このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
取材地域は、主として群馬県の前橋市です。 |
薗原ダムは群馬県沼田市大利根町の片品川にある。堰堤まつりの実施主体は、老神(おいがみ)温泉観光協会と老神温泉旅館組合が中心となり、多くの後援団体や協力団体によって開催された。 「堰堤まつり」は、堰堤マルシェと称するテント張りの売店が天端に設けられ、地場産の食べ物や加工品を販売した。人気はダムカレーである。
イベントのクライマックスは、点検放流の見学にある。堤頂のクレストラジアルゲートと呼ばれる4門のゲートから豪快に流れ落ちる真っ白の滝を眺めることにある。13時から15に予定されている。
放流前の準備として、放水時の水勢を弱める為に減勢池に水を張る。左の写真がそれで、白く拡散して噴出しているのは、ハウエルバンガーバルブ放流と呼ばれるものである。轟音とともに噴出するさまは壮観である。.
13時、放水開始。ほぼ10分間隔でクレストラジアルゲートが1門づつ開けられて行く。最初は濁った水だが、直ぐに大量の綺麗な水に変る。落下する水がスキージャンプに似ているので、ずばり、「スキージャンプ台式減勢工」と呼ばれる構造をしている。 先ず3のゲートから放流開始。
2のゲート放流、10分後に4のゲート放流。
最終的に1のゲートから放流開始したが、まだ水量は少ない。
最終的に全門揃い踏みとなって、放流は15時まで続く。
4門完全放流を右岸の、薗原ダム管理支所の駐車場展望台から眺める。右の写真はダムの1km程上流の風景で吊橋も見える。
薗原湖堰堤まつりは今回が初めてである。準備万端の意気込みは感じられたが、大勢の観客を裁くのに若干もたつきが感じられた。ビュースポットで、カメラマンが場所を取り合うことについては一工夫欲しい。 前橋市の中心街にあった日赤病院が老朽化し、かつ、車の混雑とヘリポートの充実を計るために、郊外の田園地帯に新病院が建設された。開院は6月1日であるが、今日はその内覧会。市民のみならず、周辺の高崎・玉村など、見学者の車が四方八方から押寄せて長蛇の列ができた。 外観はシンプルであるが、内装はアート・イン・ホスピタルをコンセプトとして、落ち着いた雰囲気を醸し出している。 見学通路の最初に見たのは高度救命救急センター(ER=Emergency Room)の高規格基準救急車のTri-Heart(トライハート)である。札幌ボデー工業の製造による。なぜ札幌かというと、同社と札幌市消防局が共同開発し、現在に至っている。Tri-Heartとは人命救助に当たって最も重要な「愛」「信頼」「誠実」の三つの心を表している。東日本大震災でも活躍した。
僕らが漸く駐車場にたどり着いて、今度は建物に入る行列に並んでも、後から来る車がまだ続いており、駐車スペースに誘導されていた。
漸く入館しても今度は院内の渋滞でなかなか先へ進めない。1階の入口に洋ランの祝い花が飾られている。そこを通過すると講堂である。さらに進むと縦長のステンドグラスが嵌め込まれている通路に沿って外来ブロックがある。
このステンドグラスは、前述の「アート・イン・ホスピタル」の精神に基づき、随所に配置されている。4人のアーティストが制作した。 1階には採血採尿・生理機能検査・放射線診断・アイソトープ検査・内視鏡センター・放射線治療センターなどの室がある。最新の「サイバーナイフ」という癌の放射線治療装置が導入されている。
1階から6階までエレベーターで一気に上がる。病室・食堂・デイルームと地上ヘリポートが見える。 奇妙に思ったのは部屋の値段である。一般部屋に対しての差額が一般個室B4,860円・一般個室A5,400円・特別室111,880円・特々室21,600円と高くなる。まだ入院の体験がない僕からすると吃驚仰天である。あ〜重病はできないな〜。
特々室から見た景色はこんな感じ。敷地の向こうが田園地帯、背景には上毛三山が望める。今日は赤城山が綺麗に見える。長い裾野は左に延びて子持山、小野子山と続く。
西側には榛名山・浅間山・妙義山が連なる。屋外に見えるのはヘリポート。
フロアには病院のジオラマがケースに収められて置かれている。男性はこれに興味を示している。
女性は病室の使い勝手などに興味があるようだ。
以上のほかに4階には、こどもセンター・プレイルーム・中央リハビリ室、3階には家族ラウンジ・ICU手術センター・手術のための準備支援センターがあるが、写真は割愛する。 見終わって11時30分。見学時間は混雑していたので、正味1時間ほどだった。 病院の全景写真は後日(5月14日)に撮影した。手前は黄色く実った大麦畠。背景は赤城山。
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