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FINALPULSプロローグ〜第1話

PFD FINALPULSプロローグ

あれからどれくらいの時間がながれただろう・・・。
今はこうして元の暮らしの戻ったけど・・・・。

「僕は・・・。」
ある場所で、少年は空を見上げ呟く。
「私は・・・。」
全く違う場所で、少女が空を見上げ、呟く。

「もう一度、遭いたい!」
2人は、同じ願いを叫んだ。

さがしものはなんですか?(仮)FINALPULS第1話

気がついたら彼らはある家の前にいた。
どうやってここに来たか分からない。
でも、彼は知っている。以前ここにいた。いや、住んでいた。
また戻ってきた。以前居た時と同じ姿で・・・。
少年達は、その家の戸を叩く。優しく、懐かしむように。

「おい、客だ。」
バシャーモが言う。
「分かってたら出てよ。たまには。」
ラティアスが居間を出ながら言う。
「うるせぇ。」
バシャーモの言葉を背に、ラティアスは玄関の扉を開けた・・・。
「あっ・・・。」
扉の向こうにいたのは、もう一度遭いたいと願ったあの人だった。
「お久しぶりです。」
ユキトが言った。
「嘘・・・、ユキトさん・・・。」
ラティアスの声は震えていた。
「はい・・・。」
ユキトが優しく答える。
「う、うわぁぁぁん!」
ラティアスは今まで積み重なったものが崩れ落ちた。
感激のあまり、ユキトに抱きつき、喜びの涙を流したのであった。

「一体誰が来たって・・・。」
バシャーモが言いながら玄関に現れる。
ラティアスの泣き声に(少々)驚き、わざわざ玄関に出たのだ。
訪れた客を見て驚いた。いや、客ではないのだ。
「お久しぶりです。バシャーモさん。」
サーナイトが以前と変わらず挨拶する。
「お前・・・どうやって・・・?」
動揺するバシャーモ。
「嬉しいです。また遭えて・・・。」
サーナイトが優しく言った。
バシャーモはそれを聞くと、今までの驚きを消し去り、再会を喜ぶことにした。

「でもなんで?どうしてこっちに来れたの?」
ラティアスが改めて聞いた。
「分かりません・・・。気がついたら、家の前にいて・・・。」
ユキトが説明する(説明になってないが)。
「分かってんだろ。誰の仕業か。」
バシャーモが言う。
「あ、はい・・・。一応・・・。」
ユキトが答える。こんな事する人(できる人)はあの方しかいない・・・。
「まぁ、もう少ししたら派手に出てきて・・・。」
バシャーモが呆れながら言った。
その後、暫くの間、分かれた後のお互いについて語った。
結構な時間が経った。
「全然こないじゃん。」
ラティアスが抗議する。
「知ったことか。」
バシャーモが吐き捨てるように言う。
「バシャさんが来るって言ったじゃん!」
ラティアスが言う。
「あくまでも予想だっ!」
バシャーモが反論する。いつもの口喧嘩が始まった。
ユキトはふと、窓の外を見た。
「あ、手紙が届いたようですよ。」
ユキトは窓の外、郵便受け付近にぺリッパーが居るのを確認して言った。
「では私、見て参りますね。」
サーナイトが言うと、玄関を出て、郵便受けに向かった。
サーナイトはいくつかの郵便物を持って戻って来た。
救助依頼やバーゲンのご案内、その他に・・・。
「氷雪の霊峰のキュウコンさんからの手紙ですね。」
サーナイトが宛名を見て言う。
「成る程、そう来たか・・・。」
バシャーモが呟く。
「何てあるの?」
ラティアスが言った。
「これは・・・、依頼ですね。」
サーナイトが内容を軽く読んで言う。
「依頼って、救助の?」
ラティアスが聞く。
「救助とは違うみたいです。」
サーナイトが言った。

以前レックウザが破壊した隕石に混じって、宇宙からポケモンが隕石の破片と共に
この地方に落ちたの。そこは洞窟となって今は隕石の洞窟と呼ばれているわ。
最初は大人しかったけど最近になって軽く暴れ始めてるわ。『オーブ』の方に
これの鎮圧を依頼したいと思い、この手紙を送ります。この手紙が届く頃には
助っ人が来てると思うから、協力するのよ。よろしく。
PS、隕石の洞窟は大人数は入れないから。頑張ってね。

「だ、そうです。」
サーナイトが言う。
「なんか、台本みたいですね・・・。」
ユキトが言う。
「喋ることそのまま書いたって感じ・・・。」
ラティアスが呟く。
「この助っ人というのは・・・。」
ユキトがその部分を指差し言う。
「私達のことでしょうね。」
サーナイトが言った。
「だいたい、なんなんだよ。『軽く』とか。『よろしく』って、投げやりじゃねーか。」
バシャーモがしっかりとツッコミを入れる。
「でも、立派な依頼書です。」
サーナイトが言う。
「行ってみましょう。隕石の洞窟へ・・・。」
ユキトは決意を込めて言った。

結構重要なおまけ
ラティアス「でも、大人数禁止だよ。全員は無理だと思う・・・。」
ユキト「そうですね。人数を絞らないと・・・。」
サーナイト「2人までなら、どうにかなるかも知れませんね。」
バシャーモ「じゃあどういう組み合わせするんだよ?」
ラティアス「そりゃもちろんこっち(ユキト&ラティアス)と、こっち(バシャ&サー)で・・・」。
バシャーモ「なんでそうなるんだよ!」
サーナイト「お嫌ですか?」
バシャーモ「ばっ、そうじゃねぇ・・・。」
ラティアス「じゃあ決まりだね。」
サーナイト「それで、どちらが行きますか?」



あとがき;ついに公開します!「さがしもの〜」FINALPULSプロローグ&第1話です。
FINALPULSの意味を取り違えてるかもしれませんが、置いといて(ぉぃ)、
続編にしては相当短い、第51話後の「さがしもの〜」です。
(ゲームでは隕石の洞窟2人無理ですが、それも置いといて・・・)

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