このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<岬と灯台写真館>

田皆岬とヤクニヤ埼灯台(鹿児島県)

1998年1月12日午前に沖永良部島の田皆岬(鹿児島県)で撮った写真です。


 奄美諸島を巡る6泊7日の旅に出て、まず夕方、羽田空港から那覇空港へ直行しました。そして、翌朝船で与論島に渡って泊まり、さらに次の日の午後に、船で沖永良部島和泊港へと渡ってきたのです。その日は、西郷隆盛謫居跡などを見ただけで、民宿「はまゆう荘」に入りました。翌朝は、朝からレンタカーを借り島一周に出かけたのです。時計回りに海岸線を巡って、少し内陸に入って昇竜洞を探索しました。その周辺を散策後、再び海岸線に復して、田皆岬(たみなみさき)へとやってきたのです。青い海と白亜のヤクニヤ埼灯台が、印象に残りました。

☆ヤクニヤ埼灯台地図
ヤクニヤ埼灯台 (1998年1月12日撮影)
ヤクニヤ埼灯台の概要
番号 6968
位置 北緯 27度23分59秒 
東経 128度32分21秒
塗色 白色  
構造 塔形(円形) コンクリート造
灯質 群閃白光 毎7秒に2閃光
光度 1万5千カンデラ
光達距離 13海里(約24km) 
灯塔高 18m(地上〜塔頂)
標高 72m(平均海面〜灯火)
初点灯 1974年(昭和49)3月
所在地鹿児島県大島郡知名町
<特徴>
 ヤクニヤ埼灯台は、沖永良部島のの北西端の田皆岬突端に立つ、白亜の灯台です。周辺は、奄美群島国定公園に指定され、高さ40mもの断崖絶壁が続き、奄美十景の一つに数えられるほどすばらしい景観を誇っています。

<歴史>
 この灯台は、1974年(昭和49)3月に設置、 初点灯 された白色塔形(円形)コンクリート造りです。

<現況>
  灯塔高 は18m(地上から塔頂まで)、 標高 (平均海面から灯火まで)72mで、 光度 1万5千カンデラ、 光達距離 18海里(約24km) です。残念ながら、一般公開されていないので、通常は外観を望むだけです。

☆田皆岬と海

田皆岬の碑田皆岬沖のきれいな海と空

 沖永良部島の北西端で、東シナ海に突きだした田皆岬は、珊瑚礁が隆起してできたもので、高さ40mほどの海蝕崖が続いています。一帯はカルスト地形を形成し、トラバーチン(多孔質の無機質石灰岩)が産出されて、国会議事堂や皇居の玄関にも使用されたそうです。地元では、矢護仁屋(ヤグニヤ)岬とも呼ばれ、奄美十景にも数えられる景勝地なのです。この断崖上から見るエメラルドグリーンの海は素晴らしいのです。


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