このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鉄道ニュース8月号





●JR四国ダイヤ改正続報(8/1)

JR四国は10月1日のダイヤ改正にあわせ、予讃線の特急「しおかぜ」「いしづち」「宇和海」の一部列車をアンパンマン列車として運転する。同線で運転されるアンパンマン列車は2000系11両で、1両ごとに違うカラーとイラストをデザインする。また土讃線で現在運転しているアンパンマン列車もデザインを一新予定。

●上越新幹線本庄新駅が着工、2004年春開業目指す(8/6)

上越新幹線大宮〜熊谷間に建設される本庄駅の起工式が8月1日に行われた。本庄駅は大宮駅から57.7km地点の本庄市北堀地区に設置され、12両編成の列車が停車できる相対式ホーム2面と副本線2線が設けられる。開業時の利用者は1日7400人を見込む。完成は、2004年春の開業を目指す。

●JR西日本、アーバンネットワークにおける新快速体質改善へ(8/6)

JR西日本は、10月1日のダイヤ改正により、琵琶湖線では10〜16時の草津発着の新快速15本を野洲駅まで延長。これにより野洲駅での接続が改善され、京都〜安土・南彦根間などの所要時間が5〜6分短縮される。また奈良線では朝夕のラッシュ時を中心に東福寺駅に快速と区間快速をあわせて19本停車させる。

●JR九州筑豊・篠栗線の新ダイヤ発表、快速毎時2本体制に(8/6)

JR九州は10月6日に電化開業する筑豊・篠栗線のダイヤ概要を発表した。電化によるスピードアップのほか列車の増発、特急の新設などを実施する。 博多〜直方間では快速列車を現行の26本から49本と大幅に増強、1時間あたり2本の運転となる。直方〜小倉間でも快速列車を15本から22本に増発。所要時間は全体で数分から10分程度短縮され、博多〜直方間では快速列車が1分短縮の59分、普通列車が12分短縮の69分で運転される。新型電車「817系」は19編成38両が同線に投入される。博多〜直方間の通勤特急「かいおう」は朝ラッシュ時と夜間にそれぞれ1本運転される。ダイヤは「かいおう1号」が直方7:13→博多8:00、「かいおう2号」は博多20:30→直方21:18。車両は有明使用の787系4両編成が使われる。

●JR九州新型車両817系の試乗会実施へ(8/6)

JR九州は10月6日に電化開業する篠栗・筑豊線用の新型通勤型電車「817系」の試乗会を9月に実施すると発表した。試乗会はA〜Hの8コースを設定し、A・Bが9月2日、C・Bが9日、Eが15日、F・Gが16日、Hが22日に実施される。試乗ルートはA〜Dコースが博多発桂川折り返し、Eコースが飯塚発直方折り返し、F・Gコースが黒崎発直方折り返し、Hコースが直方発桂川折り返しで、いずれのコースも120〜180人を募集。おおむね10〜14時台に運転される。応募は往復ハガキの往信用裏面に乗車希望日と乗車希望コース、住所、氏名、電話番号を、また返信用表面に住所と氏名を記入し、北部九州地域本社営業課「817系試乗会係」(〒803−0812北九州市小倉北区室町3−2−57)に送付する。締切は8月15日(当日消印有効)。

●国土交通省、'02年度予算整備新幹線の額を減額せず(8/6)

国土交通省は、来年度予算の概算要求で整備新幹線の公共事業費を今年度と同額の750億円程度を要求するため、省内調整に入った。国債発行を30兆円以下に抑える小泉内閣の方針に基づき、財務省の概算要求基準は「公共事業費の約10%削減」が明示される方向で、整備新幹線も聖域視できない情勢だ。国土交通省は「経済効果が大きい」と整備新幹線を優先する一方、他の予算の削減幅を大きくするなどメリハリを付け、省全体の要求額を基準内に抑え込む考えだ。政府・与党の整備新幹線検討委員会は昨年、2013年完成をめどに、北陸新幹線(上越〜糸魚川、新黒部〜富山)、九州新幹線(博多—船小屋)の3区間のフル規格による新規着工を決定。また、在来線と線路幅が同じ「スーパー特急方式」で着工していた北陸新幹線の糸魚川—新黒部間と、九州新幹線の船小屋—西鹿児島間をフル規格に格上げした。このほか、長野—上越間の完工を18年から13年に前倒しした。すでに工事中の東北新幹線の盛岡—八戸間、八戸—新青森間なども含む、一連の工事を計画通り進めるには、今後も本年度と同額の750億円程度を国費から投入し続ける必要がある。しかし、財務省と経済財政諮問会議は概算要求基準で、公共事業費は9000億円程度減の「マイナスシーリング」を設定する方針だ。また、01年度予算編成で与党が配分を仕切る。制約に従えば、整備新幹線の要求額も680億円程度に減額する必要性がある。しかし、国交省は「予定通り完成を目指すほうが経済波及効果が大きい」と01年度と同額を要求を行う。

●鹿児島本線3セク化、串木野市が不参加表明(8/7)

九州新幹線の開業に伴いJRから経営分離される鹿児島本線・川内—八代間の第三セクター化問題で、串木野市の冨永市長は六日、同市議会の全員協議会で、同市は三セクに参加しない意向を表明した。冨永市長は「二十年たっても赤字が続く三セクには参加できない。県が責任を持つべきだ」と理由を述べ、市議会側もこれに同意した。鹿児島県では当初、並行在来線の沿線十一市町に対し、今月十日までに三セク参加の可否について回答を求めていたが「国との交渉の行方を見極める必要がある」などとして、急きょ回答期限を当面延期するとしたが、串木野市は十日にも不参加を県に回答する予定。一方、出水・阿久根・川内市市議会でも六日、特別委員会で三セク化問題が協議されたが、県への回答期限が延期されたことを理由に結論は出なかった。

