このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<岬と灯台写真館>

地蔵崎と関埼灯台(大分県)

2000年2月14日午後に佐賀関半島地蔵崎(大分県)で撮った写真です。


 3泊4日で、中九州を巡る旅に出て、最終日に佐賀関半島へとやってきました。まず、佐賀関漁港の近くで、関サバ定食を食べ、先端の地蔵崎へと車を回しました。周辺の海はとてもきれいで、海鳥も飛び交っています。所々で、車を停めて、写真を撮りながら、灯台の見えるところまでやってきました。バックに高島を望めるすばらしい景観で、ここでも何度もシャッターを切りました。

☆関埼灯台地図
関埼灯台 (2000年2月14日撮影)
関埼灯台の概要
番号 4979 [F4946]
位置 北緯 33度16分00秒 
東経 131度54分08秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) 鉄造
レンズ 第4等フレネル式
灯質 等明暗白光 明4秒暗4秒
光度 1万8千カンデラ(実効光度)
光達距離 15.5海里(約29km) 
明弧 94度から0度まで
灯塔高 11m(地上〜塔頂)
標高 69.4m(平均海面〜灯火)
初点灯 1901年(明治34)7月20日
所在地大分県北海部郡佐賀関町関崎
<特徴>
 関埼灯台は、佐賀関半島の突端にある地蔵崎の先端に立つ、白亜の 中型灯台 で、豊予海峡を隔てて、四国の 佐田岬灯台 と対峙しています。周辺は、日豊海岸国定公園に指定され、海岸美の美しい景勝地です。

<歴史>
 この灯台は、1901年(明治34)7月20日に設置、 初点灯 されました。明治時代に造られた 鉄造灯台 で、現存する貴重なものです。

<現況>
  灯塔高 (地上から塔頂まで)11m、 標高 (平均海面〜灯火)69.4mで、第4等 フレネル式レンズ を使い、 光度 は1万8千カンデラ(実効光度)で、 光達距離 は15.5海里(約29km)です。残念ながら、内部は一般公開されていないので、通常は外観のみの見学となります。

☆関崎海星館

関崎海星館

 佐賀関半島の突端地蔵崎(関崎)の高台に「関崎海星館」という施設があります。ここは、口径60cmのニュートン・カセグレン式反射望遠鏡や、10cm屈折太陽望遠鏡を備えた天体観測施設で、天体に関する展示もあります。また、レストランも併設されているので、立ち寄って食事休憩することも出来ます。


☆地蔵崎周辺の海

ビシャゴ浦の姉妹岩と高島高島の遠望

 ビシャゴ浦の姉妹岩は、昔、神武天皇東遷の際、かつて伊弉諾尊が佐賀関の関崎沖で神剣を失い、大蛸が守っていたのを、命をかけて取り返して助けた、この地の海女、黒砂(いさご)・真砂(まさご)姉妹を祭っているそうです。ここから上る初日の出が有名です。近くには、「日本の渚百選」に選ばれた黒ケ浜海岸があります。


☆佐賀関の鳥たち

佐賀関の鳥たち

 佐賀関半島の先端、地蔵崎(関崎)へ至る海岸線の道を走っていたら、いろいろな鳥が飛び交っていたので、カメラに収めました。


☆佐賀関の精錬所

佐賀関の精錬所

 佐賀関と言えば、以前から銅の精錬所がある町という印象が強いのですが、それを象徴するように2本の高い煙突が目に止まります。日鉱金属精錬所のもので、1本は赤と白のまだら模様の新しいものですが、もう1本は、1916年(大正5)に建造されたもので、高さが170mほどあるとのことです。


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