このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
今年も何とか御用を納めて年末年始の休暇にはいった。年明け早々に学位論文提出〆切があるので、年を越さないようにぎりぎりまで3人分の最終校閲に追われていた。この時期に1週間の休みというのもなんだかなあ、といっても正月を動かすわけにはいかないから、行事予定をずらすしかないのだけれど。年明けから2月半ばまでは年度末のあらゆる行事が目白押しで身動きが取れなくなっている。もっとも暇な時は休む必要はないのであって、忙しいこの時期に正月くらい休ませてもらえるのはありがたいと考えるべきなのか。
このWebmaster日記、今年もなんとか60エントリーを書き終えた。それでも2001年の開始以来最低だ。今年は訳ありで4月から週一のメルマガを発行しているので、それと重なって大変だった。毎日ブログを更新している人はえらいと本当に思う。8年ちょっとで総計593エントリー。こんなものでも楽しみに読んでくださる奇特な人がいるのでなかなかやめられない。が、さすがにこの3段落580字枠の自縄自縛は重荷になってきた。乏しい内容を三分割して字数調整するというのは彫琢というほどではないけれど結構手間なのだ。というわけで今後どうするか少し考え中。
なんてことは実はどうでもいいのであって、web page本体の方の更新が3年も滞っているのを何とかするのが先決なんだよな。宿題ばかり。ともあれ、みなさまよいお年を。
JAXAから思いがけないクリスマスプレゼントが届いた。来年打ち上げの金星探査機「あかつき」に乗せて名前とメッセージを金星に届けてくれるのだという。なんて素敵な。前に月周回衛星「かぐや」のときに同じようなメッセージ募集があって、それに応募した人への特典だそうだ。覚えてないけどそんなの応募したかな。まあ応募しそうではあるけど(笑)。金星かあ、これはちゃんと考えねば。
朝、みるとBBBの画面が真っ黒。起動ボタンを押してもうんともすんともいわない。昨夜は電池マークが1.5目盛りくらいあったからバッテリ切れではないよな。とりあえず職場へ持って行って、USBケーブルで充電してみる。と、LEDが赤く点灯。充電中表示は黄色なはず。赤は不吉だ。そのうち画面中央に稲妻マークつき電池の表示が出たり消えたり。稲妻は充電表示っぽいけど、ちっとも充電されている気配がない。バッテリが死んだかも。まいったなあ。
帰って、純正の充電器につないでも症状は変わらず。観念して明日DSに持ち込もうと保証書契約書等一式を整える。しばらくほおっておいたら、いつの間にかLEDが黄色点滅していて、何事もなかったかのように起動した。やれやれ。どうやら何らかの原因でバッテリが過放電していただけのようだ。それにしてもBBBのない一日は不便で退屈でえらく困った。こんなに依存していたのだ。スペアに9700の白ロムでも買うかな。
寒い。先週から一週間あまりほぼ氷点下の気温が続いている。おまけに昨夜から今日にかけてまとまった雪がどさっと降り、朝は道なき道を歩かされた。こんな日に限ってキャンパス内を歩いて15分かかる場所で朝9時前から会議がはいっているという不運。今年は年末ジャンボでも買ってみるかなという気が一気に失せた。今年は暖冬という予想じゃなかったか。12月からこれでは先が思いやられる。
されどぼくにはモーツァルトがある。入手して10日ほどで15枚聴き終えた。価格から予想される以上の演奏といっていい。大好きなK488とかK310とか、ほんと69円では申し訳ない。こうして連日モーツァルトに浸りながら暮らすのは、香山リカ先生が何と言おうがすばらしい至福だ。しかし、このペースでも全部聴き終わるのは5月末だなあ。そんなに根性続くだろうか。
商品の販売価格と真の価値が比例しないのは理解できるとはいえ、ここまでくるとそも物の値段とは何なんだろうと考えてしまう。なんでこんな超超お買い得セットがミリオンセラーになって世間を賑わさないのか不思議でならない。ぼくにしても発売時から3年も知らなかったのだ。絶対買いだよ、ほんと。宝くじなんか胴元が55%も吸い上げるうえに、その使途があいまいで関連組織の天下り役員のフトコロにどっと流れ込んでたりするという話だから、そんなアホらしいものに浪費しないで、これをすぐに買うべし。
あれ、また飯田線?じゃないな。ああ小歩危か。冬場に四国とはまた意表に出たな。夏の瀬戸内なら定番だけど。毎回文句つけるのも気が引けるけど、幅広に山肌を削っている国道はどうにかならないものか。あそこが細々とした二条の線路だったらいい絵なのにね。それにしても青々とした谷の斜面は冬の季節感とはかけ離れている。同じ渓谷なら高山北線の雪景色なんてチョイスはなかったのだろうか。ということで恒例の青春18きっぷチラシの品評でした。今日から冬の回の利用開始。
12月10日といえば我々には冬のボーナスの日でもある。といっても今は明細すらweb掲載になったので何も手元にもらうものはない。どっちみち年々減額される一方だから明細みても感動はないんだけど。ぼくが学生の頃は奨学金支給が毎回現金手渡しだった。銀行のおっさん(いま思えばあんちゃん)が、毎月の支給日にクラ館に来て、ぼくらはハンコもってもらいに行ったものだ。有難みも温かみもあったよな(遠い目...)。
さて、今日はぼくには正真正銘のボーナスが届いた。清水の舞台ならぬ物置の屋根から飛び降りたつもりで発注してあったモーツァルト大全集CD170枚組。といっても、うちの物置は娘が小さい頃冬場に1m以上積もった雪に飛び降りてよく遊んでいた、というその程度のものでHMV楽天ストアで11752円、なんとCD1枚あたり69円。こんなに安くていいのか(笑)。
先週に引き続きまた東京出張。ここ1ヶ月で3回目だ。それはまあいいとして、しかしなんとしたことかその3回ともが雨に降られた。今回も着いてから発つまでずっと雨。傘差して歩かされるは、飛行機は遅れるはおまけに揺れるはでいいところなしだった。いつからこんな雨男になったかなあ。
雨降ると傘差さなきゃならない。これが痛い。旅先では歩きながら地図見たりGPSログ取りしたりメモしたりデジカメ撮ったりしなければならないので、猫の手も借りたいほど。もちろん仕事なのでカバンを持ってるからほんとに手が5本くらいほしい。その上傘だ。これが難物。電子小物類なら一旦ポケットに入れたりストラップでぶら下げたりできるし、カバンだって肩から掛けたり背負ったりが可能なのに、開いた傘ばかりはどうにもならない。あくまで片手の専有を要求し、嫌なら濡れなさいという。こんな傲慢なモノがあるものか。
考えてみるとこの傘という代物、ぼくの物心ついたころからまったくといっていいほど進歩していない。折畳み方が小さくなったとか、非対称形状で雨除け効率が上がったとか、変化はしているのだろうけど、手で支えて差すという本質は変わっていない。頭にかぶるとか肩に固定するとか背中に立てるとか両手が自由になる実用的なアイディアはないものなのだろうか。傘メーカーは何やってるんだろう。ぼくが仕分け人なら会社の予算は大幅減額だな。
羽田空港から千代田線根津までどう行けば早いか。モノレールで浜松町に出て山手線に乗り換え有楽町下車、徒歩連絡で千代田線日比谷駅が最速というのがぼくの結論だ。
さて、千歳から乗ったAirDo便が15分遅れで羽田空港着。いつも思うのだが、飛行機がエプロンに到着すると乗客はみんなわれ先に立ち上がり、通路に並んでドアの開くのを待ち構えている。さぞ機外に出たらみんな駆け出すのだろうと思いきや、ドアから出るとやけにのんびり歩きだす。おいおい急いでるんじゃないのかよ。なら道を開けてよといいたくなる。AirDoは第二ビルのはしっこに着くから、モノレール乗り場まではかなり遠い。ダッシュしてもたっぷり5分かかった。息切れしてそれ以上走れない。座席でしばし息を整え、浜松町でまたダッシュ。が、肝心の山手線が2分遅れの運転。急いだのにホームで待たされる。おかげで有楽町でドアが開いたときに乗換余裕時分は3分。一瞬あきらめかけたが、気を取り直して三度ダッシュ。ドアtoドア2分50秒で発車ベルの鳴り響く千代田線に駆け込んだ。羽田で機外に出てから根津着まで49分。しんど。
仕事の後、久々に坂歩き。曙橋界隈の坂を11ヶ所回った。あとで地図をよく見たら安保坂と茗荷坂にはさまれた狭いところの源慶寺という寺に渥美清の墓があると知った。そうと知っていればお参りしてくるのだった。すぐ脇を二度も通ったのに。
特に外歩き時のメールチェックやテキスト入力用として重宝しているBBBだが、大きな欠点がwebブラウジング機能の弱さ。今の時代のスマートフォンとしてこれは致命的だ。Opera miniを導入して多少はましになったものの、asahi.comが見られないなど制約は多い。
最近ニュースフィードを利用するようになって、お気に入りの巡回に関しては格段に改善された。今頃になってRSSの便利さに目覚めるというのもそうとう遅れているが、これはこういう非力な端末でこそ威力を発揮するものだ。気になるサイトのRSSやAtomをどんどん登録しておけば、更新されたサイトだけが常に上位に表示されるので、利用度に応じて淘汰していけばいい。ちょっとパソコン通信時代のオートパイロットでの未読取得を思い出す。というわけでアメリカ化学会誌から観覧車通信まであっという間に50近くものタイトルが集まった。
そうだそうだ、おもしろ有機化学ワールドのWebmaster日記も登録しておこう。あれRSS対応してないや。なんだいまどき。すみません、ここGeocitiesにもちゃんとブログシステムがあって、そこへ移行しようかという気がないでもないが、ずるずるそのままになっている。この旧態依然のWebmaster日記。今のままでも検索エンジンではトップに出てくるので、URL説明しなくてもググってください、ですむのは便利だし。まあRSS対応してなくてもぼくは全然困らないし(笑)。
毎年不思議だ不思議だと書いている気がするが、この時期になると自転車購買欲が上昇する。BD-1も10年乗ったからそろそろ次はBromptonでもほしいなあとか。何より折り畳みサイズが一回り小さいのが魅力。ころがして歩けるし。Xにすれば重量もほとんど変わらない。ただし高い。日本で買うと20万円以上する。もう少しポンド安くなったら個人輸入するんだけど。まあいずれにしても当地では来春以降の話だ。
