このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<岬と灯台写真館>

金見崎と金見埼灯台(鹿児島県)

1998年1月13日午前に金見崎(鹿児島県)で撮った写真です。


 奄美諸島を巡る6泊7日の旅に出て、まず夕方、羽田空港から那覇空港へ直行しました。そして、翌朝船で与論島(鹿児島県)に渡って泊まったのです。この島は、エメラルド色の海に囲まれた南海の楽園で、すばらしい珊瑚礁と1年中咲いている ハイビスカス とブーゲンビリアの花が印象的で、その花に多くの蝶が群がっています。マリンスポーツは年間を通じて楽しめますし、周囲22㎞、標高97mの平坦で小さな島ですので、レンターサイクルで一周することもできるのです。私も、自転車を借りて、島を巡りました。 
 与論島から午後に、船で沖永良部島和泊港へと渡ってきたのです。その日は、西郷隆盛謫居跡などを見ただけで、民宿「はまゆう荘」に入りました。翌朝は、朝からレンタカーを借り島一周に出かけたのです。時計回りに海岸線を巡って、少し内陸に入って昇竜洞を探索しました。その周辺を散策したのですが、大山植物公園では、1月半ばだというのにヒカンサクラが咲いていたのには感激しました。とてもきれいなもので、これが咲くと奄美諸島も春だというのですが………。その後、再び海岸線に復して、田皆岬(たみなみさき)へとやってきたのです。青い海と白亜の ヤクニヤ埼灯台 が、印象に残りました。
 夕方、沖永良部島和泊港からフェリーに乗り、17時半頃に徳之島亀徳港へと入港しました。その日は、港の前にある大船旅館に泊まり、翌朝レンタカーを借りて、島を8の字のように一周したのですが、まず、東海岸を北上し、徳之島フルーツガーデンを見学後、金見崎へと至りました。迷路のように続くソテツのトンネルとそれに色を添えるハイビカスの花がきれいでしたが、それをくぐり抜けていった向こうに金見埼灯台が見えました。

☆金見埼灯台地図
金見埼灯台 (1998年1月13日撮影)
金見埼灯台の概要
番号 6956
位置 北緯 27度53分29秒 
東経 128度58分09秒
塗色 白色  
構造 塔形(四角形) コンクリート造
灯質 等明暗白光 明3秒暗3秒
光達距離 13.5海里(約25km)
明弧 全度
灯塔高 11m(地上〜塔頂)
標高 42m(平均海面〜灯火)
初点灯 1972年(昭和47)3月15日
所在地鹿児島県大島郡徳之島町

<特徴>
 金見埼灯台は、鹿児島県の奄美諸島に属する徳之島の北端、金見崎に立つ白亜四角形の 小型灯台 です。周辺は、奄美群島国定公園に指定され、東シナ海と太平洋を望む風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1972年(昭和47)3月15日に設置、 初点灯 しました。

<現況>
 現在の 灯塔高 (地上から塔頂まで)は11m、 標高 (平均海面〜灯火)は42mで、 光達距離 は13.5海里(約25km) です。


☆金見崎海岸

金見崎海岸の景観

 雄大な東シナ海と太平洋を望む絶景の地で、波に洗われた白い砂浜が広がり、周辺は隆起珊瑚のリーフで囲まれています。とにかく、すばらしい景観です。


☆金見崎のソテツトンネル

金見崎のソテツトンネルとハイビスカス

 迷路のように続くソテツトンネルとそれに色を添えるハイビカスの花がきれいでした。これは、昔、島の人たち畑の境界線の目印として植えたソテツが、大きくなったもので、樹齢400年といわれる古木が、およそ200mも立ち並んでいるのです。


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