このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2.オスとメスの特徴

オス、メスともに体長は30mm程度です。

・オス
写真にある、4つの斑点—胸部と頭部・複眼のウラ—がオスのトレードマークです。 この斑点はヒヌマに特有ですから、野外でみかけると一発で”ヒヌマがいた!”と分かるのです。 ただ、イトトンボを見慣れていないと、そこにいるのに気づけない、という事態は発生しえます。
成熟したオスは縄張りを持つようになり、その範囲に侵入したオスとしばし追い払ったりします。
また腹部を3,4度上下に振ってすぐ飛び立つような行動をとりますが、のちにふれる”移精”との相関があるのかは知りません
・メス
メスは複眼の間が3つの単眼を囲むように黒くなっています。 まぁ、そんなのを野外で観察するのは難しすぎるので、このオレンジ色を頼りに探せば何とかなるでしょう 。けれどもメスはのちに”成熟”して体色が変化してしまうので注意が必要です。
※西の方では、さらにやっかいなことに、オスと同じ模様のメスが出現するといいます。

メスも成熟するにつれて植物に腹部をこすりつけたり強く上下に振ったりします。産卵行動の練習や、誘いかけてくるオスを拒否する行動につながるのでしょうかね。

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