エコカー減税で高価なハイブリッドカーが馬鹿売れしているらしいが、なんか納得いかない。買ったその車でマイカー通勤とか休日ドライブとかするんじゃないだろうな。どこがエコなんだか。そもそも自家用車になんか乗らずに公共交通機関を利用するのがエコというものだろう。自転車もしかり。くだらん減税や高速無料化なんかしないで自転車購入補助金でも出してくれればいいのに。多摩川サイクリングロードで転倒して怪我したという谷垣さんは自転車乗りの期待の星だったんだけど、総裁とはいえ自民党が野党転落してしばらく表舞台には出られないだろうしなあ。間が悪いというか。
折り畳みといえば、朝の農学部近くで水色のストライダ乗りの女性を見かけた。ちらっとだけどあの独特のフォルムを見間違えるわけなない。しかし何者だろう。ストライダで通学(勤?)とはただ者ではない。こんど見かけたら追いかけてみよう(ストーカーか(笑))。
街道てくてく旅山陽道編が最終回。大宰府から800キロ延々と歩き続けた原田早穂が無事平城京跡に到着。さすがのドライで笑顔の早穂ちゃんが感極まって涙するゴールシーンにもらい泣き。毎日15分ずつ楽しみに見続けたのが終わってしまった。昨年の四元奈緒美からバトンタッチした原田早穂。なんといってもあの見事な食べっぷり。土地土地の名物を大口で豪快に食べるシーンは痛快だった。しかし、このシリーズももう主だった街道は踏破してしまったのでこのあとどうなるのだろう。いずれにしても来年の話だけど。
ファミリーマートがam/pmを買収というニュース。よしよしファミマが増えるのだな。チョコ好きのためのチョコクロワッサン\105が買える頻度が高まるというのはいいことだ。ファミマは北海道上陸して日が浅く、大分増えたとはいってもこちらではまだまだ少数派。たまにTSUTAYAで50円割引券もらっても使い道がなかったくらい。東京へ行ったときは遭遇するチャンスが多いのでついはいってみる。
今週の出張のときホテルの近くにあったので朝食のパンを調達しにはいった。そこで出会ったのがこの神戸屋チョコクロワッサン。板チョコのはいったパンはほかにもあるが、ここまでしっかりはいったパンは初めて。チョコ好きのと銘打つだけあってチョコの厚みと堅さには感動。むむ、ここいらのファミマにもあるのだろうか。こんどチェックせねば。
スキットルにはジンがよく似合う。部屋を片づけていたら昔買った吉永のチタン製スキットルが出てきた。軽くて丈夫、無味無臭無害、チタンはスキットル素材には格好だ。ただし高い。この8オンスLLサイズが9000円もする。よく思い切って買ったものだ。こんなものでこの値段なのだから、それは自転車作ったら高いだろうと納得。
フタにちゃんとネームがはいっている。もちろんこれは捨てられない。というわけで本当に久しぶりにタンカレーを買ってきた。なじみ深い緑色のボトルから無色の液体を移す。付属していた漏斗がどこかへいってしまったので細い口から入れにくい。しかも中身が見えないのでどこまではいったかわからない。これはメスシリンダーがいるな。ジンが詰まって持ち重りのする鈍い銀色のチタンスキットル。なかなかいい。こういうのをオフィスの抽斗にしのばせて仕事の合間に...、いかんいかんそれではアル中だ。
キャップ兼用の1/4オンスカップで一口。懐かしい。たちまち昔日が立ちのぼる。夜、ひとりタンカレーを飲みながら聴くものは、照明を落としてモーツァルトの20番、ではさすがに雰囲気ありすぎ。しからば中島みゆきか(変わらないか)。ひとりぼっちで踊らせて、最愛、りばいばる、ほうせんか、名曲ぞろいで時の経つのを忘れる。つい飲みすぎる。なんたって紫綬褒章だもんな。誰が決めてるのか知らないけどまったくびっくり。
古書整理第3弾。こんどは古い時刻表。過去40年間くらいのが130冊ほどある。何といっても学生時代からの鉄道旅行、全国乗りつぶしにお世話になったもので、たくさん思い出もあるし、見れば懐かしくて読みふけってしまうほど魅力もあるし、何より資料的価値も高いのだけれど、そんなことをいっているとキリがないのでえいやっと処分することにした。
ヤフオクにでも出せば売れるかもしれないけどそれも面倒だし、近所の小学校の毎月の資源回収にでも出そうかと思ったりもしたものの、量が多いのでそれも結構大変ということで、なんとか一括で引き取ってくれるところを探すことにした。ネットで「時刻表買取り」で検索すると関西の鉄道古書店がヒットしたので、メールで問い合わせる。と、着払い宅配便で5個口までなら5200円で引受けますとの返事。別に儲けようというわけではないので、値段はどうでもいいとはいっても、箱詰め送り出しの手間ヒマかけて1冊40円かいと思うと気乗りしない。
送料が問題なのだと少し丹念に検索しなおして地元の古書店を見つけ出した。結局そこで話がまとまって、1980年代以前の古いもののみということで72冊12000円で買い取ってもらうことに成功。まだ50冊ほど残ってしまったけどそれはしようがないので古紙回収にだそう。90年以降のものしかないけど、ほしい人がいればただであげますよ、ってそんな人は誰もここを読んでないか(笑)。
久々におだやかな秋晴れの土曜日。午前中に所用を済ませた後、午後からはあいの里公園から教育大裏あたりの紅葉を愛でつつ、ポタポタ走りに行こうかなと思ったものの、結局テレビにクギ付けで日が暮れてしまった。
クライマックスシリーズ第2ステージ第4戦。日本ハムが楽天に勝って日本シリーズ進出を決めた。一方的かと思われた前半から楽天が盛り返して接戦になり、迎えた終盤、8回裏2死。最後に野村監督は中1日でエース岩隈をマウンドに送り、迎え撃つスレッジが試合を決める3ランホームラン。絵にかいたような役者たちの真剣勝負に感動した。勝者も敗者も力の限りを尽くした名勝負だった。そして試合後の両チーム選手による野村監督の胴上げシーンにまた感動。退任は無念だろうけど、ノムさんの遺したものの価値は選手たちが最もよく知っている。まさにもって瞑すべきでは。
しかし、17:30で終わってしまったHTB地上波のテレビ中継。毎度のことだけどなんとかならないものか。衛星でNHKが中継していたからいいものの、最後の岩隈のマウンドも野村監督の胴上げも見られなかった人が大勢いたろう。いくら熱を込めて谷口アナと岩本解説者が中継していても肝心のところが尻切れではあんまりだ。責任あるのはテレビ局かスポンサーか知らないが、スポーツの何たるかが全然わかってないとしかいいようがない。
国東半島100キロマラソン事務局から記録表とTシャツが届いた。半分しか走ってないのに完走Tシャツをいただくのは気が引けるけど、ここの事務局はそのあたりは鷹揚で、前にはエントリーして行けなかったときも送ってくれたからありがたくいただくことにする。そうか、そもそも完走Tシャツではないのかな。記録を見ると、完走率は70%で特に例年より低いということもない。となるとやはり口惜しい。
Windows7が発売。もうこのペースにはついていけない。わが家のパソコンはVista1、XP2、Me1。XPはともかくMeだって立派に現役だ。家人専用のネットブック化しているけれどweb閲覧くらいなら全然不自由はない。唯一のVista機だって導入してまだ1年足らずなのに。来年にはまたOfficeの新版も出るらしい。勝手にしてくれという感じ。携帯も個人に行きわたって売れ行きは鈍化しているというのに相も変わらず新機種競争が続いている。商売の仕方というか、そういう構造が間違えているとしか思えない。なんてことを1年に3個もGPSを買いこんでいる人間がいっても説得力ないんだけど(笑)。
次から次へと物が多すぎる。考えるところあって、最近1日に3個ずつ身の回りを片づけることにした。迷ったら捨てる。とにかくどんどん処分する。3個では目立った変化など見えないけれど、1年後には1000個以上の物が整理されることになる。室内の景色がどう変わっているか楽しみだ。
いや、しかしすごい爺さんだ(失礼)。今夜の札響定期を振ったゲルハルト・ボッセ。1922年生まれというから87歳だよな。足取りはよぼよぼしていて、指揮台の上がり降りなんか見ていてはらはらするほど。しかし演奏は素晴らしい。最後のベートーベンの交響曲第7番が圧巻。最近あまり聴いてないけど、昔けっこう好きでよく聴いていた曲だ。久しぶりに聴くとなるほど名曲だと思う。
これをボッセさんは楽章間を切ることなくやや早めのテンポで全曲振り通した。全曲で35分とそれほど長い曲ではないが、トシなんだから楽章ごとに少し休めばいいのに。聴いている方はそう思うけど、もちろん疲れたって切らずに通したいという解釈上の意思があるのだろう。そしてその演奏たるや若々しいこと。老練、重厚などどは無縁に、軽快に走りぬける。87歳になったときにはたして自分はあんな演奏(あるいはそれに類すること)ができるだろうか。
チームが勝ち進んでクライマックスシリーズに進出し、日本一をうかがおうかという勢いなのに、74歳と高齢なので勇退していただくといわれたプロ野球の監督がいたけど、現役で頑張ってしかも結果を出している人に向かってなんと失礼な言い草か。年齢で人は判断できない。判断されたくない。それにしてもその楽天は今日も快勝。この勢いでいくと勝ち抜いて来週は札幌ドームに乗り込んでくる確率が大だ。勢いあるからなあ。ファイターズには難敵になりそう。
髪結い伊三次捕物余話第6冊「君を乗せる舟」。君って誰だろう?と読み始めて、最終話でああと思う。「私は舟になりたいと思いました」、には泣けた。うまいねえしかし。そう思ったことって、人生のはじめの頃に誰しも必ずある。その切なさが胸に沁みる。
しかしこの手の時代物ってたくさんありすぎる。それだけ需要が多いということなのだろうか。1人の作者がいくつものシリーズを書き分けているし、まだ読んだことのない作家もたくさんいる。すべてのシリーズを読んでいる佐藤雅美を別とすると、今読み続けているのはこの髪結い伊三次と風野真知雄の大江戸定年組。どちらも主要登場人物の息子が跡取りになる話がでてきて、交互に読んでいると頭がごっちゃになる。代わりにひと頃読んでいた山本一力や居眠り磐音シリーズはしばらく遠ざかってしまった。シリーズといえばぼくは100巻でやめてしまったけど、作者が病没した世界最長グインサーガシリーズはどうなったのだろう。
秋晴れの体育の日。午前中、家庭菜園の後片付けをした後、午後は1時間ばかり軽く走る。10月にはいってめっきり涼しくなって、もう雪虫が飛んでいる。長袖のスエット上下でもそれほど汗をかかない。つい2週間前は汗だくで塩飴なめながら走っていたのがうそのよう。もう今シーズンは店仕舞いと考えると、今一つ走りにも気が乗らない。今年の冬はどうやって乗り切ろうか。
