このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



第2話

「救助隊・・・ですか?」
「そう、救助隊。今日ちょうど検定試験の日なんだよ。」
僕がラティアスさんの家にきて、早1日が経過した。それで、今ラティアスさんから
救助隊についての説明を受けていた。どうやらこの地方は最近災害が多く、多くの住人は
困っているようだ。それを助けるのが救助隊・・・・、らしい。
「意外と名前だけなんだって。救助隊ってのは。」
「はぁ。そうなんですか・・・。」
「もう殆ど、便利屋状態なんだって。お兄ちゃんが前言ってた。」
「ラティアスさんのお兄さんも救助隊だったんですか。」
「うん・・・。結構ランクは上だったの。ゴールドランクって、一番上の・・・。」
「そうだったんですか・・・。」
「私ね。お兄ちゃんに憧れて救助隊になる事を決めたの。
まだなってないけど、絶対救助隊になるの!」
ラティアスの声に力が入っていた。
「なれると、いいですね。」
彼女ならなれる・・・。そう思った。
「でね。ラティオスさんも、一緒に試験受けてみない?」
「えぇ!?でも僕、いきなり合格なんて・・・。」
「大丈夫だよ。優秀者は一発で合格するから。」
「いや・・・、だから僕は優秀じゃ・・・。」
「大丈夫だよ、私が試験内容教えてあげるから・・・。ね、一緒に受けよ?」
そうやって見つめられるとつい・・・。
「わ、わかりました・・・。」
「本当!?わ〜い!」
っていう展開になってしまうわけなんです・・・。
試験は午後から、試験内容は知識と実技。知識は道具の効力とかポケモンの能力とか。
実技は、実戦です。さすがにバトルはしないらしいですが、
自分の技を駆使して乗り切るらしいです。ラティアスさんは結構詳しく教えてくれました。
なんでそんなに知ってるのか聞いてみたら、先月試験を受けて落ちたそうです。
どうやら月1回間隔で実施されるらしいです。結構合格率も低いと思われる。
そんな試験を一発で合格しようとしているんだから凄いなぁ・・・、僕。
試験会場は外だった。まぁそんなものか・・・。受付を済ませる。当日受付OKなんだ・・・。
「ラティオスさんは何番ですか?受験番号。」
「えっと・・・、11910番です。結構桁が大きいですね。」
「私は2396番だったよ。はなれちゃったね。」
「1万匹も受けるんですか?」
「番号は適当なんだって。私先月6桁だったよ。」
「随分と適当なんですね・・・。」
「でもラティオスさんは『いいこと』って語呂になるね。」
「じゃあ、ラティアスさんのは『にいさんくる』ですね。」
「・・・、あぁ!ほんとだ〜!すっご〜い!」
小さな幸せである。
「今回は合格しそうな気がしてきた!」
ラティアスは嬉しそうです。
「それじゃあ。私の試験場所はあっちだから。」
「あ、それじゃあ僕も・・・。」
「がんばってね、ラティオスさん。」
「ラティアスさんも。」
「うん!」

あとがき;相変わらず展開が速いです。受験番号語呂合わせは思い付きです。
無理があるけどあまり気にしないでください。


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