第42話
いよいよ西の洞窟へ出発です。
「結局全員出撃かよ。」
バシャーモが言う。
「バシャさん1人で行ったって勝てないよ。」
ラティアスが言う。
「んだとぉ!?」
バシャーモが怒る。
「だからみんなで行くの!」
ラティアスが言う。
「・・・勝手にしろ。」
バシャーモが呟く。
「勝手にした結果がこれですから。」
サーナイトが言う。
「さっさと行って早く終わらせるぞ。」
バシャーモが言った。
「あ、はい!」
ラティオスが答える。
「リーダーじゃないのに威張っちゃって。」
ラティアスが小声で言う。
「なんか言ったか!?」
バシャーモが聞く。
「べっつに〜。」
ラティアスが言った。お決まりのパターンになってきた。
西の洞窟に突入。最初はサクサク進むもさすがに後半はキツイようだ。
「どんだけ深いんだよ、ここは!」
バシャーモがぼやく。
「だれがこんなに掘ったんだろうね〜。」
ラティアスが言う。
「知るか。」
バシャーモが答える。
「どうぞ。」
サーナイトがオレンの実を差し出して言う。
「あ?」
バシャーモが変な返事をする。
「連戦でお疲れでしょう?敵がいない今のうちに回復を。」
サーナイトが言う。
「悪いな。」
バシャーモはそう言ってオレンの実を受け取り、食べた。
「階段見つかりました〜。」
ラティオスが叫ぶ。
「食う暇も与えない気か。」
バシャーモが言うも立ち上がる。
「歩きながら食べるのは、はしたないよ。」
ラティアスが指摘する。
「るせぇ!」
バシャーモが言った。
さらに進む。もう何階だかわかんないくらい。
「あ、階段がある。ラッキー。」
ラティアスが言う。
「どれだけ降りればいいんだよ?」
バシャーモが言う。
「ミュウツーが居る階まで・・・なのでしょうか・・・。」
サーナイトが言った。
「とにかく降りましょう。止まっていてはなにもわからない。」
ラティオスが言う。
「しかし、ここまで降りると、帰るのが面倒だよな。」
バシャーモが言った。
「帰る必要はない・・・。」
突然別の声がした。
「この声・・・。」
ラティオスが警戒して言う。
「お兄ちゃん・・・!?」
ラティアスが言う。
「お前達はここで死ぬのだから・・・!」
そう言った直後、階段からなにかが飛び出し、ラティアスに襲い掛かる!
「ラティアス!!」
ラティオスはそう叫びラティアスを庇いながらドラゴンクローで迎撃した。
敵も同じ技を繰り出したようだ。威力は互角だった。すぐに敵は間合いを取った。
「ラティオスさん!」
ラティアスが叫ぶ。
「僕は大丈夫です・・・。」
ラティオスが答えた。
「どうやら、アイツを倒さないと先に進めないってわけか。」
バシャーモが言う。
「そうでしょうね・・・。」
ラティオスが呟く。
「主の所へは・・・、行かせない!」
ラティオス(敵対)が言うとラスターパージを放ってきた。
「主・・・?」
ラティオスが避けながら言う。
「誰の事だよ?」
バシャーモも言う。
「お前達には関係ない。」
ラティオス(敵対)は言いながらサイコキネシスを放つ。
「くっ・・・。」
ラティオス(敵対)の猛攻によりバシャーモ達は近づけずにいた。
「お前と遊んでいる暇など・・・・!」
長期戦を察したバシャーモはついに接近戦に持ち込んだ。
「ふっ、死にに来たか。」
ラティオス(敵対)が言うとバシャーモにサイコキネシスを発動した。
「ちぃ・・・」
バシャーモは強い念力に捕らわれ身動きができなくなった。
「終わりだ・・・。」
ラティオス(敵対)が呟いた。その時・・・。
「はぁぁぁっ!」
ラティオスが死角からドラゴンクローを放った。
ラティオス(敵対)に大きなダメージを与えた・・・・。
「前と同じようにはさせない・・・。」
ラティオス(敵対)が唸るように言った。
「何っ!?」
ラティオスが言う。攻撃を受けながらも不敵に笑うラティオス(敵対)。
「バシャーモさん!」
背後でサーナイトの叫び声が聞こえた。振り返るとバシャーモが倒れていた。
ラティオス(敵対)はサイコキネシスを中断させなかったのだ。
「大丈夫ですか!?バシャーモさん!」
サーナイトが心配して叫ぶ。
「わりぃな・・・。まだ、行ける・・・。」
バシャーモが息を切らして言う。
「だめです!そんな身体じゃあ・・・。」
サーナイトが言う。
「じゃあ、誰がアイツを倒す・・・。」
バシャーモが問う。
「私が・・・。」
サーナイトが言いかけた・・・。
「私が・・・、行きます。」
ラティアスが口を開いた。
「ラティアスさん・・・、でも!」
サーナイトが咎めるように言う。
「大丈夫・・・。だって、私のお兄ちゃんだもん。」
ラティアスが言った。
「サナさんは、バシャさんの手当てを・・・。」
そう言い残してラティアスは動いた。自らの兄と戦うために。
あとがき;ついに西の洞窟へ突入。若干のバシャ×サーを交えつつ、
ついにラティオス(敵対)と対決です。戦いの行方やいかに・・・。(あとがきネタ切れかも)
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