このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

4/2、旅立ちを前に

22時をまわるころ、家を発つ。背中には大きなリュックサック、手前には小さな(普通の)デイバック。 背負うものに挟まれた奇抜な格好のたった一つの利点は、両腕が開いていることくらいか。
9分にホームに滑り込んでくるだるまさん816Fに平和島までの10分間身をゆだね、そこにて急行電車 に乗り換えて品川に向う。やってきた急行は、なんと2000形。私は今まで幾度となくこの駅から急行に 乗ったことがあるのだが、それでも2000形が該当された時は無かったはずだ。8連の2000形が立会川に 停車するのはどこかシュールだ。さらに品川に着くと、行き止まり式の3番ホームに到着、回送表示で停車。 定期運用かどうかは知らないが、そうだとしたら変わった運用形態である。
JR側の品川駅より、京浜東北線で【能登】の待つ上野に向う。未だ乗らぬE233系が該当することを期待 しつつも、もちろんやってくるのは209系。田町〜浜松町で300系に追い抜かれるのだが、夜の新幹線に なぜか旅情をそそられてしまう。過ぎ行く尾灯がなんともかっこいい。
有楽町あたりでドッと乗車してきて、この混雑率なら【能登】指定席券を持っている私は勝ち組かもしれない とわくわくしてくる。上野の駅に着き、電光掲示板に流れる常磐線大幅遅延の案内を見て、これが高崎線で今日 おこらなくてよかったという安堵と、もし旅先でこんな羽目に遭ったらどうすればいいのかという不安がよぎる。
↓22時56分撮影
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旅程表を見ればお分かりいただけるのだが、私は上野にずいぶんと早く来ている。なぜ無駄に駅で待つのかというと、 能登と全く同区間をほぼ同時刻に走る寝台特急【北陸】の撮影をするためにある。北陸新幹線が開業されてしまえば、 北陸も能登もあっという間に廃止されてしまうだろう。今回は能登に乗車するが、こちらも見ておかないわけには行かない。
で、先頭に向って撮影に入る。そこである重大な事実に気がつく。今私が手前に背負っているリュックが、なんと三脚の代替に なってしまったのだ!今まで色々な場所に出かけていたのだが、そういえばリュックを背中以外に背負ったことがないのでこんな 大変な事実に気づくことが出来なかった。同時に、わざわざ普通の三脚を無理に背中のリュックにつめてきたことを後悔する。 まあでも、リュックで4秒もシャッター開けて撮影するのは私がよっぽどの超人で無い限り不可能に近いだろう。坪尻での撮影で 大いに活躍してもらおうではないか!
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北陸を撮影した後、能登のやってくるホームに向かい、入線を待つ。ヘッドマーク(HM)が【ホームライナー鴻巣】のままだとは! 残念なことに能登の停車位置にそぐわない所で入線を4秒のシャッター(三脚使用)で撮影してしまっていたので、HMの交換風景を 撮影することが出来なかった。
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車内清掃を待って、中に入る。指定席車内の様子はというと、3〜4割程度の乗車率。予想とは裏腹に少ない。もしかしたら自由席も こんなもんじゃないのか?車内の様子は、親子連れ、韓国?からの旅行者、TDL帰りなど。発車時点で前方には人が居らず、あわよくば 座席を回転させて足を伸ばして眠りたいところだが、はまなすとは違いこの先誰かが乗ってくるのか分からないのが指定席のいやな所である。 すぐに睡眠モードに入り、かわいらしい『鉄道唱歌』の車内放送が入る。そして、大宮到着時に起きていた記憶は無い。
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