このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<岬と灯台写真館>

大越鼻と灯台(東京都)

2001年2月3日午前に八丈島の大越鼻(東京都八丈町)で撮った写真です。


 木曜日の夜、急に思い立って、日曜日まで、3泊4日(船中泊1)で伊豆七島の最南端八丈島へ行って来ることにしました。行きは、東京の竹芝桟橋から東海汽船に乗り、荒波に10時間もまれて、朝9時にようやく八丈島の底戸港へ上陸しました。初日は、泊まることにした民宿「樹海荘」に荷物を置き、車を借りて、島の南半分を巡りました。そして、2日目は、北半分を巡ることにしたのです。島の北端にある大越鼻(おおごしはな)からは、太平洋や八丈小島が望め、すばらしい景観です。近くのアロエ園から見た大越鼻灯台は、南国ムードが漂っていました。しばし、その景観を堪能していました。

☆大越鼻灯台地図
大越鼻灯台 (2001年2月3日撮影)
大越鼻灯台の概要
番号 3219 [F6279.6]
位置 北緯 33度09分02秒 
東経 139度45分02秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 群閃白光 毎13秒を隔て7秒間に2閃光
光度 200万カンデラ
光達距離 24海里(約44km) 
明弧 24度から258度まで
灯塔高 14.8m(地上〜塔頂)
標高 99.2m(平均海面〜灯火)
初点灯 1961年(昭和36)4月15日
所在地東京都八丈町
<特徴>
 大越鼻灯台は、東京都に属する伊豆七島の最南端八丈島にあり、その北端大越鼻に位置する白亜の灯台です。周辺は、富士箱根伊豆国立公園 に含まれ、太平洋から八丈小島を眺められる景勝地です。

<歴史>
 この灯台は、1961年(昭和36)4月15日に 初点灯 しました。八丈島は戦後、鰹・マグロ遠洋漁業の前進基地及び避難地として役割が高まり、その航海の安全確保の上からも灯台の設置が求められていたのです。

<現況>
 白色塔形(円形)のコンクリート造りで、 灯塔高 (地上から塔頂まで)は14.8m、 標高 (平均海面から灯火まで)は99.2mで、 光達距離 は24海里(約44km)です。近くにあるアロエ園から望むと南国ムードの漂う灯台なのです。残念ながら一般公開はされていませんが、年に1、2回内部が特別公開されることがあるそうです。

☆大越鼻から八丈小島を望む

大越鼻から八丈小島を望む

 大越鼻から左手洋上に八丈小島が浮かんでいるのが見えます。標高618mの太平山を中心に、均整の取れた稜線が左右に広がり、とても美しく見えます。今は、無人島ですが、1969年(昭和44)までは、人が住んでいて、離島するときに島に残したヤギが野生化し、島の植物を食い荒らしたため、現在のような禿げ山になってしまったとか...。


☆大越鼻周辺の海

大越鼻周辺の海

 大越鼻は、八丈富士の裾野に辺り、噴火によって流れ出した溶岩が海に流れ込む時に固まって、荒々しい岩場を周囲に形成しています。それらの岩礁は、絶好の釣り場ともなっているそうです。


☆アロエ園

大越鼻のアロエ園

 大越鼻灯台の背後には、アロエ園がありましたが、この時期赤い花が一面に咲いていて、それはみごとでした。ここは、12,000m2の広さがあり、20万株ものキダチアロエが栽培されていて、12月中頃から冬の間、まるで赤い絨毯を敷いたような光景となるのです。その背後に見る大越灯台や八丈小島は南国ムードに満ちています。天気の良い時には、ここから御蔵島や三宅島も望めるそうです。


岬と灯台写真館へ戻る
旅の写真館へ戻る
ホームページへ戻る

*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね!  gauss@js3.so-net.ne.jp

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください