このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 郷土・埼玉スケッチシリーズ


    福岡河岸記念館(ふじみ野市)

 上福岡市も合併されてふじみ野市になったが、隣接しての富士見市と
まあ似たような名前を付けたと変に感心したりしています。

江戸時代より昭和初期まで江戸と当地を結ぶ新河岸川の舟運が栄えました。
その舟問屋の暮らしがうかがえる建物を再現しているのがこの記念館です。
ここを描く前に内部を見学して昔のお金持ちの暮らしを感じ、
こんな近いところにも名所があったのだと認識を新たにしました。
久しぶりの彩の国を描く会出席でしたが、有意義な一日となりました。

             新河岸川に続く道


 記念館の前の道です。
石畳のような道で道路わきの側溝のふたも石畳風でとても感じが良かったです。
新河岸川を挟んで対岸の家並みが見え、記念館の塀と右側の農家の古い蔵が風景に
マッチしていい感じでした。

    天空の里(秩父市栃本)

 旧大滝村栃本関所跡から見る風景は天空の里そのものです。
畑のあちこちに土止めの植木が植えてあり、見晴がとても良い。
すぐ先には埼玉から山梨に抜ける雁坂トンネルがあります。
同じ埼玉と言っても遠いですが、きた甲斐がありました。
こんなに素晴らしい風景が見られ描く事ができたのですから!
帰り道の林の中には野生のサルがいっぱい〜!


        花桃の咲く頃(上尾市戸崎)

 2002年の作品です。
この季節に戸崎に行くと花桃がいっぱい咲いていて、家から近いせいか良く描きに行きました。 
今も時々行きますが、こんな風景はだんだん無くなりますね。
思い出して少し加筆してupしました。 


  初冬の別所沼公園(さいたま市南区)

 彩の国を描く会12月定例会で別所沼公園に50名ほどの参加者が集まり、今年のスケッチ会を締めくくりました。
 この公園はメタセコイヤの木が沼を囲むように並び植えられているのが特徴です。公園が苦手の私は描く前からどうかなあと思いましたが、そのわりには結構さまになりました。
ポイントはメタセコイヤの紅葉ですか?
やはり風景画は季節がポイントという事ですね。


    冬日(さいたま市南区)
 

 中浦和駅から別所沼公園に向かう途中に構図の良い所を見付けました。
何気ない風景ですが、小川をはさんで右は上り坂、左はまっすぐ進む道、奥行きを感じられる描き良い題材と思いました。彩の国を描く会、定例スケッチ会1作目の作品で、2作目が別所沼公園の絵です。
冬到来ですが、昼ごろにはぽかぽか陽気になり、ダウンコートでは汗ばむようでした。


  吾妻峡錦秋(飯能市)

 彩の国11月定例会で飯能を訪ねました。ここは東飯能からバスで10分ほどの距離でしょうか?
この日は彩の国のお仲間に車に乗せていただき、ご一緒した3人でほぼ同じ構図で描きました。
木々の紅葉もこれから見頃、秋ならではの色とりどりの世界を満喫できました。


   武甲山眺望(秩父市)

 石灰岩発掘により日々その姿を変える悲しみの山、武甲山。
どこかで都市の発展の一端を担った事だろう。
 春になると芝桜でお馴染みの羊山公園から描いてみました。
ダイナミック〜!

...


   消え行く最後の冠水橋(熊谷市 久下)

 荒川に架かる木造の冠水橋(1995築)久下橋。
橋幅が狭く、車は譲り合って通行する為別名”思いやり橋”と呼ばれている。
この絵を描いている時には、すぐそばに新しい橋も完成し取り壊しも間近、
県道では最後の冠水橋でした。

   商家の帳場(栗橋町)


 彩の国を描く会7月の例会で栗橋町をはじめて訪ねました。
この帳場は旧街道沿いにある燃料屋さんのお店の中、こんな素晴らしい昔がそのままに使われておりました。机の中にはそろばんが組み込まれ、階段たんす、金庫の様な物入れも鎮座して、、、。
 暑い陽ざしの日で扇風機の回っている店内に、だんだん入り込んで描かせて頂きました。通りの電信柱には昭和22年のカスリーン台風での水害浸水記録の線が書かれておりました。


