このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<岬と灯台写真館>

城ヶ崎と門脇埼灯台(静岡県)

2004年2月1日午前に伊豆半島の城ヶ崎(静岡県)で撮った写真です。


 急に海の写真を撮りたくなって、三浦半島、伊豆半島方面へ1泊2日の旅に出ることにしました。初日は、まず、横須賀から 観音埼灯台 に立ち寄り、さらに三浦半島の突端の方へと向かったのです。そして、劔崎へ行って、海と灯台の写真を撮り、さらに 城ヶ島灯台 へ至って、散策しました。その後、伊豆多賀温泉に泊まり、2日目に川奈崎灯台に向かったのですが、灯台へ行く道がわからなくて、途中で断念しました。それで、その隣にある城ヶ崎へと向かったのですが、ここは、駐車場から近く、灯台の上まで登れて、展望が素晴らしかったのです。太平洋上に大島や利島も見え、断崖絶壁が連なる様は、とても絶景でした。その岩場に吊り橋があって、橋上から見る崖下に大波が寄せる光景は、ちょっと恐かったですよ。ここでも写真を撮りまくりました。

☆門脇埼灯台地図
門脇埼灯台 (2004年2月1日撮影)
門脇埼灯台の概要
番号 2434 [F6303]
位置 北緯 34度53分23秒 
東経 139度08分19秒
塗色 白色  
構造 塔形(六角形) コンクリート造
灯質 単閃白光 毎10秒に1閃光
光度 10万カンデラ(実効光度)
光達距離 18.0海里(約33km) 
灯塔高 24.9m(地上〜塔頂)
標高 43.7m(平均海面〜灯火)
初点灯 1960年(昭和35)3月1日
所在地静岡県伊東市伊東市富戸門脇埼
<特徴>
 門脇埼灯台は、伊豆半島東海岸にある城ヶ崎の門脇埼に立つ、展望台を兼ねた白亜六角形の灯台です。周辺は、富士箱根伊豆国立公園に属する屈指の景勝地です。

<歴史>
 この灯台は、1960年(昭和35)3月1日に設置、 初点灯 され、当初は白色塔形(円形)コンクリート造りの一般的な形のものでした。しかし、伊東市の城ケ崎海岸園地整備事業の一環として、この灯台を核とした展望塔化計画に基づき、1995年(平成7)4月に改築され、現在の展望台上部に灯台が設置された形に生まれ変わりました。このように、地域の人々の要望に応え、地元のシンボルあるいはモニュメントとなるように建設される灯台を デザイン灯台 と呼び、近年増えてきています。

<現況>
 現在の灯台の 灯塔高 (地上から塔頂まで)24.9m、 標高 (平均海面から灯火まで)43.7mで、 光度 10万カンデラ、 光達距離 18.0海里(約33km) です。内部は、展望台部分までは登ることが出来、相模湾から伊豆大島、利島などを一望の下にすることが出来ます。

☆門脇埼灯台上からの眺望

灯台下の岩礁
伊豆大島の遠望大室山の遠望

 門脇埼灯台の展望台まで登ると、眼前には相模湾から伊豆大島、利島などの島々が望めます。また、陸地側には大室山も遠望でき、眼下には、入り組んだ岩礁に白い波が砕けていて、素晴らしい眺望です。


☆城ヶ崎周辺の海と岩礁

城ヶ崎周辺の海(南方向)城ヶ崎周辺の海(北方向)
城ヶ崎周辺の岩礁

 城ヶ崎海岸は、背後にそびえる天城山や大室山の噴火によって流出した溶岩によって形成され、海蝕によって複雑に入り組み断崖絶壁が続いています。これが、美しい景観を造り出すと共に、磯釣りの好ポイントともなっているのです。周辺の海は、アジやボラ、メジナが群をなして泳いでいるとのことです。


☆門脇吊橋(海の吊り橋)

海の吊り橋と門脇埼灯台吊り橋下の紺碧の海

 門脇埼灯台の北側、半四郎落しと間に長さ48m、高さ23mの吊橋が架かっています。これが城ヶ崎の名所、門脇吊橋(別名:海の吊り橋)で、1968年(昭和43)3月に完成したそうです。眼下には岩礁に白い波が砕け散っていて、なかなかスリルがあり、高所恐怖症の人には、辛いところでもあります。


☆「雨の城ヶ崎」の歌碑

「雨の城ヶ崎」の歌碑

 門脇埼灯台下の海を望む崖の上に「雨の城ヶ崎」の歌碑があります。碑文には、「元気出せよと抱きしめる あなたの向こうに大島が かすかに浮かぶ門脇岬 泣くだけ泣けば晴れるのね このまま一生相合傘で ぬれてゆきたい雨の城ヶ崎 星野哲郎作詞」と書かれていますが、 この歌は1968年(昭和43)に、真野幾生の作曲で、黒沢明とロス・プリモスが歌い大ヒットしたものです。


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