好事魔多し。満を持して出かけた国東はなんと53キロでリタイア。6連続完走どころか、最短敗退記録をつくってしまった。7万円かけて53キロではコストパフォーマンス悪過ぎ、ってそういう問題か。今年は残暑が厳しいとは聞いていたけど、当日も蒸し暑くて大量の発汗で脱水症状になったのが一つ、中間点のエードで食物補給ができなかったのが一つ、と原因はいくつも数えられるけれど、いずれもあらかじめ予想して準備しておけばクリアーできた問題だ。5回完走したせいで甘くみたとしかいいようがない。
多少のアクシデントでも走りきれるのほどの体力も精神力ももちあわせていない。これまではたまたま運がよかっただけなのだ。と終わってから気づいてもまさに後の祭り。しかし精神的にダメージ大きかった。ウルトラは走ると哲学者になる。完走しても毎回考えさせられることが山ほどある。ましてやリタイアなんてすると、こんな生活を続けていてはだめだ、もっと心を入れかえて精進せねば、などと人生観に関わるところまで考え込んでしまう。
と下を向いて思いつめるのがそもそも駄目なのであって、ふだんからポジティブ思考のくせをつけないといけないのだった。いやあ53キロ走るのに7万円もかけて贅沢できたし、いい汗も滝のようにかいたし、エードで食いっぱぐれてダイエットもできたし、リタイアしたから脚も全然痛くないし、とか。どうみても負け惜しみなんだけど(笑)。
ベルリンマラソンはゲブレシラシエが4連覇。さすがとしかいいようがない。3回目の世界新記録はならず、年齢的な衰えかなどと新聞には書かれているけど、そんなにほいほい記録が出るかよ。あんた走ったことあんの?といいたくなる。それよりランナーズ誌に連載を書いている吉田誠一さんはどうなったろう。目標の3:15を切れなかったら日本に帰らせてもらえずドイツ人になるしかない(笑)という意気込みだったけど、無事帰国できたのだろうか。
涼しくなってマラソンシーズン突入、というわけで近着のランナーズ11月号もフルマラソン大特集。テーマは粘れる脚と折れない心だそうな。脚はともかく心すなわち脳が非常に重要だというのが最近のトレンドらしい。素直でポジティブ思考が鍵。どっちもぼくには欠けているんだよな。とうていマラソン向きの性格ではないのだ。
秋の五連休。誰が名づけたかシルバーウィーク。本家の5月ほど派手ではなく敬老の日を含むという洒落だろう。そういえばNHKはゴールデンウィークとはいわず大型連休という慣わしのはずだったが、今回は何て呼んでるのだろう。頭の悪さはすぐには補正できないので、せめて粘れる脚をと走りに出る。310XTのバッテリが最後の一目盛りしかなかったけど、公称満タンで20時間なのだから2時間くらいもつだろうと思いきや30分でダウン。こんなんで100キロもつんだろうかと不安に...、や、それがいかんのだな。
ランニング用のヘッドバンド型オープンエアーイヤホンが頭頂部でパキッと折れてしまった。2回目だ。また瞬間接着剤で補修して力をかけないようにだましだまし使うことに。新しいの買うかなあ。でも今ひとつ機能的に気に入ったのがない。ヨドバシへ行けば、携帯音楽プレーヤー用のイヤホンはなんでこんなにというくらい豊富なラインナップが並んでいるけど、まさに同工異曲。悪意をもっているのではと思いたくなるほどグニャグニャとすぐにからまって始末におえない。おまけにぶらぶら揺れて走るなんて論外。
ウォークマンが売上げトップになったとかiPodが新型になってどうだとか相変わらずかまびすしい。その新型iPodはビデオカメラもついてるんだとか。なんか勘違いしてるんじゃないか。音楽を聴くためのイヤホンは十年一日。電車に乗ってる人はみんなあの白いイヤホンコードを耳からぶらさげている。不便だと思わないんだろうか。それよりアップルやソニーの開発者は自分で使ったことあるんだろうか。不思議だ。
サンコーレアモノショップの片耳イヤホン一体型8gのMP3プレーヤーにはちょっと食指が動く。miniUSBでもう片方のイヤホンをつなげばステレオになり、それ以外余計なコードがない。惜しむらくは片耳使用時はステレオの片側しか再生されないこと。podcastならともかく音楽再生がそれじゃつらいな。自動的にモノラル再生になるんなら即買いなのに。
発売初日にこそ間に合わなかったものの、Amazonからザ・ビートルズBOXが届いた。買いました、買ったともさ、買わいでか。LP盤ではすべてのアルバムをもっているけど、さすがにもう何年もターンテーブルに載せることもなく死蔵しているだけだ。早速すべてPCに取り込んでシャッフルで聞き流す。いい時代になったものだ、というのは昔のIBMのCMだったか。ほんとうだ。ほんとうにほんとうだ。これがたったの3万円。安すぎる。懐かしさにまさに感涙もの。出てくる曲出てくる曲、ほとんど歌詞を覚えていて口ずさめるのが改めてすごい。
カバーには全213曲217テイクとなっているが、iTunesに取り込んだらなぜか226曲10.2時間1.26GBになった。BBBのmicroSDには余裕ではいったけれど、惜しいことに旧型1GB shuffleには全曲入らない。こうなったら2GBモデルを買い増そう。よし、これを聴きながら10時間で100キロ走るぞ、って無理だってば。
