このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

高校生になって、やっと「日帰り」の旅から脱却できたのだが、夏は忙しくて何日も出かけていられなかった。
秋になり、星陵祭も終わって学期が変わり、土日の一方で近場に出かけたりしてきた。
しかし、11月頃から、北からの誘い声が聞こえてくるようになり、学校に時刻表を持ち込む始末。
最初は空耳かと思いつつも旅程を組んでみたりしていたのだが、テストが終わってからは
それが真実に聞こえ出してしまったのである。
それで当初は北海道を巡りまわり、稚内や様似など最果ての終着駅に訪問しようかと考えていたのだが
「せっかく5日間も出かけて、昆虫に全く触れないのは我慢できない!」
ということで北海道滞在時間を減らし、オサ屋なら誰でも採集したい「マーク」「キタカブリ」を目標として
東北各県を巡るところに落ち着いたのである。
23:09 新宿
レ(12/26)
4:51 新潟
とりあえずMLえちごで新潟へ向かう。とっとと寝付こうと思っていたのだが、私の斜め後ろの席の輩が、「携帯電話での通話はデッキで…」との車掌の警告にも従わず、どうでもいいようなことを普通の声で話しているのである。そしてこの電車は全席指定であるのにもかかわらず、奴は高崎で降りていった。注意を出来ない自分に立腹。
そんな高崎で急行「能登」と並ぶので撮影。その後はしっかりと睡眠できた。
4:55 新潟

5:49 村上
5:56

8:18 酒田
新潟から白新・羽越本線を北上。”村上ダッシュ”を制してキハ48の1BOXを占領する。車窓を楽しみたいのだが、まだ日が出ておらず、うっすらと見える日本海はとても寒そうだ。仕方が無いので持ち込んだ洋書を読む(冬季課題)夜が明けてきたかと思うと、日本海は遠ざかっており、代わりに鳥海山がよく見える。
酒田駅

酒田に到着。次の列車まで1時間以上あるのでちょいと鳥海山を撮りに行って見る。

※後で気づいたのだが、ここからかつてのマークオサムシの産地が近いのだった。

鳥海山とキハ40

線路をまたぐ弧線橋上から満足のいく撮影を行った後、折り返しの気動車がやってきたので一緒に撮影。

9:38 酒田

11:31 秋田

秋田へは東北電化線の名物となっている701系に初乗車。テツからは「走るんです」と揶揄されているが、私の感想としては、ロングシートがそこまで嫌いではないからか悪い車両とは思わない。ただ209系の音がするのに驚いたのと、車内暖房が効きすぎている。半自動ドアなのですぐ閉められてしまうから空気も悪い。それにこの先悩まされるのである。

鳥海山を車窓より

車窓から再び鳥海山が見えてきた。いつかこの山にいるチョウカイヒメクロオサムシを拝んでみたいものだ。

実はこの電車、1日5本しか列車の停車しない「女鹿」(当該電車は通過)で、なんと特急「いなほ」を待たせていたのだ。普通>特急という珍しい場面に遭遇できた。

雪を見たのは羽後本荘を過ぎてからであった。案外降っていないものである。

秋田駅

秋田に到着。駅が大変に大きくてうまいこと写真が撮れなかったのはご勘弁を。どこかで昼食を買おうと思ったのだが、結局待合室で昨日買い込んだおにぎりと焼き芋で済ます。

秋田も雪が見当たらない。

12:16 秋田

13:14 東能代

再び701系に乗り東能代を目指す。

車窓には”うみどりの歌も 聞こえない”ような寒々とした日本海が迫ってくる。

大久保でキジ♂が飛び去っていくのを目撃。♀には渡良瀬で遭遇し、その羽音に立ちすくんだものだが、♂は初見。

東能代

ここから米代川を目指して歩いていく。途中、「鰄渕」という難読地名に遭遇。読めるはずかない。

ちなみに答えは「かいらげふち」

廃線!

そして途中、工場地帯に突入する所で廃線跡を発見する。この画像だとよく分からないが、レールが残っている!私は廃線を訪ね歩いたことが無いので全くの無知だが、その道のHPを見ると、レールがあるとどの人も興奮しているので中々乙なものらしい。で調べてみたものの、なんと存在理由が謎なのだ!大正時代の地図にはしっかりと記載されている。このレールはどんな歴史をたどり、いつその幕を閉じてしまったのだろうか?あまり興味を抱きすぎるとその道へ向かってしまう。ここに来た目的は「キタカブリ」であることを忘れてはならない。

河川敷へ

駅から20分くらいで到着。河川敷は先日の台風の影響かかなり荒れていてゴミが多い。とりあえずよさげな木を見つけて崩していくと、ニッポンヨツボシゴミムシを掘り当てる。とりあえずこの旅でのボーズは回避された。ここからはヨツボシゴミ、アオホソゴミ!を採集。アオゴミがわんさか出てきたものの、お目当てのカブリは出てこない。

これが見たかった!

内部へ潜入して、いくつか木を崩していくとついに!西日に輝く紫と深緑の宝石を発掘!!

しばらく他の木を当たって見たものの、当たりはこれだけ。最初ゴミを出した木を再びいじっている時、財布を落としていることに気づく。すぐに気づけて本当によかった。ということで財布の格納場所をチャックのある場所に変更。つま先に少し水気を感じる。

駅に戻って一路青森を目指す。

16:29 東能代

17:17 大館

17:45

18:38 弘前

18:49

19:49 青森

予定より早く出発。これから予定変更の嵐が始まっていく。

大館でハチ公を発見する。ハチ公は大館出身の秋田犬だそうだ。

弘前で日本海・あけぼのを撮影(ビデオ)発メロが津軽三味線とは!

もうホームで待っています。

青森に着き、夕食をどこにしようかさまよっているといい場所が見つからず、駅そばにしようと思ったら閉店!8時には店じまいとは早い。仕方なく駅前のファーストフード(Mではなく、D)で済ませる。ちょっと食べづらかった。

時刻は9時過ぎなのだが、はまなすの自由席を占領する為には早く並んでおかなければいけない。ただ風吹きすさぶホームに1時間近く立ち尽くすのは非常にしんどい。

はまなす入線!

やっとのことで入線してきて、余裕で半BOX占拠。しかしながら思った以上に利用者が少ない。冬はあまり人気がないようだ。これが夏となるとすさまじそうだ。

出発を待つED79

私が乗車したのは9号車のケツなので、先頭の機関車を撮りに行くのも一苦労。初めてのED79!青函トンネル対応の電機だ。

この先このローアングルの写真がいくつか出ると思うが、これは出発前日に購入したミニ三脚の精一杯の高さである。普通の三脚はリュックに入らなかったのである。そして長靴も…磯ぐつを入れておけばこの後の悲劇を回避できたのだが。

のびのび?

一回乗ってみたいなぁ…

 

青函トンネル突入まで頑張って起き、その瞬間を撮影しようと思っていたのだが煮たようなトンネルをいくつも通過して結局失敗して悲しみの就寝。函館で目覚め、DD51を撮影して再び寝る。

1日目
乗車時間 21:46(含MLえちご、はまなす)
移動距離 950.2km
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