このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

ルナHO路面軌道レポ

(2007年1月某日)

 

 

103にしか興味ないと思われがちな私ですが、実は路面電車も結構好きだったりします。

っていうか、実は鉄道が好きになったきっかけは小さい頃近所を走っていた都電だったりするのです。

 

この路面電車、実物もかなりの急曲線があるため、模型でも一般の車両に比べてかなりの急曲線を曲がれる為、大きいスケールでも小スペースでも楽しめる可能性を秘めており、部屋が汚くてまともに線路が敷けない今の私にはぴったりなわけです。w

 

この為、以前ハーテルの線路を単線エンドレス分入手していたのですが、これを複線化した上で簡易モジュールレイアウトっぽいものを作ろうと思い、それを売ってそうなトラムウェイへ。

しかし、トラムウェイでは「一度輸入したが、あまりの品質の低さ故それ以降扱っていない」とのこと。

代わりに、ルナというメーカの軌道システムを取り扱っていてこちらがお勧めだと言う事で、試しに複線の直線・曲線をそれぞれ1セットずつ買ってきました。

 

複線直線(長さ約200mm)。線路2本なのに、やたらでかい箱に入っています。

見ての通り線路や敷石は別々のパーツで、線路本体は約100mmのもの二本で約200mmの線路にする構成です。

ちなみに、この一式でお値段約3400円。高いです・・・。今回各1セットしか買わなかったのはこの為であります。

 

組み立ててみました。といっても、敷石と線路は繋がっておらず実質置いてあるだけなので、基本的にはベースに固定するレイアウト用です。

日本風ではありませんがいい感じです。しかしやはり値段が・・・。

 

さて、私が心配だったのはこのプレスレールです。昔の3線式Oゲージなどでも見られた方式ですが、この小さなスケールではどうなのかと心配でした。

 

続いて曲線セット。上の直線と殆んど同じ構成ですが、色々なプランに対応させる為、細かく3つに分かれています。

 

やはりというか、直線ではほとんど問題が無かったものの、カーブではプレスにばらつきがあり、線路同士の接続に不安が・・・。

 

さて、ジョイナーですが、中に厚板加工のジョイナーを差すというプレス線路ならではの方法をとっています。

 

しかし、接続してみるとやはり精度が悪く、あまり好ましく無い状態になりました。

しかも例のジョイナー、曲線部分、特に短い曲線の部分では切るようにと説明されたのですが、短いと接触部分が少なくなるし、長いと線路自体を変形させると言う非常にシビアな調整が要求され、さらにはプレスの精度の甘さゆえ緩かったり硬かったりとかなりの厄介者でした。

 

 

以上で本体のレポを終ります。システム的には各種線路が揃っていて、ポイント等もあり興味もあるのですが、その値段と扱いにくさ故、これをメインに使うのはちょっと厳しいかな・・・と言う感じです。お金持ちの方(w)や、何人か集まってこの規格でモジュールを作る・・・と言う方にはいいかもしれません。

逆に言えば、世界を探してもこの程度しかないということで、トラムウェイさんが路面軌道システムを展開すれば、世界中に売れると思うんですが、いかがでしょうかね。w

 

続いて、この限られたレールを使い各種の試運転を行ないたいと思います。

 

 

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