●JR西日本広島支社のイベント列車「フェスタ」廃止へ(8/23)

魚のがま口を開ける列車として親しまれたJR西日本広島支社のフェスタ号が10月27日と11月3、11日に小郡—広島間を走って引退、廃車になる。同車は、北海道を除く全国各地を走破した。廃止・引退の原因は、運賃がグリーン車扱いで稼働率が低かったことである。ラストランは下りが午前7時47分広島発、上りは午後5時20分小郡発。片道3830円で個人利用可。

●JR西日本、東京ディズニーリゾートと大阪USJを結ぶ豪華寝台列車運転へ(8/27)

JR西日本では11月の週末、東京ディズニーリゾートとユニバーサル・スタジオ・ジャパン間を往復する寝台特急「夢物語号」(上野〜大阪間、11両編成)を走らせることを決定した。フランス料理などのレストランやラウンジ、スイートルームなどのある豪華列車。運賃・寝台特急代は片道1人4万7290〜1万9950円になっている。

●JR東日本、特急「とき」再びリバイバル運転決定(8/27)

JR東日本は上野〜新潟間で在来線特急「とき」の復活運転を10月13・14日に実施する。ダイヤは10月13日は上野8:00→新潟13:36、10月14日:新潟9:30→上野15:38。9両編成で運転する。特急「とき」は1997年に一度リバイバル運転されている。運転時間などの詳細についてはJR時刻表9月号に掲載されております。

●JR西日本、特急「思い出のあさま号」再びリバイバル運転へ(8/27)

JR東日本は1997年10月の長野新幹線開業に伴い新幹線の名前になり惜しまれながら廃止された特急「あさま」を9月30日に、上野〜横川間でリバイバル運転を行うことを決定した。車両は189系で全車指定席。定員は380人としていることから、長野運転所の189系6両編成が使用されるものと思われる。ダイヤは上野8:00→横川10:38で片道のみの運転。当日は上野駅16番線ホームで7時45分ごろから出発セレモニーが行われる。これに合わせて「あさま」の運転を記念したイオカードも9月7日から30日にかけて数種類発売される予定。あさまは昨年年末に高崎〜横川まで1度1往復だけリバイバル運転されている。時刻の方はJR時刻表9月号に掲載されております。

●JR四国、秋の臨時列車概要決まる(8/28)

JR四国は秋の臨時列車の運転計画概要を発表した。10・11月にのべ178本の臨時列車を運転する。トロッコ列車としては予土線で「清流しまんと号」を、土讃線阿波池田〜大歩危間で「おおぼけトロッコ号」をのべ36本運転。また夜行快速列車の「ムーンライト高知」(京都〜高知)「ムーンライト松山」(京都〜松山)は10月5〜8日と11月22〜25日にかけてのべ14〜16本運転する。

●JR西日本、秋の臨時列車概要決まる(8/28)

JR西日本は秋の臨時列車の運転概要を発表した。今年は合わせて778本の臨時列車を運転する。新幹線では「ひかりレールスター」を3連休と週末を中心に増発し、定期列車も含め1日最大51本運転する。またレールスター以外の臨時「ひかり」は運転時間の見直しを行いスピードアップする。北陸関係では「サンダーバード」や「はくたか」を3連休と週末を中心に増発するほか、大阪〜新潟間直通の臨時特急「雷鳥90・91号」を秋季期間中にのべ12本運転する。京阪神地区から高山本線、中央本線方面へは特急「ひだ84・85号」を大阪〜高山間で土休日を中心に運転するほか、大阪〜信濃森上間では「くろしお」381系6両を使用した急行「くろよん」を運転する。

●JR東海、秋の臨時列車概要決まる(8/28)

JR東海は、秋の臨時列車概要を発表した。期間中に新幹線で962本、在来線で676本運転する。東海道新幹線では連休や週末を中心に臨時「のぞみ」をのべ276本運転するほか、東京〜博多間直通の臨時「ひかり」をのべ100本運転する。東海道本線では東京〜広島・下関方面に寝台特急「サンライズゆめ」を運転。また東海道本線の浜松駅と御殿場線の御殿場駅を結ぶ臨時特急「ごてんば」をのべ6往復運転する。高山本線や中央本線、紀勢本線では特急「ワイドビューひだ」や「しなの」「ワイドビュー南紀」を増発。また10月13・14日は鈴鹿F1グランプリにあわせ臨時特急「鈴鹿F1号」などを運転する。

●JR東海、10月1日ダイヤ改正情報(8/28)

JR東海は、10月1日の在来線のダイヤ改正の概要を発表した。東海道本線では朝の通勤ラッシュ時に豊橋から名古屋方面への特別快速を2本増発。また特別快速の一部が土休日に豊橋〜名古屋間で45分の運転となるほか、平日の特別快速や新快速も一部が46分で運転し、数分程度スピードアップされる。夜間の大垣、関ヶ原方面へのホームライナーは名古屋発18時台からほぼ1時間間隔で運転される。高山本線ではデータイムに岐阜〜美濃太田間の普通列車を1往復増発し、30分間隔運転の時間帯を拡大する。

●JR西日本、10月1日ダイヤ改正情報(8/28)

JR西日本は10月1日から福井〜金沢間で通勤特急「おはようエクスプレス」の運転を始める。ダイヤは福井7:00→金沢7:48で、途中芦原温泉、大聖寺、加賀温泉、小松の各駅に停車。土休日を除く毎日運転する。車両はサンダーバード型車両3両編成を使用する


鉄道ニュース5月号へ

鉄道ニュース6月号へ

鉄道ニュース7月号へ

戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください