このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
函館にて | 北斗星やカシオペアと違って単機である事に戸惑ってしまった。そして驚いたことに積雪を確認できなかった。 定刻に札幌駅に到着、予定では地下鉄に乗って大通に出、市電に少し乗ってまた地下鉄に乗って札幌に戻ろうと思っていたのだが、接続が悪いので徒歩で大通へ向かう。何とか市電の始発に間に合って飛び乗る。さすがに雪は確認できた。 | |
6:39 西4丁目 | 中央区役所前で下車し撮影をしたものの、なんとフラッシュを焚いてしまった。これはまずい。しかし他に写真が無いので敢えて掲載しておく。これからは気をつけなければ。 で西11丁目に向かって南北線に乗り、大通で乗り換えようと思ったのだが目的の電車が出てしまい、これで予定が狂ってしまい札沼線の新十津川行きに乗れなくなってしまった。最初から歩いて帰っていればよかったのに欲張ったせいである。そして切符もなくす(後日ポケットより発掘)し、非常に困ってしまう。 | |
7:35 札幌 | 何とか札幌に戻り、旅程を練り直す。新十津川への列車での訪問が出来なくなってしまい、代わりに留萌線の2秘境駅を訪問することにし、とりあえず電車に乗る。しかし3両とは短い。 岩見沢まで来るとようやく冬の北海道にいるもんだと実感できる。 | |
8:24 岩見沢 | そして岩見沢で大英断を実行する。それは『特急ショートカット』である。この区間は普通列車の設定が少なく、貧乏旅行者にはネックな場所なのだが旅程が狂っている今のんびり待っているわけにも行かない。しかし幸いにも車内検札が来ず、実質タダで特急の乗り心地を堪能できた。これでいささか調子に乗ってしまい、後2回ほどショートカットを実行する。 タダ乗りの身で言うのもなんだが、781系の走っている頃に来たかったなぁ。あと2ヶ月ちょっと早ければ… | |
滝川にて711系 | 滝川に到着してまず目に入ったのがこの711系。今回の旅程では残念ながら乗車できなさそうだ。 次に訪れる時にコイツは現役で走っているだろうか… | |
滝川から新十津川を目指す | なぜ滝川で下車するかというと、ここから歩いて1時間ほどで新十津川へ訪問が出来るからだ。当初の予定では新十津川に到着したらここまで歩いてくるはずだった。 新十津川駅近くまでのバスがあることを知るのは、向こうに着いてからのことだった… | |
水墨画のような石狩川 | 勇み足で進んでいくものの、雪道は思った以上に歩きにくい。そして荷物と思った以上の遠さで疲弊する。石狩川を渡る橋もえらく長く、先を見るたびに気が遠くなっていくのであるがこの景色はさすがに北海道ならではだと感動する。川が凍るなんて多摩川下流ではあり得ない。 | |
新十津川町へ | 石狩川を渡ると新十津川町に入る。ここの地名は北海道らしくないとお思いの方がいらしたら鋭い!ここは明治に奈良県の十津川村からやってきた人たちによって開拓された地なのである。私はあまり詳細を知らないので興味のある方は 役場のHP をご覧いただきたい。 | |
廃線跡発見! | 徳富(とっぷ)川を渡る橋から札沼線の廃止区間を発見! 札沼線は札幌と留萌線の石狩沼田を結んでいたのだが、1972年に新十津川—石狩沼田間が廃止されてしまった。路線名と終着駅の不一致はこういった経緯で解消されるだろう。 ちなみに札沼線は愛称を「学園都市線」といい、沿線には大学がいくつもある事に由来し、列車の本数もあり、これから訪れる新十津川からはまるで想像がつかない。 | |
これが新十津川だ! | 滝川から50分近くかけてようやく到着する。駅を見つけたときのその嬉しさといったら! 役場から程近い所にあり、周囲に住宅が広がっているのにもかかわらずこの寂しさ!全ての答えは駅舎の中にある! | |
待合室 | 見るだけで寒気がするような待合室である。暖をとるようなストーブもなく、無機質感たっぷりの椅子が余計に寒々しい。そして画像右上に見えるのは… | |
驚愕の時刻表! | この寂しさを如実に表しているのが、この見捨てられた時刻表だろう。何せ1日に3本しか列車が来ないのだから!この過疎ダイヤはあの岩泉線に匹敵する。 1番列車が出てすぐのこの時間帯、訪れる人も皆無… | |
ホーム | 駅は防風(雪?)林に守られており、かつての公共交通機関における鉄道の立場を残しているが、今やその必要はこの駅には無かろう。何だかいるだけで寂しくなってしまう… ちなみにこの写真の反対にも線路が延びているが、ほどなく住宅手前で途切れている。もはや延伸の可能性は無い。せめて滝川まで通じていればもう少し利用客も増えると思うのだが… | |
徳富川より見える雑木林と廃橋梁 | あの駅でのんびりしていてもどうしようもないのでとっとと滝川へ戻ることにする。ここでバスの存在に気づくのであるが、次の滝川行きが1時間後なので帰りも徒歩…雪に気づいていればもしかしたら1番列車を見られたかもしれないと思い後悔する。 雪が解けたあたりにこの雑木林に潜入したらいいオサムシが採れそうだ。 | |
オホーツク(183系) 10:37 滝川 | ;帰りは近道を見つけて40分ほどで到着。何とか特急の時間に間に合い、ホームでオホーツクを撮影。これにもぜひ乗ってみたいのだが、塗装がはがれていてなんとも痛々しい。この車両はより先が長くないような気がする。 2回目のショートカットでもタダ乗り!特急のありがたみを知ってしまうと止められなくなってしまう。 | |
11:08 深川 レ | 次の目標は留萌本線だ。当初の予定より1本早い列車に間に合い、余分な秘境駅訪問が出来てしまう。 このキハ54は0系こだまの廃車発生品の座席を流用している為、なんとリクライニングが出来る。701系とはえらい違いである。ただ残念なことに転換までは出来なかったが欲張りすぎだろうか。 ディーゼルエンジンの心地よい走行音に聞き入り、見渡す限り一面の銀世界を堪能できるのが冬の北海道ローカル線の醍醐味なのだろうか。 | |
峠下 | 40分ほどで峠下に到着。駅を出てまず驚いたのは、音が聞こえないのだ。道路を走る車の音も、川のせせらぎも、行き交う人びとの雑踏も! 周囲に人家は2件ほどしかなく、まさに秘境駅だ。しかし駅舎には保線・除雪関係の方がおられた。そして車が何台か停められている。この駅はまだ生きている! | |
駅前通り | これが峠下のメインストリートである。アイスバーンから逃れることが出来ない。通る車も少なく、新十津川とは違う雰囲気だ。あちらは市街地にある秘境だったが、こちらは本当の秘境だと思う。 | |
獣の足跡 | 車窓からもよく見えたのだが、山のほうには無数の足跡が確認される。キツネだろうか? お約束でダイブしてみたのだが、足に雪が! | |
峠下ホーム | かつての鉄道の反映を思わせる長いホーム、除雪されているのはせいぜい2両程度。でも峠下では車両行き違いが出来る。あとは留萌でしかできない。 本当に列車はやってくるのだろうか?一抹の不安が脳裏を掠める。 | |
待合室 | 待合室には大きな除雪機と、付近の住民のご好意か豪華なソファーが2つも用意されていた。暖房も入っており、独りおにぎりをかじればそれは至福のとき。矢張り新十津川とは違う。こちらには少ないながらも利用者がおり、駅を大事にされている気がする。新十津川は荒れているわけではないが、どうも人情というものが感じられない。もはや住民から見捨てられてしまっているのだろうか?それは残念なことである。 さっきのダイブで足がぬれてしまったので靴を脱いだ所、足から湯気が! 窓のサッシにナガカメムシ(種名喪失)の新鮮な死骸を見つけ、ふとオサムシがいるかもしれない!とソファーをどかしてみた所、ヤママユやスズメバチを発掘。スズメバチはチャイロスズメに見えなくもない。とりあえずこれだけ持ち帰る。オサは残念ながら見つからなかった。 | |
12:40 峠下 | 恵比島へ向かう列車に乗る際、1人のおじさんが下車。身なりから地元の方のようだ。恵比島は『明日萌』駅があることで有名なのだが、冬季閉鎖で入れず。中の人形がいやに不気味だ。峠下へ向かう際、恵比島で1人のおばさんが下車。 | |
これが待合室! | 仕方が無く本来の待合室(貨車!)に入るのだが、とにかく寒い!こんなところで待っていたら凍死してしまう。ということで駅前の撮影に出る。 |
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