このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
| 6:12 青森 | 函館を過ぎてからも快眠状態に陥り、青森到着寸前までずっと寝ていた。奥羽線始発までの間に朝食を駅そばですます。初日に通った路線を逆行し、川部で五能線に乗り換える。高校生が結構乗車してきたが、普通私のように暇ではないのである。五所川原に着いて、津鉄のりばを発見し今すぐにでも駆け出したい衝動に駆られるが、どうもホームが別々になっているようで一旦改札を出、津鉄側からのみ訪問が出来ないようだ。 |
| 津軽五所川原駅外観 | JRの駅の脇にその駅はある。駅前に誰もいない。そして中に入ると、期待を裏切らない光景が広がっていた。 |
| 手書き(縦!)の時刻表 | それがこの手書き時刻表だ。もはや完全に昭和チックだが、それといって変に作られている感じもしない。時間が止まったのごとく、何か鹿島鉄道と雰囲気が似通っている。窓口で毘沙門までの入場券と使用済み硬券・ストーブ列車ピンバッチなどを購入。生憎硬券は全て平成年代のものだった。 |
| 津軽21形 | 改札が始まると、早速念願のホームに駆けてゆく。折り返しの津軽21形が発車の時を静かに待っている。右遠方に見えるのがストーブ列車用の客車だ。詳しい画像は こちら を。 |
| ストーブ列車のサボ | このホームだけで、この旅行でもっともたくさんの写真を撮影したと思う。東京ではもはや現役の状態で見ることの出来ないような貴重な車両・設備が現役で活躍しているのだから。帰りには一応乗車予定だ。 |
| キ100! | 客車の奥に留置されていたラッセル車キ100。製造プレートを見ると、昭和8年製造とある。これ以上詳しく見られないのが悔しい。 |
| 8:15 五所川原 | 発車の時間も近づき、慌てて車内に乗り込む。しかしながら全く雪が積もっていない。これは期待外れだ。もっとも、多少の積雪を予想して今回の旅程を組んでいるだけに、訪問をキャンセルした岩木川河口への憧れもいっそう増してしまう。そう考えているうちに一つ目の目的地である毘沙門に到着。しかしいきなり驚かせてくれる。なんと若い女性が一人乗り込んできたのである!どう見ても仕事に向かう途中だったが、このような秘境駅でも利用者がいることに驚いてしまった。 |
| 待合室 | 待合室は恵比島ほどひどいものではなく、木造で多少の温かみを感じられる。とりあえず次の列車が来るまでオサムシを探す為、必要ない荷物を置いて駅をでる。 |
| 毘沙門駅 | これが全景だ。写真右側すぐに建物があったが、最近立てられたもののようだ。しかしそ以外に付近に建物は見当たらなく、田んぼが広がっている。手始めに駅の裏に回ってオサ探しを開始してみても何も出てこず、良い感じの松の樹皮をはがしても出てこず、駅左の防風林らしき所からも何も出てこない。完全に負けてしまった…しかし時間は待ってくれず、次の目的地へ気持ちを切り替えて向かう。 |
| 9:45 毘沙門 | 津鉄は旅客鉄道で唯一腕木式信号機が現役で使われていて、金木駅手前でそれを見ることが出来る。PCや書籍では何度と見ているものの、実物を目の当たりにした時の感動はそれには及ばない。当初は金木は訪問しない予定だったのだが… |
| 芦野公園 | ここは桜で有名な所らしく、春にはたくさんの観光客でにぎわうそうだが、今は年末。駅の待合室も閑散としている。 |
| 旧駅舎 | 駅のすぐ横には旧駅舎が移設されている。以前はここで「喫茶メロス」という店があったそうだが、それも現役者に移転してしまったらしい。 この駅のすぐ近くに大きなため池があり、キタカブリがいるだろうとにらんでいたのであるが、想像以上に整備されていて、全く不発に終わる。 |
| 池にかかるつり橋より | 凍結していて、小石や枝を投げ入れてみたのだが意味が無かった。この判断が甘く、後に暴挙に走ってしまうのだ。 池を半周位して整備されていない所近くまでたどり着いたのだが入り込めそうも無く、採集を諦め金木駅に出て、斜陽館にでも行ってみよう、さらに予定より1本早い列車に乗り、温泉に早く入ろうとプランを変更、地形図を用意しておいて正解だった。何せ歩いていくのだから。 |
| 腕木式信号を間近で! | とはいってもすぐ脇に津鉄が平行しており、何も無くても何とかなりそうだったのだが、先ほどとは反対の腕木式信号機を見つける。駅はもうすぐというしるしでもある。幸いにも列車はまだ来る気配も無く、何とかなりそうだ。 |
| 太宰治のふるさと | 金木駅はあっけなく発見。立て替えられており随分と近代化している。時刻表を確認してまだかなり余裕のある事に胸をなでおろし、待合室に荷物を置き斜陽館を探しに行く。 |
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