ぼくはビートルズには少し遅れてきた世代なので、来日騒ぎのときはまだ小学生だったし、リアルタイムで追っかけていたのはもう解散間際の後半だった。一番聴いていたのは高校時代だろう。40年近い昔だ。音楽の力、記憶喚起力はすごい。懐かしい曲を聴いていると、「いつでもドア」を抜けてたちまちあの頃にタイムスリップする。必ずしもよき時代だったわけではなく、今となっては戻りたいとも思わないけれど...。
9月は国東の月ということで、ゼッケン番号が届いた。27番。この大会、年齢順にゼッケン番号を振る習わしになっているので、年々番号が若くなる。去年は33番だった。今年はとうとう20番台だ。この分では参加者も100人を切ってるんだろうな。そのうち一ケタになったりして。招待選手じゃあるまいし、やだやだ。
さて春にFR405を買ったことだから、それをつけて颯爽と走りたいところだが、惜しむらくはバッテリが8時間しかもたない。また昨年同様2台を半分ずつ使用という情けないことになるのか。いやまてよ、20時間連続使用可能な新機種310XTが出たはずではと調べてみる。なになに夏に出荷が始まっていて輸入品が今なら通販大特価か。よし買おう、ポチ、と即決したいところだが、405を買ったばかりだし、一晩考えてからにしようと思いなおす。そこはトシの甲でそれくらいの分別はある。
その翌日の今日。結局は物欲に負け、まあ今月は誕生日でもあるしとか説得力のない理屈をつけて発注してしまった。いったい分別はどこいったんだ。これでGPSは12XL, eTrex legend, vista HCx, FR201, 205, 405と7台目だ。いやD905iにもBBBにもついているから9機種目か。まったく好きにもほどがある。そういえばアメリカのGPS衛星更新計画が大幅に遅れていて、来年にも精度に支障が出始めるとかいう話じゃなかったっけ。こんなに買い集めていいんだろうか...。
その北海道マラソン。たまたま総選挙と重なって忙しい一日だった。まずは朝のうちに投票をすませてスタート地点の中島公園へ。ふだんのマラソンは朝スタートなので早起きして会場まで行くのが一苦労だが、テレビ中継のマラソンはスタートが正午過ぎでしかも交通の便がいいので楽だ。さすがにすごい人でいつもの3倍くらいはいる感じ。コースは平岸折返しで創成川通りを北上して左折、新川通りを前田の先まで行って折返し。見慣れた通りをレースで走るというのが新鮮だ。最後の4キロが北大構内と道庁構内。誰が見ているというわけではないにせよ、へろへろで歩いたりしたら嫌だなあと思っていたが、なんとか最後まで走りきって無事大通りにゴール。
参加者8000人で制限5時間では市民マラソンとしてはだいぶ見劣りするけど、走ってみたらそれなりに結構雰囲気は出ていたと思う。街中をはずれても沿道に人が多く、太鼓やらバンド演奏などの応援もあちこちに。太鼓のドンドンという響きに結構力づけられるというのもわかった。まあ、でもニューヨーク、ロンドンなみに時間無制限、4万人参加なんてのは日本では望むべくはないのかな。そうなれば真に一日町を挙げてのお祭りになってもっともっとみんなが楽しめるだろうに。
帰って夜はずっと選挙速報。民主大勝自民壊滅というしごく妥当な結果。民主党のマニフェストに市民マラソンの充実とか書いてなかったかな(笑)。
一週間なんてあっという間で、盆休み明けに大学院入試などでドタバタしているうちに高校野球も世界陸上も終わってしまった。マラソンの結果はまずまずというところだろうか。男子の佐藤の6位も女子の尾崎の銀も日本の現状では健闘といっていいと思う。それにしても渋井の直前辞退はまたかという感じ。北京の野口の教訓がちっとも生かされていない。陸連は今のようにそれぞれの監督任せにしないで選手の状態をきちんと把握するとかいってたんじゃなかったっけ。尾崎がメダルとってなんとか面目を保ったからいいようなものの、代表選考が終わったらはいじゃ頑張ってね、では管理責任ゼロとしかいいようがない。
最終日にやっとメダルがとれて、しかも前回大阪より順位が上がったからまあよかった、と思ってたら、やり投げで村上幸史選手が銅メダルだと。室伏は別として日本人が投擲種目でメダルとるなんてすごすぎる。マイナーな競技でも地道に頑張ってる選手を神様はちゃんと見ているのだ。しかし予選で出した自己ベスト83.1mでも溝口和洋が20年前に樹立して以来破られていない日本記録に4.5mも及ばない。その溝口ですら大きな大会でメダルはとれなかったのだから、いかに本番で結果を出すのが難しいかだ。
とえらそうにいいながら来週は北海道マラソンだなあ。自己ベストなんて出せっこないから、なんて言い訳するかなあ(笑)。
世界陸上開幕。早々にボルトが9秒58だと。すごすぎる。北京五輪の時も驚かされたけど、今回はそれを0秒11も縮めたのだからすごい。2位のゲイの9秒71だって1年前なら世界新なのにそれがかすんでしまっている。子供のころは10秒の壁とかいっていたのが9秒5台だもんなぁ。
記録ももちろんだけど、ボルトにしてもゲイにしてもここぞというところで自己最高を出せるというのがすごいと思う。集中力なのか調整なのか、いったい何なのだろう。日本人選手も健闘しているが、もともと地力に差があるところへ自己ベストすら出せないようではかないっこない。福島千里の2次予選進出は快挙だし、0秒03差の次点で惜しくも準決勝進出を逃すというところまで行ったのは立派だけど、2次予選のタイムは6月に出した日本新より0秒19も遅い。気象条件やコンディションが違うから直接のタイム比較は無理にしても、自己ベストで走っていれば楽々準決に進めたのだ。
それにしてもベルリンは遠い。テレビ中継が深夜から未明なのでとてもライブでは見られない。結果を知って録画を見るのではやはり感動が違うよなあ。あの北京の4×100リレーの興奮を思い出す。でも厳密にいうとデジタル放送はデコードのタイムラグがあるからライブでもオンタイムではないのだよな。ボルトのレースなら10m分くらい遅れてしか見られないのだ、と憎まれ口を叩いておこう。
雨続きだった7月とはうってかわって、8月にはいってここのところ好天が続く。8月前半は順調に走行距離も伸びて2週間で150キロ。ぼくにしては上々だ。国東半島100キロマラソンもエントリーしたし、往復の飛行機と宿も手配した。
大分は遠い。これまではいつも千歳〜羽田〜大分の乗継ぎだったが、今回は趣向を変えて福岡直行便を利用することにした。たまたまwebの予約ページを見ていたら、午後に福岡を出る便の先得割引のクラスJが1席だけ空いていたので、ついポチってしまったのだ。根が貧乏症なので残りわずかとか限定割引きとかに弱くできている。帰りは少しでも楽をしたい。直行便のクラスJなら楽チンだ。
その帰りの予定をあれこれ考える。朝、国東を出て15時の福岡発までは時間があるので、3月の学会のときには開業直前で乗れなかった門司港レトロ観光線に乗ってしまいたい。ソニックを小倉で降りれば門司港はすぐだ。ふむふむ、終点の関門海峡めかりから一度歩いてみたいと思っていた関門人道トンネルまでは近い。でまた下関側の出口は、廃止になりそうで気になっていた火の山ロープウェイ乗り場へすぐではないか。うまいうまい。帰りは赤間神宮にお参りしたあと、渡船で門司港へもどろう。われながらなんという上出来のプランと悦に入っていて気がついた。そうだ100キロマラソン翌朝なのだ。こんなにフットワーク軽く歩けるのだろうか。う〜む...。
宇江佐真理の髪結い伊三次捕物余話、4作目の「さんだらぼっち」を読み終わった。1作目ではいまひとつ作中人物に乗りきれなかったが、もうここまでくると伊三次はもちろん、お文、不破など主要人物に情が移ってどっぷりと作品世界に漬かってしまう。この作者、函館在住なのだとか。なんで江戸深川界隈の物語りを見てきたように書けるのだろう。それが筆力というものか。
しかしお文がかわいい。かわいいといっては違うのかな、まっすぐで正直で気持ちがいい。長屋を飛び出して芸者生活にもどったお文の次の休みに、伊三次が「久しぶり寄席でもいって帰りに鰻でも喰うか」とさそう。「嬉しい、楽しみにしてるよ。迎えに来ておくれね」。伊三次ならずとも、おうよ、必ず来るともさ、と答えたくなる。
その4作目の最後が「時雨てよ」。この作者、タイトルを先に考えてから書き始めるのだとか。それにしても、時雨れてよ、じゃないのかいと思ったら、「時雨てよ 足元が歪むほどに」(海童)という俳句が出典なのだった。この深い悲しみをたたえた破調の句、海童とはそも何者ならん。著者あとがきに種明かしがあって、故夏目雅子の俳号と知りびっくり。号をもつほど句作をしていたとは知らなかったし、こんなに激しい句を詠んでいたとも知らなかった。京橋の上で時雨に打たれながらお文はほろほろと泣いた。その悲しみがじーんと読み手の胸に伝わってくる。
7月最終日。試験をやって前期の講義は終了。食品機能化学の試験にはときどき「利用したことのあるトクホの効能と感想」という課題を出す。解答はいろいろだが、総じてあまり効能には期待しないか実感してないというのが多い。考えてみると20歳過ぎの若者に食品の機能性を実感しろというのが土台無理な話なのだ。体重計には乗るにしても、血圧だのコレステロールだのを定期的に検診する年代ではない。それよりも価格が高いので続けて利用する気はないという感想が圧倒的。そりゃそうだ。ぼくでさえヘルシアスパークリングは結構いけるけど高いと思うもんな。学生向けには適切な設問ではなかったと今頃気がついた。
どうなっちゃってるんだろうと思うくらい、雨模様の天気続きの7月。このまま夏が終わってしまいそうだ。週初めになんとか大通りビアガーデンには行ってきたんだけど、雨降りでガラガラだった。ただ、ちゃんとテント席があるので濡れずにビールを飲むことはできるから、空いている分快適ではあった。雨が降ろうと槍が降ろうとやっぱサッポロクラシックの男前ジョッキ(なんか恥ずかしいネーミングだな、女性から文句でないんだろうか、去年までは大ジョッキだった)正1リットル1040円。一時浮世を忘れる。
来週火曜日からはうちのキャンパスでも緑のビアガーデンが開業。毎年5日間しかやらないので実は行ったことがない。今年は行きたいものだ。
む。なんか夜が暗い。日食のせい、なわけはない。駅から職場までの通勤ママチャリの尾灯が何者かに盗られてしまったせいだ。買って3ヶ月。よくもったもんだと思ってあきらめよう。このcateyeの自動点滅テールライト、どう考えてもつくりが間違えている。目立ちすぎ。走行中目立つのはいいけれど、ONOFFスイッチがないので夜間放置中にも振動で赤色点滅してしまう。しかも消灯までのラグタイムがむやみに長い。駅の屋外駐輪場に置きっぱなしではいずれいたずらされるだろうなと思ってたら案の定だ。本体もだけどエネループが2本はいっていたのも痛い。
