このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
私は従業員約600名の合弁会社(メーカ:日本側2社・インドネシア側2社の出資で設立され、出資比率は日本側合計が多数(65%))に勤めていました。社長は日本人。
毎週1回、ダイレクター・マネージャを集めた会議を開催。出席者は合計で約20名ほど。日本人とインドネシア人でだいたい半々です。私は営業・業務課長(マネージャ)として出席しており、進行役を仰せ付かってました。(日本人マネージャの中でそこそこ英語を話せるのが私だけだった為)
(1) 突っ込んだ議論が出来ない。
英語で議事を進めるんですが、なかなか議論の掘り下げができない。お互いに苦手な英語でやってるせいかもしれません。会議が間延びすると、日本人は日本語で、インドネシア人はインドネシア語で、話しはじめてしまいます。(ややこしい話題で議論が続かなくなったとき(^^;、ふと空白の一瞬が訪れます...)
(2) インドネシア人の発言が少ない。
社長(*1)が日本人で、睨みをきかせているせいかもしれません。また、議事進行役が日本人である私である為かもしれません。発言が日本人に偏る傾向あり。(*1:親分ハダの社長さんでした。声がでかくて、日本人駐在員を怒鳴りつけてしかることも、しばしば。日本人にとっては、どうってことないですが、インドネシア人たちにとっては、相当なカルチャー・ショックだったでしょう。)
(3) 会議の場では明確な結論をださない。
これは、特にジャワ出身者に言える事かもしれませんが、会議の席上で意見の相違が会った時、その場で徹底的に議論して明確な結論を出そうとはしない傾向があるように思います。その件については、関係者が居残って話し合い結論をだすことにしよう。という結末になることが多かったような気がします。
不特定多数の人々の前(ようは公開の場)で、意見を戦わせて優劣を決めるのは、メンツを重んじると言われるジャワ人にとっては堪え難いことなのでしょうか。
結局、根回しの世界なんですよね。特に重要な会議の前には、予め関係者間で話し合いがついていて、会議の席上ではだれもメンツを潰さなくていいようになってる。
・例外
インドネシア人といってもいろんな地域出身の人達がいて、人口で多数派を占めるジャワ人と違ったキャラクターの持ち主もいました。
(1) スラベシ(マナド)出身のマネージャ
上記の会議の席上で、時たま攻撃的な議論を他のインドネシア人マネージャに対して、吹っ掛けることがありました。
(2) スマトラ(バタック)出身者
出入りの業者さんでしたが、打ち合わせの時、納得するまで議論するのを好みました。
他の合弁会社では、どうなのでしょうか? 他のアセアンの国々では?
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