このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

4.成熟過程

Ⅰ未熟個体 オス
メス
未熟個体とはまさにこんな感じの、白っぽく弱々しいものをさします。こういう状態のことをカッコよく生物用語で言い表せば、”テネラル teneral”となります。これが案外飛ぶと目立ちます。翅が乾ききっていないためか、キラキラ輝くさまが見えるのです。

Ⅱ 半成熟個体 オス
メス
オスは少し黄緑色ががります。腹部先端のやや白っぽくて目立つ部分—人呼んで腹部第7節—の主張が強くなるのがこの頃。複眼が茶色っぽいのも成熟しきっていないと判断する基準になります。メスはだんだんと鮮やかなオレンジ色へと変化し、腹部の模様も目立ってきます。
この段階でも充分交尾行動に入れるものと思われます。

Ⅲ 成熟個体  オスメス
オスは成熟するにつれて鮮やかな黄緑色が目立つのに対して、メスのほうは鮮やかなオレンジ色からくすんだ緑褐色へと変化していきます。成熟したメスはずいぶんと見つけづらい—背景に溶け込み、また飛翔がとても敏速になる—です。

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