このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

283系


 特急くろしおに使用されていた381系を置き換え、高速化するため、観光列車にふさわしい車両として設計された。381系と同じ振り子式車両だが、制御式自然振り子機構を採用し、乗り心地が改善されている。
  223系1000番台 をベースとしたIGBT素子のVVVFインバータ制御。JR西日本の在来線電車で初めてシングルアーム式パンタグラフを採用した。ボルスタレス空気バネ台車を採用し、高速走行安定のためヨーダンパが設置されている。最高速度は130km/hで、当初は曲線通過速度本則+35km/hが目標だったが、現在、最大で本則+30km/h。車体は普通鋼製だが、全ての車両の空調機が床下に取り付けられるなど、車高を低くし、軽量化を図っている。出雲鉄道部出雲車両支部の381系で運用されている特急やくもでの運用も考慮したため、車体および機器は耐寒耐雪構造になっている。
 基本編成のモハ283-300に展望ラウンジが設置されている。クハ282、クハ283は前面に貫通扉を設置している。
 1996年7月31日に特急スーパーくろしおで営業運転を開始し、1997年3月8日のダイヤ改正で列車名も車両の愛称のオーシャンアローに改称された。全18両が日根野電車区に所属し、一日3往復、特急オーシャンアローで使用されている。

詳しくは 283系諸元表 もご覧ください。

特急オーシャンアロー8号 特急オーシャンアロー5号
↑非貫通型先頭車(天王寺にて)        ↑貫通型先頭車(美章園にて)

283系通常運用区間:東海道本線京都〜新大阪、北方貨物線、大阪環状線西九条〜天王寺、阪和線、紀勢本線和歌山〜新宮

<283系編成表>
3連編成表
6連編成表



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