このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

温泉分析書 → 関山温泉入湯記へ

源泉名:関山鉱泉
湧出地:茨城県北茨城市関本町関本中

1.湧出地における調査及び試験成績

(1)調査機関及び試験者中央温泉研究所
(2)調査及び試験年月日昭和33年8月30日午後3時20分
(3)源泉温度15.0℃ (調査時における気温21.0℃)
(4)湧出量4.48㍑/分
(5)知覚的試験無色、微濁、無味、硫化水素臭あり
(6)PH値7.2(ガラス電極法)

2.試験室における試験成績

(1)試験機関及び試験者中央温泉研究所 氏名 益子安、甘露寺康雄、田熊鴻十郎
(2)分析終了年月日昭和33年11月30日
(3)知覚的試験無色、微濁、無味、硫化水素臭あり
(4)密度0.9973(20℃)
(5)PH値7.9(ガラス電極法)
(6)蒸発残留物430㎎/㎏

3.試料1kg中の成分・分量及び組成

(1) 陽イオン(2) 陰イオン
成分ミリグラムミリバルミリバル%
水素イオン
リチウムイオン
ナトリウムイオン105.54.58783.95
カリウムイオン9.0000.2304.20
カルシウムイオン7.5520.3776.89
マグネシウムイオン3.2960.2714.96
アルミニウムイオン
鉄(Ⅱ)イオン
鉄(Ⅲ)イオン
銅イオン
マンガン(Ⅱ)イオン
陽 イ オ ン 計125.35.465100.00
成分ミリグラムミリバルミリバル%
フッ素イオン
塩素イオン16.930.4778.92
硫化水素イオン
硫酸水素イオン
硫酸イオン85.181.77233.13
炭酸水素イオン187.43.07057.39
炭酸イオン
硝酸イオン
リン酸水素イオン1.4000.0300.56
水酸イオン
陰 イ オ ン 計290.95.349100.00
(3) 遊離成分(4) 溶存ガス成分
非解離成分ミリグラム
メタケイ酸44.2
メタホウ酸
メタ亜ヒ酸
非解離成分計44.2
溶存ガス成分ミリグラム
遊離二酸化炭素6.78
遊離硫化水素1.152
溶存ガス成分計7.93
溶存物質計(ガス性のものを除く) : 0.4604g/㎏   成分総計 : 0.4683g/㎏

4.判定: 以上の分析結果によれば本泉は温泉法第二条の別表「総硫黄」の項に該当する温泉である。

作成日:昭和33年11月30日
作成者:中央温泉研究所 所長 服部安蔵


☆温泉分析書の見方がよくわからない方はわかりやすく解説してみましたので、下をクリックして下さい。

温泉分析書の見方へ

温泉めぐりのススメへ戻る
ホームページへ戻る
ジャストネットのトップへ

*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね!  gauss@ma2.justnet.ne.jp

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください