このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

485系


 1950年代以降、地上設備が安価な交流電化が推進され、直流電化区間との直通車両が必要となり、交直両用特急形車両481系が1964年に登場した。1965年には、交流60Hz用の481系に対し、東北地区向けに交流50Hz用の483系が電動車のみ登場した。
 485系は1968年のヨンサントオダイヤ改正に合わせて登場。交流50Hz・60Hz共用のTM14形主変圧器を搭載、在来線の全ての電化方式に対応、車両運用と広域転配の自由度が増した。なお、485系も製造されたのは電動車のみで、その他は481系の続番となっている。1971年にはEF63形との協調運転可能な489系が登場。これらをまとめて485系列と呼称する。
 外観は151系を、電気機器は471系をベースとしている。MT54系モーターを特急形車両で初めて採用し、MT比1:1でも20‰ 程度の勾配を走行できるようになり、経済性が向上した。また、ユニット方式を採用し、主制御器に自動ノッチ戻し機構搭載のCS15系制御装置を採用、山岳区間対策の抑速ブレーキも搭載する。
 1972年登場の1000番台からは先頭部分のデザインが 583系 列に近い「月光形」に改められた。
 その後、北海道向け1500番台なども登場、485系列は1979年までに特急形車両としては最多の1453両が製造され、北海道から九州まで全国で活躍、特急の代名詞的存在となった。
 現在はJR東日本・西日本・九州で400両余が活躍している。JR西日本の所属車両の一部は90年代以降、183系に改造され、北近畿、きのさきなどの山陰特急で活躍している。
詳しくは 485系諸元表 もご覧ください。

489系 485系
  ↑初期のボンネット形先頭車(新大阪にて)   ↑200番台以降の月光形先頭車(山崎〜高槻にて)

<485系編成表>
<京都総合運転所所属編成>
485系9連編成表
<金沢総合車両所所属編成>
489系9連編成表



編成表トップトップページ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください