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埼玉県の現存最古の温泉、百穴温泉「春奈」 | 2002年12月オープンの行田天然温泉「古代蓮物語」 |
☆埼玉県の温泉の歴史
埼玉県の 温泉法 に基づく天然温泉の第1号は、秩父七湯(新木の湯・大指の湯・鳩の湯・柴原の湯・鹿の湯・千鹿谷の湯・梁場の湯)の一つ梁場の湯で、1962年(昭和37)に温泉分析され、源泉名は「虚空蔵の湯」で、源泉16.2℃で自然湧出していたそうです。所在地は秩父郡吉田町太田部字梁場295で、1966年(昭和41)1月県より温泉利用許可を受けましたが、下久保ダム建設による水没のため1969年(昭和44)に廃止届けがなされています。それ以前にも、草加市の石油会社が掘削した井戸2本が1962年に温泉分析されているそうですが、利用されないまま埋め戻されているそうです。従って、実際に利用された埼玉県の温泉第1号は、梁場鉱泉「虚空蔵の湯」ということになります。しかし、現存する温泉の県内最古は、 百穴温泉「春奈」 (吉見町)で、1969年(昭和44)7月28日に既存の旅館に掘削した温泉を入れて、第2号として県知事より利用許可されました。その後、百穴温泉だけの期間が続きましたが、1988年に中津川温泉(大滝村)、1989年に秩父温泉(皆野町)、両神温泉薬師の湯(両神村)、1990年に都幾川温泉(都幾川村)が掘削されるなどして徐々に温泉が増えていきました。それでも、1990年時点での利用源泉数は、4ヶ所にすぎませんでした。その後、“ふるさと創世事業”による地方自治体の温泉掘削をきっかけに、新しい温泉が次々に掘られていきました。このため、温泉法上の天然温泉で源泉が県内にあるものは、4年前の1997年9月時点では、17ヶ所にまで急増したのです。しかし、その後の温泉ブームによってさらに掘削が増え、2001年6月現在では36ヶ所(入浴施設建設中や温泉スタンドのみも含め)の源泉を数えるまでに至っています。4年前より倍増以上の19ヶ所の源泉が増えたことになります。それからもさらに増加して、2002年8月現在では48ヶ所(入浴施設建設中や利用計画未定、温泉スタンドのみも含め)の源泉数に至っています。驚異的な増加で、いろいろな温泉が出来ましたので、県内在住の方はもちろん、近県の方も 一度入浴されることをお奨めします。──→ 埼玉県の源泉総覧
<埼玉県の温泉年表> | ||
1962年(昭和37) | 秩父七湯の一つ、梁場鉱泉「虚空蔵の湯」が温泉として認められる。 | |
1966年(昭和41) | 1月 | 梁場鉱泉「虚空蔵の湯」(吉田町)が、県知事より温泉利用許可され、県内温泉第1号となる。 |
1968年(昭和43) | 8月 | 1日に「春奈旅館」(吉見町)で掘削された泉水が、 百穴温泉 として温泉と認められる。 |
1969年(昭和44) | 7月 | 28日に 百穴温泉「春奈旅館」 (吉見町)で、県知事より温泉利用許可され、県内温泉第2号となる。 |
梁場鉱泉「虚空蔵の湯」(吉田町)が、下久保ダム建設による水没のため、利用廃止届が出される。 | ||
1975年(昭和50) | 12月 | 両神温泉鶴の湯(両神村)を利用して国民宿舎「両神荘」がオープンする。 |
1988年(昭和63) | 7月 | 中津川村キャンプ場(大滝村)に、中津川温泉がオープンする。 |
12月 | かすかべ湯元温泉(春日部市)の掘削に成功し、温泉として認められる。 | |
1989年(平成元) | 5月 | 秩父温泉(皆野町)の掘削に成功し、温泉として認められる。 |
7月 | 両神温泉薬師の湯(両神村)の掘削に成功し、温泉として認められ、国民宿舎「両神荘」へ引湯される。 | |
1990年(平成2) | 8月 | 都幾川温泉 (都幾川村)の掘削に成功し、温泉として認められる。 |
1991年(平成3) | 7月 | 玉川スプリングス温泉(玉川村)の掘削に成功し、温泉として認められる。 |
8月 | 両神温泉「薬師の湯」 (両神村)がオープンする。 | |
11月 | 都幾川温泉「湯元館」 (都幾川村)がオープンする。 | |
1993年(平成5) | 6月 | 下津谷木温泉(小鹿野町)の掘削に成功し、温泉として認められる。 |
1994年(平成6) | 1月 | 名栗温泉 (名栗村)の掘削に成功し、温泉として認められる。 |
秩父湯元武甲温泉(横瀬町)の掘削に成功し、温泉として認められる。 | ||
7月 | 下津谷木温泉「クアパレスおがの」 (小鹿野町)がオープンする。 | |
10月 | 名栗温泉「さわらびの湯」 (名栗村)がオープンする。 | |
11月 | 大滝温泉「遊湯館」 (大滝村)がオープンする。 | |
玉川スプリングス温泉「玉川温泉保養所」 (玉川村)がオープンする。 | ||
