を中心に約300種約2万点以上が展示されている。また、イルカスタジアムで観られるイルカショー、海獣公園で行われるトドのショーなどは人気を集めているが、以前見学したことがあり、今回は、時間がないのでパスすることにした。その後は、小樽市の中心部へ向かい、小樽運河脇の有料駐車場に車を入れた。周辺を散策しながらカメラに収め、昼食に寿司屋へ入ったのだが、なかなか美味しく、満足して腹を満たすことが出来た。しかし、ここまでであまりに時間を使いすぎたため、後は急ぎ足で北に向かって走り抜けるしかならなくなったが...。
それからは、国道5号線から231号線へ出て、ひたすらに北上していった。しかし、札幌市域を過ぎる辺りから、日本海を望むすばらしいドライブコースとなり、景色は最高だ。左手に赤と白の灯台が見えたところで、脇道へ入ってみた。しかし、道路は行き止まりになり、仕方がないので、車を置いて徒歩で灯台への接近をはかったのだ。途中からは、藪こぎ状態で前進し、やっとの事で灯台までたどり着いた。プレートには幌灯台とあり、なかなか堂々とした姿なので、いろいろな角度からシャッターを切ってみたのだ。帰路は正規の取り付け道路を戻ってきたが、進入路が全然違っていたようだ。
幌灯台 |
その後は、国道に復してさらに北上を続け、雄冬岬の駐車場でトイレ休憩してから、留萌市内へと至った。ちょうど夕陽が沈みかけるところで、オレンジ色に染まった夕焼けを海岸線から、シャッターを切り続けた。内地では見られないすばらしいもので、感激した!
撮影後は、遅れた時間を取り戻すべく、国道232号線を走りに走って、なんとか6時半頃には、今日の宿、苫前の「ななかまどの館」へとたどり着いた。翌日は、念願の
利尻島・礼文島へ渡る
ことに...。
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