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初めての九州


月日行動
第1日目 2000年8月25日金曜日東京k〜小田原
第2日目 2002年8月26日土曜日小田原〜岡山
第3日目 2002年8月27日日曜日岡山〜長崎〜岡山
第4日目 2002年8月28日月曜日岡山〜東京
反省 後日この旅行での反省点を書いています



第1日目  2000年8月25日金曜日

井の頭線で渋谷に出たのは午後9時前のことだった。切符売り場横のみどりの窓口でムーンライトながらの指定券を購入する。案の定禁煙の指定券は取れませんでした。喫煙はあるとのことでしたが、私は禁煙席希望だったため断ることにした。このため臨時快速大垣行きに乗るべく、品川駅に移動する。品川駅に着いたのは9時半前だった。品川駅7番線には相変わらず多くの人が並んでいた。もう何度目の臨時快速大垣行きだろう…。入線は23時前後であった。列の前の乗客が次々に席に着く。…座る席がない!そう臨時快速初の立ち席と相成った。座れる区間は座ろうと考え時刻表も見ると湘南ライナー小田原行きがある。これに乗って小田原で運がよければムーンライトながらの自由席にと考え、500円出して小田原まで行く。

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第2日目  2000年8月26日土曜日

小田原着は翌日である。その20数分後ムーンライトながらが来るも、座れず…。大垣まで座席なしで行くことになる。さて、この先はあえて語る必要もあるまい。床に新聞紙を引いて座ったりたったり、まるでエコノミーの席に座っているときのしぐさを繰り返す、こんな状態が一晩中続くのである。途中熱海、三島、沼津、富士、静岡、浜松、豊橋と停車してここで後続の臨時快速に乗り換える。臨時快速のほうが先に名古屋に着くからである。名古屋で下車したのはその後である。名古屋からは関西本線を亀山まで行き、そこからさらに木津と進み、天王寺に着いたのは午前中のことだった。天王寺から和歌山へ行ったり大阪環状線をぐるぐる回ったり、JR難波駅などへ行く。地下鉄なども利用してみた。大阪駅から京都駅へ新快速で向かう。この間のことはずっと電車の中で寝ていたので記憶にない。京都には16時ごろ着いた。ここで駅ビルや京都タワー、地下街などを回りながら乗場へと向かう。乗る電車はムーンライト九州博多行きである。列車は21時33分発である。この電車に乗るべく17時前より乗場に並ぶ。京都駅7番線である。この頃になると帰宅する人々で我々は邪魔な存在として注目される。所謂地ベアリアンだからであるが、こうしたことにも負けぬ忍耐は何にしても必要だ。因みに私よりも先に並んでいたものはあった。列車は機関車が客車を引くもので2両の自由席用車両を伴っていた。自由席は前よりのであり、京都駅の階段付近を座っていたのだから邪魔であるわけである。入線するとすぐに席に着く。その後続々と人々が乗り込んで満席となる。禁煙席はよかったが、席は簡易リクライニングシートで最悪といえばそういうものであった。この後、近くにいた人に先に入手した指定券を売ろうと声をかけたところ、相手は韓国人であった。もちろん日本語は通じるわけもなく、“Do you want a reserved ticket? ”といい、実際に見せると”Do you give this reserved ticket to me?”という話にいつの間にかなってしまった。そう来られるともはや“I sell you this reserved ticket.”ではなくして“I give this reserved ticket to you.”となってしまったのである。よくよく考えたら喫煙席でも指定席なのでシートのグレードはよいのである。まあ、これも後悔である。列車は東海道本線を西へ進み新大阪、大阪、三ノ宮、神戸を経て、今度は山陽本線をさらに進む。明石、加古川、姫路に停車して岡山に着いたのは翌日のことである。

