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AR8600MK2 外観・機能編

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まず天板側のビス8本を外す。次に底板側のビス8本を外す。ビスを外す順序は天板底板どちらでもよいのだが、先に天板を外さないと底板は外れないので注意する事。無理に外そうとすると傷がつく。
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天板を外した状態、内部パネルがもう一枚入っている。ここで左右のビス6本を外す。中側の4本はオプションのNicd電池のブラケットなので外す必要はない。
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内部パネルを外すとやっとメイン基板が見える。写真の下がフロント側、上がリア側。中央より左上に面実装のトランジスタが多数見えるが、RFのフィルタ部(バンドスイッチ)と思われる。左側にセラミックフィルタが二つと内部電源回路、左下がAF部。
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セラミックフィルタと内部電源の拡大写真。AMの9KHzフィルタはBCLには若干広いと感じる。オプションの6KHzメカニカルフィルタが欲しいところだ。二つ並んでいる電源ICは左がNECのμPC2409A(9V)、右が東芝TA7805S(5V)。
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底側にも内部パネルが1枚入っており、同様にビス6本を外すとメイン基板のB面が見える。おそらく4層だろう。ソニー製のフロントエンドIC CXA1611A(ずいぶん昔に廃盤)、東芝製IF検波IC TA31136がみえる。フロント側に一列にならんでいるのは4094等のC-MOSロジックでフロント基板からのシリアル通信を受け取ってリアに並んでいる拡張カードスロットへパラレルを送っている。
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リアの拡張カードスロト基板にずらりと並んでいるICはアナログスイッチ(4051, 4052)。メイン基板にあったシフトレジスタはこれらにつながっているのだろう。接続されたカードに対してAFやシリアルの切り替えを行っているのだろうか。
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フロントパネルの制御基板にマイコンやメモリ保持用のフラッシュROMが載っている。マイコンはNECのμPD78F0058を使用しており、フラッシュメモリ版である。(AORに文句を付けたらソフトを書き換える可能性大?)メインクロックは4.9152MHz。アンテナコネクタを外してVFOをこの周波数に合わせるとわずかに信号を感じる事ができる。メモリチャンネルの記録にはフラッシュメモリATMEL AT29C512を使用。EEPROMに対して書き換え回数が心配になるが、データシートによれば10000回とありたいしたもの。(一昔前までF-ROMの保証回数なんで10回だったもの)
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メインダイアルの中には真鍮(?)のフライホイールが入っており、回転時の質感を出している(ような気がする)。
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トーンエリミネータカードTE8200の中身はこんな感じ。ローム製のトーンデコーダBA1604Fと電子ボリュームIC BA3532FS。出荷当初は温度ドリフトが激しく実用にならなかったようで良品交換をしていたらしい。そもそも電子ボリュームICはこういう用途には使えないと思うのだが。
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