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使用カメラ:PENTAX Optio W60 (コンパクト・デジカメ) 10MEGAPIXELS WATERPROOF
2008.11November 
霜 月(しもづき)

  先月の尾瀬・大霜狙いは見事に外れてしまい、ストレスが蓄積していた。 尾瀬の天候予報を確認したら1日は快晴、翌日も快晴で明け方の気温は2、3度であった。急遽予定変更して夜行日帰りの撮影を決行して車を走らせた。 今夜は満天の星空で素晴らし空天だ! 零時に鳩待峠駐車場に到着し、車中で仮眠後、午前4時過ぎ真っ暗な鳩待峠をヘッドライトを点け、大霜であることを祈る気持ちで峠を下る。木道はライトの灯りでキラキラ輝き、どうやら霜は確実のようである。 大霜の期待とは裏腹に暗い山中は不気味で不安である。 余計なことばかり脳裏の中に浮かび、お化けより熊の出没が一番怖い。 熊除けベルをむやみに鳴らし早足となる。

平成20年11月2日

→ 2008.12 December

オオバンソウ

ツキヨタケ

尾瀬ケ原・白い妖精の湿原

山ノ鼻に到着する頃には黎明が近い。 いつもなら山ノ鼻で一呼吸いれるところだが、ポイントである上田代へと急ぐ。 予想していたとおり湿原には白い妖精が舞い降りていた。 5時半頃には東南東の空がオレンジ色に染まり、西南西の雲が赤く焼け始めたが朝焼けは一過性であった。 6時半過ぎ頃、昇陽の光りが中田代の湿原に斜めに切り込んでくる。上田代・上の大堀手前で意図する状況になるまで待機。今日は数年振りに霜の撮影が楽しめそうだなと心につぶやいた。   

景鶴山(群馬県・新潟県)

燧ヶ岳(福島県)

至仏山(群馬県・新潟県)

霜が融けはじめる頃、白い妖精の舞い降りた湿原は七色の宝石を散りばめたようにキラキラと煌めき、光景に思わず感動する一時である(中田代)

静寂の池堤に投影された逆さ景鶴が印象的だ(中田代)

桃色吐息のような朝焼けが、白い妖精の舞い降りた湿原の池堤に優しく投影され、印象深い静寂な光景を見せてくれた

大霜までには至らない中霜であるが、初冠雪とは違い、白い妖精が舞い降りる湿原は全てを別世界の光景に変えて楽しませてくれる

黎明を迎える緊張した一時。湿原に舞い降りた白い妖精達がどんな表情で出迎えてくれるのだろうか

西南西の空が赤く焼け始めたが、淡い桃色吐息のように池堤に投影され、霜の降りた湿原と相性は素晴らしい光景であった

ズミの赤い実と黄色い残葉が、晩秋から初冬への移ろいが印象的であった

白い妖精が舞い降りた湿原は昇陽に照らされ、美しさを増し、やがて徐々に融け始め、現実の世界へと戻りはじめる

上田代・上の大堀川周辺は一番池堤が多い場所である。撮影ポイントが豊富で1時間以上にわたり撮影を満喫した

新雪・雪化粧

平成20年11月22日

ツルウメモドキ(戸倉・共同墓地前)


周辺の樹々にはたくさんのヤドリギが寄生している

新雪のパウダースノーが樹々の細枝に樹氷のように積もり素晴らしい雪化粧を見せてくれた(戸倉・片品川)

深夜から降り続いた雪は明け方までには上がり、初々しいパウダースノーが眩しい程に雪化粧した銀世界を見せてくれた(戸倉・片品川)

片品川の川原は綿帽子を被り、樹々はパウダースノーを纏う

  尾瀬が大好きという写真仲間3人で、昨年アヤメ平に撮影入山の予定でしたが生憎の天候状況でリタイヤ。今年はリベンジでしたが、またも天候に恵まれず断念しました。 しかし、夜半に降り続いた雪は明け方には上がり、眩しい程の素晴らしい雪化粧に変貌した戸倉の景色が広がっていた。 リベンジはできなかったが思いもよらぬ光景を目の辺りにすることができ撮影に思う存分楽しむことが出来た。 パウダースノーの銀世界に包まれた風景は私たちの心を優し包んでくれた。

残秋の紅葉にパウダースノーが美しかった(竜宮旅館〜戸倉スキー場入口間)

冬模様の稜線(戸倉スキー場駐車場から望む)

降雪直後のツリーは眩しく美しい(戸倉・共同墓地横)

青空に白い雲が印象的な雪景色となった(戸倉・共同墓地横)

雪が止んだ直後、明るい曇りのため高コントラストにならず美しい風景が撮影できた(竜宮旅館〜戸倉スキー場入口間)

すっかり落葉した落葉松の枝の雪化粧が繊細で美しかった(戸倉・第2駐車場横)

群馬県利根郡片品村戸倉

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