それはそうと、今日は46年ぶりに国内で見られたはずの皆既日食。残念ながら曇り空で満足に観測できたところはほとんどなかったらしい。はるばる悪石島へ出かけてテント暮らしをして待った人にはお気の毒としかいいようがないが、まあこんなことでもなければ一生行くこともないであろう離島で、浮世を離れて2,3日保養したと思えばいいのかも。
皆既日食はたしかに一生に一度くらいは見たい。けど、まあ地球上のどこかでいずれ見られるから、今回悪石島くんだりまで行かなくてもいいかと思ってた。ただ、飛行機からの観測レポートに太陽間近に水星とプロキオンが見えたというのがあって、むむむとうなってしまった。そうか、昼間の水星ならちょっと見たかったかも、と水星フリークのぼくは思ったのでした。
久々の三連休というのにあいにくの天気。風がびゅうびゅう吹いて寒い。梅雨明けの猛暑日なんていうのはどこの世界の話だ。トムラウシ山の吹きさらしの岩礫帯でこんな雨風に吹かれたらそりゃ寒かったろう。気の毒に。今回8人の遭難死者を出したヒサゴ沼からトムラウシ温泉のコースは大変だよ。ぼくも若い頃に逆コースを1日で歩いたことがあるけど、いやー遠かった。天気に恵まれて絶景を堪能はしたものの、山の奥深さが身にしみた。入山して3日目にあのコースでは高年齢者には厳しいだろうな。
無事に生還した人がインタビューで、とにかく生きて帰りたかったと言っていた。ぎりぎりの状況で生死を分けたものは、ちょっとした体力と精神力の差なのだろう。弱気の虫の話を書いたばかりだけど、もうダメだとちらっとでも思ったら本当にダメになってしまう、というのはいつもマラソンレースで経験していることだ。そう考えると、年に数回マラソンやウルトラマラソンを走る経験を積んでおくというのは、サバイバル訓練として有効かもしれない。
とはいうものの。もう国東まで2ヶ月ちょっとしかないのに、なんかここのところテンションが下がり気味で距離を踏めてないのがめちゃ不安。今日、強風の中を2時間走ったのを加えても7月にはいってまだ80キロしか走ってない。例年の半分だ。明日も終日雨の予報だし、これでは先が思いやられる、って毎年同じことばかり書いているな(sigh)。
人間ドックの結果が届いた。まずは封筒の厚みを確かめてよけいな紹介状が同封されていないことに一息。4年前の騒動以来このへんは神経質になっている。開けてみると、検査結果は昨年とほとんど変わっていず可もなく不可もない。いくつかいつもの要注意項目はあるけれど、これも今さら驚かない。まあ、γGTPも一頃より下がったし、あまりアルコールを控える必要もないかなと都合のいいように解釈しておこう。
ここのところ何となく不調で思ったように走れないことが多いので、どこか悪いのではと考えたりもしたけれど、気のせいだったか。あ、いや年のせいか。50を過ぎると若い頃のように無理が効かないなどという話をよく聞くが、それが55になり60になればなおさらなのだろう。長生きして老後はいろいろなことを楽しもうと能天気なことを考えているけれど、今の体調そのままであと20年も30年も生きられるわけではないのだ、というあたりまえのことに気づかされる。
そういえば前後して北海道マラソンの参加承認証が届いた。これで、ちょっと体調が悪いんでという言い訳が効かなくなったなあ。たまっていたランナーズの6月号をパラパラ読んで、弱気の虫を全て撃退して強い人間になることを決意、というコラムにえらく共感。この吉田誠一という人のコラムはいつもおもしろい。3時間20分台のタイムをもつ人でさえこうなのか、と安心しても自分が強くなるわけではないのだが(笑)。
7月最初はお約束の青春18きっぷチラシ。チラシ眺めてばかりいないでどこかへ出かけろよまったく。それはともかく、今回は田んぼに浮いた田舎の交換駅構内の遠望。これはまた模型のレイアウトを見るかのような。しかし地味だな。山口線篠目駅ってどのあたりだったろう。島式Y分岐の昔ながらの典型的な中間駅。山口線は高速化改良されてないんだろうか。手前側はスルー配線にも見えるけど、たぶん意図したものではなく線形の都合だろう。
これまでと大きく変わったことに、今回から写真を少し小さくして真ん中に3ヶ月分のカレンダーがはいった。ぼくのようにシーズン中は机の横に貼って毎日眺めている人には便利だ。これをみると長いように思える夏休み通用期間もあっという間だというのがよくわかる。
でも普通の人がこの地味な写真で旅心をそそられるかなあ。これを見て旅情を感じる人は相当鉄分の濃い人じゃないだろうか。配した列車が40系DC(キハ47?)なのもポイント高い。これがSLやまぐち号だったりしたら興ざめだけど。山口線の山口〜津和野間は記憶する限りではたった一度しか乗ったことがない。むろん篠目駅の記憶などまったくない。写真を眺めていると、こういうなんの変哲もない駅にこそふらりと降り立ってみたい、という気になる。あれ、制作者の術中にまんまとはまっているではないか(笑)。しかし、ふらりと行ってみるにはいささか遠い…。
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