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125系
125系は、国鉄型車両に編成短縮などの改造を施した車両を配置することが多かったJR西日本の電化ローカル線向けに、アーバンネットワーク用車両の基本設計を元に、省エネルギー化、運用効率化や快適性向上を目指して開発された。JR6社ではJR四国の7000系以来二番目となる営業用両運転台電車である。2002年の小浜線電化にあわせて1次車8両が製造された。
ドアは両引戸の2扉だが、
223系2000番台
中間車の車体側面部材をそのまま流用したため、中央にも1か所増設可能な構造となっている。1両で運行されることがある電車であることから、事故・故障時に容易に運転不能とならないよう、機器の二重系統化がなされており、VVVFインバータ制御は、1個の制御器で1個の電動機を駆動する1C1M方式で、2系統のうち1系統の制御装置が故障しても、もう一方の制御装置により運転継続が可能。
軽量ボルスタレス台車を採用しているが、片側は付随台車となっており、単行電車でありながらMT比=1:1としている。車端部は貫通構造で、最大5両編成まで組むことができる。
シングルアーム式パンタグラフを採用している。2003年に架線の凍結が頻発したため、急遽搭載された霜取り用パンタグラフを後位に増設して2基搭載する車両もある。
2004年には加古川線電化に合わせて2次車4両が投入された。スカートの強化などがなされている。2006年には湖西線永原〜近江塩津・北陸本線敦賀以南直流電化にあわせ、滋賀県と福井県が製造費用(1両あたり1億8千万円)を全額負担し、3次車6両が投入された。福井地域鉄道部敦賀運転派出に在籍しており、運用は1次車と共通となっている。
座席配置は当初1+2列の転換クロスシートだったが、座席数が少ないと不評だったため、1次車は後に地元負担で2+2列に改造された。(3次車は当初から2+2列、2次車は1+2列のまま)
詳しくは
125系諸元表
もご覧ください。
↑125系2次車(厄神にて)
125系通常運用区間:
小浜線、北陸本線米原〜敦賀、湖西線近江今津〜近江塩津、加古川線
<125系所属表>
<福井地域鉄道部敦賀運転派出所属車>
125系1・3次車所属表
<網干総合車両所加古川派出所所属車>
125系2次車所属表
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