   休日の熊谷駅

 彩の国を描く会8月定例会
”暑いぞ、熊谷”のキャッチフレーズが有名になった熊谷のスケッチです。
 熊谷駅は長瀞に行く際の乗り換えに何回か利用しましたが、この駅に降りるのも乗るのも今回初めてのことでした。
 駅付近を一回りしてみましたが、絵になるようなところは無く、駅前ロータリーにある熊谷次郎直実の銅像を入れた風景は描き手の居場所も無く、結局駅そのものを描く事にしました。

   6月の風(上尾市 畔吉)

 畔吉の土手から見る田んぼはどの季節も気持が良い。
放射線状に伸びる田んぼの畦、6月の今にも雨が降りそうな日に、ここにきて同じような田んぼの絵を5作描きました。
F6〜F8
 風景画はわずかな構図の違いで、まとまったり、いまいち物足りない作品であったり不思議な事がおこります。
5作のうちこの作品が一番まとまったかと思います。
 ここは実りの季節にも描きたいと思うのですが、埼玉の稲刈りは8月下旬から始まり、暑さに躊躇しているうちにいつも間に合わないのです。

    休日の南古谷駅(川越市)

 連休中の5/4は川越線の指扇駅、5/5はその隣の南古谷駅を描きました。
南古谷駅は指扇駅と同じような造りですが、駅前が狭くなかなか良いアングルが望めません。
見通しの良い歩道で描きましたが、
さすが恥ずかしいですねえ。
でも描くと決めてきましたので、描かずには帰らないおばさん根性で頑張りました。人に見られながら、またお声かけしてくださる方とお話したり2時間、あ〜終わってよかった〜!

   愛宕神社(杉戸町)

 東武動物公園駅より徒歩10分くらいのところにある愛宕神社。
「彩の国を描く会」1月定例会で来たのだが、神社は丁度お正月飾りの片付け真最中でした。
この神社は大晦日から元旦にかけて
お汁粉が振舞われ、参拝客がとても多いそうだ。
片付けの人たちにお茶をご馳走になり、そんな話が弾みました。
近くの日光街道沿いには旧家の立派な建物が何軒も見られ、自分の住む埼玉を再発見した気分になりました。

   忠七飯の双葉(小川町)

 小川町駅より徒歩3分、国の登録有形文化財の指定を受けている歴史ある建物です。
日本五代名飯のひとつ「忠七めし」が名物で、描いている間もお客さんがひっきりなしに訪れる。時に観光バスが止まり、大勢のお客さんがお店に吸い込まれていく。
そのほとんどが女性で、その楽しそうな様子を見ていると、女性は好奇心豊かで気軽に楽しみを見つけるので長生きするのかなあと思ったり。

   所沢航空記念公園(所沢市)

 1911年、日本初の航空機専用飛行場が所沢に完成、戦後米軍に接収されたが、後に返還され、公園となった。
YS-11戦後初の国産旅客機の展示、C-46の展示、広い芝生広場や野外ステージ、飛行機が展示されている記念館など、見所は充分、休日は家族連れで賑わっている。

   荒川越え来る風よ(旧 花園町)

 

秋の日は 短い

午後の空が わずかに赤くなり始める時

秩父の山々が 薄紫色に 浮かび上がる

ひんやりとした 秩父の風が 荒川を越えて やってくるぞ

さあー さあー

静かに変化する 色彩に

踊るように 筆が動く

   入間川の流れ(狭山市)

 狭山市の端、西武文理大学を望むあたりに冠水橋がある。
そこから見た入間川風景。
近くに大きな橋があるが、なかなかどうしてこの橋の利用者は多いです。
知らない地の始めて見る風景は
描く心を誘いますね。

    渋沢栄一生家(深谷市)

 ”彩の国を描く会”10月の定例スケッチ会で、近代日本経済の父との呼ばれている渋沢栄一生家を訪れた。
広い母屋、屋根を見ると養蚕が盛んだった事がわかる。
 またこのあたりは藍玉も盛んで、近在の大きな家は藍御殿だそうだ。

   観音寺観音堂(さいたま市桜区)


