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夜行特急列車ビマ号乗車記(3)
車内の様子

 コタ駅を発車後5分足らずでガンビル駅に到着します。ここでも数人乗車してきました。これで私が乗っている2号車は満席です。まわりを見回すと家族連れが多いようです。ほとんどの乗客が終点のスラバヤまで乗っていくようでした。(後で、車掌が乗車券の確認をしに来た時に、一人一人行き先を確認していました。2号車でジョグジャ下車は私だけだったようです。)
乗務員
乗車券の確認と同時に各乗客の降りる駅もチェックしている。「ジョグジャで降りる」と告げると、寝過ごさないように知らせてくれる旨、確認してもらった。なお、この車掌3人組、服装がパリっとなかなか決まっている。
続いて、制服姿の娘さん×3人組が雑誌の販売にやってくる

 私はエア・コンが効いてくる前に防寒処置をすべく、バックからバスタオルを引っ張り出して、膝の上に置きました。(実は冷房苦手です。) 隣の窓際には40才くらいの細身のおばさん(華人)が座っていたのですが、実に奇妙なものでも見るかのような顔をしてました(~_~)。しかし、このおばさんも後でセーターを着込んでから毛布をかぶって寝ていたのですけどね。

 21:00をまわると、それまで騒いでいた子どもたちも眠りはじめたようです。車内はシ~ンとしてきましたが、ビマ号は快調にガタガタと揺れながらジャワを西へ西へと進みます。エアコンはビンビンに効いており、私も毛布を首までかぶって頭だけ出している状態です。
あんまり冷えるので、トイレを我慢するわけにもいかず(~_~;)、覚悟を決めて行きましたが、やっぱりペケでした。ドアのロックが壊れており、扉と壁のかみ合わせが悪くて きちんと閉まらず隙間が空いてます。
それでは、と 隣の車輌のトイレを見ると「RUSAK(故障)」と貼り紙が!

 23:00にプルウォケルトに到着すると、一組だけ家族連れが下車していきました。それと入れ替わりに駅弁屋ならぬ、駅の物売りのおじさん・お兄さんたちが車内に登場。この駅では停車時間が長いのでしょう。

 それまで横でじっとしていた華人のおばさんが、乗り込んできたおじさんと値段交渉をはじめました。テンペ・ゴレンを買おうとしています。
テンペ・ゴレン(TEMPE GORENG)
テンペは大豆を元にした発酵食品です。丁度 納豆を固めたような感じ。このテンペ・ゴレンはそのテンペを油で揚げたものです。薄っぺらく板状になってました。
早口のインドネシア語でやりあってます(~_~;)。これだけ早口で捲し立てられると私にはサッパリ分かりません。もう列車が動き出した というところで、交渉成立。このおばさん、どれだけ値切ったんでしょう?(迫力あったな~)
時間到着駅 or 出来事
17:40ビマ号 コタ駅に入線(10番線)
18:00コタ駅を発車
18:05ガンビル(GAMBIR)駅に到着
ここで私が乗っている車輌は満席になる。
18:30ブカシ(BEKASI)駅停車
ブカシを出たところで、車掌3人組が乗車券のチェックにやってくる。
20:00夕食を配る(無料;乗車券に含まれている)
ご飯、湯で卵、牛肉の固まりを煮た物、野菜の煮物。
美味しかった。
20:15毛布を配る(無料;乗車券に含まれている)
20:55チルボン(CIREBON)着
23:00プルウォケルト(Purwokerto)着。
01:45ジョグジャカルタ着

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