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三岐線の無線

三岐鉄道三岐線は富田(近鉄富田)〜西藤原間26.5kmを結ぶ民間鉄道である。当初は岐阜県の関ヶ原町を目指していたようだが途中で断念。藤原岳で採取される石灰石から生産されるセメントの輸送を中心としているが、近年では中部電力碧南火力発電所への石灰石輸送や中部国際空港埋め立て土砂の輸送(既に終了)等も行っており、また「ひと駅いちテーマ」として貨物鉄道博物館や車両大図鑑もボランティアとともに開館している。中部圏では最も「乗って楽しい」鉄道といえる。


三岐801系

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元西武鉄道701系であり1989年に三岐鉄道に譲渡された。西武時代に冷房改造されており三岐鉄道ではもっとも稼働率の高い車種である。三岐鉄道独特の「目に刺激的」と言われる車体色であるが、沿線の農作業者を考慮してとの事と聞いた事がある。
撮影日:2003.9.7 撮影場所:保々 拡大

一般的な低運転台構造だが、ワンマン化対応のため自動放送装置が追加されている。駅は有人を基本としているため運賃関係の装置はない。ブレーキとマスコンの間にあるのが無線装置のマイクであるが、本体は富田方のみ設置されており、西藤原方は遠隔装置が取り付けられている。
撮影日:2003.8.2 撮影場所:近鉄富田 拡大

富田方に取り付けられた無線装置本体。サンバイザーに隠れているが・・・。
撮影日:2003.8.2 撮影場所:近鉄富田 拡大


三岐ED45形

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昭和20〜30年代の増大するセメント輸送に対応するため新車導入した電気機関車。現在セメントや石灰石の輸送用に2両1組の重連にて使用されている。
撮影日:2003.9.7 撮影場所:保々 拡大

運転台は右側であり、出入りには正面の貫通扉を使用する。スペースは結構きつそうだ。計器盤の上にある携帯機は東藤原駅構内の入換え用。
撮影日:2003.8.10 撮影場所:東藤原 拡大

無線装置は三菱電機製。両運転台だが重連を前提としている事から、片側(重連の両側)のみの設置だろう。無線機の右下にあるのはATSの警報装置か。
撮影日:2003.8.10 撮影場所:東藤原 拡大


三岐線基地局

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保々駅構内にあるCTCで三岐線全線のポイントおよび信号機を操作している。
撮影日:2003.8.2 撮影場所:保々 拡大

CTCの建物の脇にある30m級のパンザマスト上に列車無線の八木が乗っている。ロケーションは大変よいようで、約50km離れた私の自宅でも(ビームが大きく外れているにもかかわらず)良好に受信できる。。
左が西藤原、右が富田。
撮影日:2003.8.2 撮影場所:保々 拡大


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