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第68話〜第70話

第68話   終点

3つの通路の合流地点、つまりダーク団基地の一番奥の部屋。
そこにタクスやミク達全員が集まっていた。

ミク「もう逃げられないわよ。諦めなさい。」
リスト「残念だが、俺は簡単には諦めないのさ。」
セント「どういうことだ?」
リスト「いけっ、フーディン。」
ハズキ「おいおい、ここに居る全員と戦うつもりか?」
リスト「流石にそれは無理だな。」
ミク「・・・まさか!」
リスト「いずれ決着をつける。・・・・テレポートだ。」

リストとフーディンは何処かへテレポートした。

ミク「あと少しだったのにまた逃げられた〜。」
セント「まぁまぁ、すぐに見つけれますよ。」

そしてその日の夜、船の中。

ミク「色々ありがとね。」
タクス「別にいいですって。こうして次の港まで送ってもらっているんだし。」
コウキ「それより、暗黒道具はどうするつもりだ?」
ミク「あぁ、あれは知り合いの研究員・・・ってもう博士か。とりあえず送って調べてもらうつも
り。」
テイラ「セレナさんはどうするの?」
セレナ「私は、ミクさん達と一緒にリストを追いかける事になったわ。」
ミク「セレナさんは昔、無敗のジムリーダーだったの。だから誘ってみたらOK貰っちゃった。」
ハズキ「無敗?!」
セレナ「そういうあだ名。実際はあんまり強くないわよ。」
コウキ「だが、勝率90%だったような覚えがあるぞ。」
ミク「あれ?何で知ってるの?」
コウキ「これでもジムリーダーだが・・・・。」
シルク「ちょっといいですか?」

全員一斉にシルクの方を向いた。

セレナ「えっと、何?」
シルク「何であなたみたいな人が暗黒道具なんて追っていたのですか?」
セレナ「・・・・話すと長くなるわよ。それでも聞く?」
シルク「はい。」

おわり


第69話   セレナ

セレナ「あれは、私がまだジムリーダーだった頃・・・・・。」

あれは、私がまだジムリーダーだった頃、仲間である人がいたの。ここでは『彼』と呼ぶわね。
『彼』は正義心が強くて勇気があったわ。

『彼』はその頃有名だった組織『クロス団』に一人で乗り込んでいった。
クロス団は『彼』と後に乗り込んでいった警察によって壊滅したわ。
だけど、『彼』のポケモンは『クロス団』が出していた電波によっておかしくなった。
そして『彼』のポケモンは・・・。

しばらくしたある日、『彼』の前に1匹のポケモンが現れたの。
そのポケモンは『自分は宇宙から来た』と言ったらしいわ。
また、そのポケモンは『強くなりたいのなら自分を使え』とも言ったみたい。
その言葉の通り、『彼』はそのポケモンを捕まえた。

その時から・・・その時から彼は人が変わった様に強さを追い求めたわ。
私も何度か止めようとしたの。
でも、あの頃の私では全く敵わなかった。

だから私は暗黒道具を手に入れようとしたの。
あれなら『彼』を止められると、あのポケモンを倒せると思ったから・・・。

セレナ「疑問は解けた?」
シルク「はい。ありがとうございました。」
タクス「・・・そのポケモンって一体?」
セレナ「調べたところ、少しだけデータがあったわ。名前は・・・・・『デオキシス』。」
シルク「・・・・デオキシス、DNAポケモン。体を変形させる事が出来る『フォルムチェンジ』という
特殊能力を持つ。」
セレナ「く、くわしいわね。」
シルク「昔、研究資料を読んだことがありますから。」
セレナ「そ、そう。」
コウキ「そのデオキシスを持っている『彼』とは?」
セレナ「彼の名前は・・・・・・・・『ラトル』。」

おわり


第70話   始まり

そして・・・。

???「ダーク団は壊滅、暗黒道具も取られた、か。報告はこれで全部か、シエル?」
シエル「後、外にお客さんです。」
???「客?」

扉を開けてリストが入ってきた。

???「リストか。久しぶりだな。」
リスト「元気そうで何よりだ、レクエ。」
レクエ「それより、ダーク団長であるお前がシャインに負けるとは思わなかったぞ。」
リスト「今まで牢屋に居た奴に言われたくないな。」
レクエ「捕まったのはあの小僧がいたからだ。」
リスト「では、俺が負けたのはタクスという奴等の邪魔があったからだな。」
レクエ「タクス?聞いたことないな。」
リスト「・・・強いぞ。」
レクエ「そうか。邪魔な芽は早めに摘んでおくに限るな・・・。ミスト。」
ミスト「なになに〜?あ、リストじゃん、久しぶり。」
リスト「・・・一つ聞きたい。こいつは牢屋でもこんな調子だったのか?」
レクエ「これだけはどうしようもないみたいだ。
・・・ミスト、タクスという奴がいるグループに紛れ込んでおけ。」
ミスト「ん〜、了解!」


次の日の朝、港。

タクス「送ってくれてありがとうございました。」
ミク「こちらこそ色々とありがとね。」
セント「コウキ、ジムの方は任せろ。」
コウキ「・・・余計に心配だ。」
セレナ「あなたたちなら絶対にポケモンリーグまで行けるわよ。」
ハズキ「勿論そのつもりだ。」
テイラ「またどこかで♪」
シルク「さようなら。」

タクス達は新たな道へと歩み出した。

テイラ「で、どうして道があるのに迷ってるの?」

・・・・多分歩み出した。

おわり


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