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第3日目  2000年8月27日日曜日

岡山を出ると厚狭まで停車しない。この付近になるとだんだんと明るくなり、下関には5時34分に到着する。ここで機関車の交換である。この光景も初めてである。東海道・山陽方面は小郡以西には足を運んだことがなかったからである。ここで機関車を交換すると関門隧道へと向かう。意外と驚いたのは本当にすぐにこの隧道は終わってしまう。あっという間で通過する感を持つのは私のみではないだろう。門司には5時54分に到着する。この後鹿児島本線を小倉、戸畑、黒崎、折尾と進み、終点博多には7時27分に到着する。これまた初めての場所である。今回は九州初めてであるが、ゆっくりもしていられない。ここから荒尾行きの普通列車に乗り鳥栖まで行く。鳥栖からは8時47分発の長崎本線肥前山口行きに乗る。途中吉野ヶ里公園などがあって、駅からも大まかな姿は見ることが出来た。肥前山口には9時30分頃に到着する。ここで佐世保線の佐世保行きに乗り、早岐10時半頃に到着する。早岐から今度は大村線から長崎本線長崎まで行くシーサイドライナーに乗る。出発はそれからまもなくのことであり、終点長崎には12時過ぎの到着である。途中ハウステンボスや大村湾を見ることが出来た。急いで今度は博多に戻らなければならない。13時過ぎの普通列車と鳥栖行きの列車に乗る。終点鳥栖には16時に近い頃であったろうか。この間長崎本線は諫早を出ると雲仙や諫早湾を見ることが出来た、とて見不思議な光景であったことを記憶している。また長崎本線の曲線の線路も妙に木になるところであった。因みに今回、喜々津〜浦上間は南側のみであった。旧線のほうは乗車していない。鳥栖からは快速で博多に戻る。博多着は30分後のことであった。ここでトイレに行き着替えを済ませる。そして乗場へ。まだ誰もいなかったが、といっても4時間前では当たり前だが、品川駅のことがある私はそのことに拘り、席取得に関しては細心の注意を図るものであったからである。最後までムーンライト九州の指定券は取れなかったこともある。要所要所の駅で問い合わせをしたことは言うまでもないことだ。誰もいないのでいったんデパート地下売り場へ。特に買うものもなかったが、一回りしてそれからキヨスクでお土産などを買う。その乗場で自由席の入り口付近で座って待っている。博多駅5番線である。個々も人は多い。時には妙な目で見られることもある。ここで待っているとやがて人が来た。聞くところによると同じ乗客だという。その人に時々荷物などを見てもらうこととして、私は駅の近くの無印良品にいき、半ズボンを買う。もはや長ズボンでは暑すぎることもあったからである。このあと高架下のラーメン店に行き食事をする。自由に取れるからし高菜が非常に気に入り、それをキヨスクで4袋ほど買って乗場に戻る。その後、その人も同様の行動を取った模様。私が待っているとやがてだんだんと人が集まり、やがて人がいっぱいになった。次の人が来たのが6時頃、多くなったのは2時間ほど前の7時前後であった。列車が入線する頃まで彼らと話をする。私の品川〜大垣の話をするや否や彼らは同様の経験があると語った。ある一人がやはり私と同じ臨時快速大垣行きに乗車していたという。その人は私よりも遅く来て十分に座れたという。しかもボックス4人がけの2人分を占領していたという…。列車が来て、話しが合った4人は一緒の席(2席は回転するが)に座ることとなった。そのうちの一人は既に乗場付近で一人酒をしていて、いい調子となっていた。列車の中でも何度となく同じ話をする始末で…。その後は語るものではないが…、寝た頃を見計らい隣の席の人と足場が狭いと言う理由をつけて、席を回転させ、2人がけとなった。この列車は京都へ向かう。因みにこの列車サロンカーが連結されていてその良い調子の人はサロンカーに後に移動してそこで一晩明かしたそうである。

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第4日目  2000年8月28日月曜日

京都着は7時5分である。私は京都までは乗らずに、途中明石で降りる。ちょうど複々線の隣を走るのが普通列車米原行きである。ムーンライト九州は京都に早く到着するが、京都からはこの普通列車に乗換えとなる。最悪でも大阪で人が降りるだろうと踏んだ私の予想は的中して、米原まで座れることとなった。まあ、ずっと寝ていたことは言うまでもない。米原に着くと今度は大垣行きに乗り換える。ここから大垣までは立ち席となる。ここで昨日の4人組のうち2人とも出会う。私は座ってきたということをいうと彼らは…、であった。大垣で快速に乗り豊橋まで行くことになる。大垣発9時3分で豊橋には10時24分に到着。そこから10時40分発の熱海行きに乗る。大垣〜熱海は座れたのであるが、豊橋〜熱海の列車、冷房が故障であり、かつ窓が壊れていた、我々は3時間夏の車のようなところに押し込められた状態で悲惨なものだった。おまけにボックスシートで狭い。こんな思いをしてやっとついた熱海。14時発の快速アクティー東京行きに乗るも体力の限界で私は小田原駅でドロップアウト。小田原駅からはロマンスカーを使って町田まで行き、そこから急行、各駅停車を乗り継いで帰った。

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 反省

記念すべき九州への鉄道の旅であったが、ボンバーなものであった。実はホテルを表すときデラックスクラスなどといった言葉で表します。そしてお得なのがキャンペーンクラスでその下の泊まれればいいホテルをボンバークラスというのだそうです。この旅行ははっきり言ってボンバークラスですが、それでも楽しみは多くありました。これがきっかけで九州に足を運ぶことがこれからもあるのです。因みに5回分の青春切符は3回の利用でした。

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