1995年(平成7) | 5月 | 秩父湯元武甲温泉 (横瀬町)がオープンする。 |
新座温泉「彩泉楼」 (新座市)がオープンする。 | ||
1996年(平成8) | 4月 | 越谷天然温泉「ゆの華」 (越谷市)がオープンする。 |
5月 | かすかべ湯元温泉(春日部市)がオープンする。 | |
6月 | 大竜寺源泉(小鹿野町)が、温泉として認められる。 | |
7月 | 「ホテル・ヘリテイジ」(江南町)に併設して、 四季の湯温泉 がオープンする。 | |
野火止温泉「バーデホフ・クベレ」(新座市)がオープンする。 | ||
12月 | こだま温泉(児玉町)が掘削され、温泉として認められる。 | |
1997年(平成9) | 1月 | 秩父温泉「水と緑のふれあい館」(皆野町)がオープンする。 |
3月 | 新座温泉「彩泉楼」 (新座市)が増築され、新装オープンする。 | |
5月 | 秩父温泉「満願の湯」 (皆野町)がオープンする。 | |
9月 | 吉川温泉 (吉川市)が掘削され、温泉として認められる。 | |
10月 | 赤谷温泉「小鹿荘」 (小鹿野町)に大竜寺源泉が引湯され、利用が許可される。 | |
12月 | 北本天然温泉「湯あそびひろば楽市楽湯」 (北本市)オープンする。 | |
1998年(平成10) | 4月 | 玉川スプリングス温泉「玉川スプリングスカントリークラブハウス」(玉川村)でも一般客入浴可能となる。 |
6月 | 越谷湯元温泉(越谷市)が掘削され、温泉として認められる。 | |
9月 | 神川温泉 (神川町)が温泉として認められる。 | |
11月 | こだま温泉「ファミリープラザ」 (児玉町)がオープンする。 | |
東鷲宮百観音温泉 (鷲宮町)が掘削され、温泉として認められる。 | ||
1999年(平成11) | 2月 | 吉川温泉「エメラルド・マリン」 (吉川市)がオープンする。 |
3月 | 金山温泉(寄居町)が掘削され、温泉として認められる。 | |
5月 | 嵐山渓谷温泉 (嵐山町)が掘削され、温泉として認められる。 | |
6月 | 玉川スプリングス温泉「玉川温泉保養所」(玉川村)の増築完成。 | |
7月 | 東鷲宮百観音温泉 (鷲宮町)が仮オープンする。 | |
秩父温泉「満願の湯」(皆野町)に男女別露天風呂が開設される。 | ||
11月 | 「ホテルあかひら」(両神村)に赤平川温泉が開湯する。 | |
12月 | 「かんぽの宿寄居」 (寄居町)に金山温泉が開湯する。 | |
2000年(平成12) | 1月 | 大竜寺源泉を引湯して、羽黒山温床温泉(小鹿野町)がオープンする。 |
白岡天然温泉八幡の湯 (白岡町)が掘削され、温泉として認められる。 | ||
2月 | 四季彩乃湯 (両神村)が温泉として認められる。 | |
4月 | 「ナチュラルファームシティ農園ホテル」 (秩父市)に四季彩乃湯を引湯して、男女別露天風呂オープン。 | |
6月 | 白岡天然温泉「八幡の湯」 (白岡町)がオープンする。 | |
7月 | 秩父川端温泉 梵の湯源泉(1号井戸) と 凡の湯源泉(2号井戸) が掘削され、温泉として認められる。 | |
9月 | さいたま新都心に、さくらそう温泉「ラフレさいたま」(さいたま市)がオープンする。 | |
11月 | 「健康センター平成楼」 (嵐山町)が嵐山渓谷温泉として利用許可される。 | |
2001年(平成13) | 1月 | 下津谷木温泉「クアパレスおがの」 (小鹿野町)に男女別露天風呂が開設される。 |
都幾の湯(都幾川村)の温泉スタンドが新設される。 | ||
3月 | 神流川温泉 (神川町)が温泉として認められる。 | |
「スプラッシュガーデン秩父」 (秩父市)の露天風呂「凡の湯」が秩父川端温泉として利用許可される。 | ||
金山温泉「かんぽの宿寄居」 (寄居町)に男女別露天風呂が開設される。 | ||
8月 | 神流川温泉「白寿の湯」 (神川町)がオープンする。 | |
9月 | 神川温泉「アカシアの湯」 (神川町)がオープンする。 | |
2002年(平成14) | 2月 | 東鷲宮百観音温泉 (鷲宮町)が本格的施設でオープンする。 |
4月 | 「湯の森所沢」 (所沢市)が湯の森温泉として利用許可される。 | |
10月 | サイボク自然温泉(日高市)の温泉スタンドが新設される。 | |
都幾川温泉「湯元館」 (都幾川村)の経営者が代わり、「とき川」として改装オープンする。 | ||
12月 | 行田天然温泉「古代蓮物語」 (行田市)がオープンする。 | |
小川湯元天然温泉(小川町)が掘削され、温泉として認められる。 |
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