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2007年

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取材地域は、主として群馬県の前橋市です。
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クリーン・キャンペーン景観まちづくり

クリーン・キャンペーン<19.10.20記>

 コスモ石油と全国FM放送協議会(JFN)加盟38局が連繋している活動がある。地球環境の保護と保全を全世界に呼びかけているもので、「アースコンシャス地球を愛し、感じる心〜」をテーマにしている。

 その一環として、全国の山、川、海、湖、公園を舞台に、自然と親しみながら清掃活動を行う「クリーン・キャンペーン」を実施している。

 群馬県では、”FMぐんま”の主催で赤城山南面の中腹にある嶺公園で行なわれた。参加者の多くは、小学生を中心としたファミリーである。爽やかな秋晴れの下、FMぐんまの男女アナウンサーの司会によって進行され、植樹とごみ拾いのあと、ご褒美に近くの農園でりんご狩りが行なわれた。


作業の説明

植樹

ごみ拾い

リンゴ狩り

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景観まちづくり<19.2.7記>

 群馬県庁前の群馬会館で、「景観まちづくり講演会」が催された。簡単にいえば、衰退した生活空間の活性化である。

 都市部では、郊外ショッピング街が急速に発展して、中心部が軒並みシャッターを降ろしている。空洞化どころか、ひどいところはゴーストタウンの様相を呈してしまう。山間部においては、若者が土地を離れ、いまやジイバアが山村を守っているのが当たり前になってしまった。観光地も、ひところの外国人の姿が見られなくなって久しい。たぶん全国的な傾向であろう。

 我が群馬県も、例外ではない。どの市町村も疲弊して、町おこし村おこしの言葉は死語に近い。しかし住民も行政も無策だったわけではない。あの手この手を尽くし、なんとか報道機関で取り上げてくれるよう努力はしている。しかし明日には忘れ去られて印象に残らないのである。

 何とか打開策はないものか・・・、そんな中、群馬県と群馬県景観形成連絡協議会が開催したのが今日の講演会。三人の講師がプロジェクターで説明する映像を食い入るように見ている。そこからヒントを得ようとする、各地商工関係のリーダー達であった。とりわけ、実際に取り組んでいる事例報告には、講演が終わった後も、切実な質問が集中した。

  1. 「今、なぜ景観なのか」〜ぐんまの景観診断〜
    宮脇勝氏(千葉大学工学部都市環境システム学科助教授)

     イタリアの景観取り組みについて解説。建物のみならず、耕作地域と背景の山岳まで、広域の景観が大切であることを強調した。群馬県においては、六合村の重要伝統的建造物群保存地区指定を推進。板倉町の水郷景観保存管理計画の策定委員でもある。

  1. 「観光による地域活性化」〜会津若松のまちなか観光に学ぶ〜
    澁川惠男氏(福島県会津若松商工会議所副会頭)

     空洞化した商店街を活性化した事例。統一感のある古い街並みイメージを安い費用で再生する手法を紹介。

  2. 「赤岩地区の重要伝統的建造物群保存地区の取り組みについて」
    山本伸一氏(群馬県六合村教育委員会係長)

     重要伝統的建造物群保存地区に選定された経緯を報告。住民の理解を得る為には、強力な地元のリーダーが必要であること、ボランティアガイドの養成により、住民自らの意識を向上させる側面が必要であることを強調した。

<リンク>

1. 千葉大学宮脇研究室
2. 七日町通りまちなみ協議会
3. 赤岩重要伝統的建造物群

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