このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

                 Nゲージの世界へようこそ


近畿日本鉄道株式会社
  
近鉄8000系通勤電車(新塗装)         

近鉄8800系通勤電車(旧塗装)         
8800系は、奈良線用として昭和56年に登場しました。界磁チョッパ制御と回生ブレーキを装備しています。新車製造当時は、スカーレット・レッド色の単色ですが、現在は、アイボリーとスカレット・レッド色の新塗装になっています。模型はエンドウお得意のブラス製品で、その艶のある塗装はプラ製品にはない味わいをだしています。

近鉄10000系 初代ビスタカー                
日本最大の営業キロ数を誇る近畿日本鉄道の特急用車両で、2階建車両を採用した日本初の特急用電車です。近鉄特急の代名詞的存在「ビスタカー」の初代(旧ビスタカー)車輌として名古屋 - 大阪間に1958年(昭和33年)7月11日より営業運転を開始しました。当時近鉄では、1952年(昭和27年)ごろからロマンスシートなどを採用した新時代かつ会社の看板となる新型特急用車両について構想が立てられていましたが、競合する名古屋〜大阪間では、国鉄が新型特急・急行車輌の投入を噂され、近鉄としては危機感を強めていました。この為、近鉄側としても対抗手段の必要性に迫られ、国鉄特急電車を上回る客室設備を備えた画期的な新型特急電車として誕生しました。2階建構造の実証試験を行うための試作車という事情から、わずかに7両1編成しか近畿車輛で製造されませんでした。しかしながら10000系は、以後の日本の高速電車、特に国鉄や他の私鉄各社における優等列車用車両の開発にも多大な影響を及ぼすことになる先進的な設計コンセプトを提示しすると共に最新かつ先鋭的な装置・設備を満載していました。近鉄では、翌1959年(昭和34年)の名阪直通特急の運用開始に向けて、量産車に相当する10100系(2代目ビスタカー)にその成果を反映し継承されました。1966年(昭和41年)11月12日に大阪線河内国分駅で発生した列車追突事故の際に、宇治山田寄り先頭車であったモ10007の前頭部が大破してしました。1編成しかなかった為、急遽「ブルドッグ」とあだ名された特徴的な流線型前頭部を撤去し、当時新造中の18200系に準じた仕様の特急標識や密着式連結器を備える、貫通扉付き前頭部を新造搭載のうえで復旧されています。初代ビスタカー10000系は最終的にKM-7A集中式冷房装置の老朽化が著しかった事と、特急車輌座席予約オンラインシステムにおける座席定員数と配置が10100系と唯一異なり、座席指定のオンライン化対応が困難であった事などから、万博輸送を終えた翌年の1971年(昭和46年)5月9日のさよなら運転を最後に運用からはずれて、わずか13年で廃車されました。

近鉄10100系 新ビスタカー        
第3回ブルーリボン賞受賞

近鉄12200系『スナックカー』     
12200系は、昭和42年に製造された12000系旧スナックカーの改良型として昭和44年から製造さました。後期型はスナックコーナーを撤去し普通の座席へ変更しています。当時の近鉄特急の主力として実に総数160輌以上製造され名阪ノンストップ特急として活躍しました。完成製品としては、エンドウだけですが、他にGreenMaxからキット製品としてでています。当鉄道では、3000系ビスタカーとコンビを組んでいます。

近鉄18400系 ミニスナックカー(更新前)    
18400系は京都線・橿原線系統用として京都 - 宇治山田間の特急(京伊特急)に対応した車両で18200系の後継増備車です。1970年の日本万国博覧会(大阪万博)を目前に控えた1969年から車両限界拡大工事完了直前の1972年にかけて、モ18400 (Mc) - ク18500 (Tc) の2両固定編成・前面貫通型の特急車輌として10編成20両が製造されました。基本的なデザインや車内設備は、同時期製造の大阪・名古屋線用特急車である12200系スナックカーに準じたものとして、モ18400形にはスナックコーナーが設けられていてミニスナックカーと呼称されました。

近鉄18400系 ミニスナックカー(更新後)    

近鉄20100系『あおぞら号』修学旅行専用電車    
ビスタカー20100系はモ20100形−サ20200形−モ20300形の3両固定編成、20メートルボギー車体のオール2階建構造で、5編成15両を製造されました。 車内は2人掛けと3人掛けの固定クロスシートで、先頭車には電子発光板の速度計、ウォータークーラーを設け、中間車にトイレ(2ヵ所)を設けたほか、階下に車両用機器を集約していました。エンドウ得意のブラス製品です。実車はすでに引退していて、現在では『あおぞら二世』が配備されています。第6回ブルーリボン賞受賞

近鉄30000系『3代目ビスタカー』     
初代10000系、2代目10100系が連接構造の2階式電車だったのに対し、3代目30000系ビスタカーは 2階席をできるだけ広く確保するため、オーソドックスな4両編成のボギー車で組成されており、中間の2両を車両全長に渡って2階構造としました。このため編成はMc(運転台付電動車)—T(中間付随車)—T—Mcとなり両端の車両に2基ずつ下枠交差形パンタグラフを設けています。現在は、ビスタカーEXとして、新塗装となり活躍しています。Nゲージとしては、他にTOMIXより製品化されていますが、TOMIX製はプラ素材で車内の座席や室内灯など精密に再現されています。こちらは、ブラス製品となっており、全体の印象や車体の質感などはこちらのほうが個人的にはgoodです。第22回ブルーリボン賞受賞


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