 安永7年築、さいたま市指定文化財の観音堂。茅の厚みがすごく、きれいに葺かれた屋根がとても美しい。何回もお寺の前を通っていたのに、このお堂の存在を最近になってやっと知った次第。茅葺のお寺を描くのは2作目で1作目は岩槻の願生寺、(本堂が茅葺)だんだん少なくなる茅葺、貴重なお宝です。

   旧武州銀行

 本庄駅より徒歩10分。ひときわ目を引くレンガ造りのステキな洋館。現在はお菓子屋さんの工場と店舗として大事に使われています。描いた後はおいしいケーキを食べて大満足。カフェにはなっていないが店内で無料コーヒーもいただけ、休ませてくれます。

   深谷駅
 
 埼玉一お洒落な駅、深谷駅。東京駅をイメージした赤レンガ調のステキな駅舎です。明治時代に東京駅が深谷のレンガで造られた事から因しています。絵を描いている私を見ている外国人青年に話しかけると、ラグビー留学の高校生と大学生達で結構シャイ!青年をクロッキーしてあげていると後から来たお仲間が流暢な日本語で「不細工ですねえ〜」とからかう。絵はプレゼント。日本での楽しい思い出のひとつになったかなあ!

   長瀞錦秋

 埼玉の観光と言えば1番に国指定の名勝、長瀞石畳でしょう。長瀞駅より参道のようなお土産屋さん通りを抜けると隆起した結晶片岩が石畳となり、広がっています。ライン下りやカヌー、ラフティングも楽しめますよ。そして駅も関東の駅100選に選ばれた可愛い駅です。

   川越蔵造り


 蔵造りの街並みの中にいると江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を覚えます。江戸の商家が幕府の奨励で耐火建築の蔵を造り、それを真似て川越の町にも多くの蔵造りが建てられました。明治26年川越大火が起こり、1/3が焼失、現在の蔵造りはこれを機に建てられた物です。

   新都心駅界隈


 ケヤキ広場より眺める埼玉新都心界隈の風景。駅付近ははショッピングモール新都心、スーパーアリーナ、ジョンレノンミュージアムなど見所もいっぱい!埼玉の玄関口、新都心駅に遊びに来てください。

   時の鐘

 川越の時の鐘、描きながら時報を伝える鐘の音を聞く。江戸時代の人達もこの通りを、この鐘を聞きながら歩いたと思うと妙に不思議な気分になる。土ぼころをたてながらの大八車やなんば歩きの買い物客など、想像するとなんだか楽しい気分、川越蔵造りは先人が残した素晴らしい財産ですね。

     川口駅界隈

  JR川口駅東口駅前の風景。彩の国を描く会の定例スケッチ会です。キューポラを探して駅の周りをひとまわり、
もうないですね。何年か前に描いた駅近くの小さな工場(こうば)もマンションに建て変わり、駅に戻ってきました。
駅名のプレートが鋳物です。川口駅に降りた際には汽車ポッポのイラスト入りプレートをよく見てくださいね。

  旧家(春日部市粕壁)

都市整備により、町の様子は変わってゆく。
この家の向かい側も道路拡張工事が始まりこの旧家もいずれなくなるだろう。
それにしてもこの家の前に丸型ポストとは面白い偶然が重なる。


2010年6月に偶然この場所を通りがかりましたが、旧家は無くなり大きなビルが建ち、道路は広くなっておりました。
八高線 竹沢駅

 この駅を八重桜の咲く、この季節に描くと決めていた。
周りは丘陵地、
新緑の背景に素朴な駅舎が良く似合う。
八高線は1時間に1本ほど。
片側1列向かい合わせの座席。
窓のカーテンが旅情を誘う。
     越辺川初秋(川島町 下井草)

 国道254、落合橋からの眺めは素晴らしい!
越辺川、小畔川、入間川が平行して流れ広い。
晴れた日には川の向こうに秩父の山並みが青く美しく見える。
       秋日(嵐山町 鎌形)

 近くの茅葺民家を描いて、その帰り道に
見かけた風景。
収穫の終わった田んぼ。
農家の赤い屋根、深緑、
秋とは名ばかりの残暑日だった。

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