このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

                       Nゲージの世界へようこそ


C52



C52 6
当時欧米で潮流となっていた3シリンダ機関車を研究する目的で、最
後の輸入蒸機となったC52は、当初 8200形 として大正14年にアメ
リカン・ロコモデブ社より輸入されました。輸入されたのはロコ部分だ
けでテンダーは日立製(D51と同タイプ20立方米型)を使用していま
した。輸入後技術試験を行い、後のC53へその技術は引き継がれ
ました。しかしながら配属された名古屋の運転現場では動輪直径が
1600㎜とC51よりも小さく高速運転に向かず、保守現場では日本
型弁装置とは左右が逆配置のグレスリー式弁装置が敬遠され嫌わ
れた為、幹線での使用は数年間にとどまり、昭和12年に大改造を行
い山陽本線の瀬野〜八本松間の通称セノハチと呼ばれる区間の補
機に使われました。しかしここでも保守が面倒な為継子扱いにされ四
年後には、下関の入替に使用されましたが長い間放置された後に昭
和22年に全機廃車となりました。ある意味『ブロンド版薄幸の美女』
とも言えるでしょう。製品化にあたりよくぞリリースしたものだと感心し
ます。(同社としては、なんとしてもC50〜C62まで全てラインナップ
したかったのでしょうね。実際に幻のC63までリリースしていますか
ら)製品は例の如く腰高ですが、細かい部分まで表現されており、オ
フセットした動輪の配置など良く出来ています。走行も問題なく旅客・
貨物関係なくD51・C53の牽く重量列車の補機としてお楽しみくださ
い。なお、C52-6号機はヘッドライトが補機時代の為に無くテンダー
ライトが点灯します。、

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