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第11話

初任務を終え、家に戻ってきました。
「報酬はオレンの実とモモンの実とチーゴの実とクラボの実でした。」
ラティオスがみんなに報告した。
「牛乳運んで木の実4つかよ。」
バシャーモがひとり呟いた。
「もっと難しい任務になればもらえるものも良くなるよ。」
ラティアスが言った。
「今日はもう依頼はないでしょうね。」
そう言いながらサーナイトはお茶の入ったポットを持ってきた。
「じゃあ俺は帰る。」
そう言ってバシャーモが立ち上がろうとした。
「だめだよ。依頼受付時間は全員ここにいにゃきゃ。」
ラティアスが引き止める。
「それって何時までだよ。」
「それは・・・、えっと・・・。」
「夜の7時までです。」
ラティオスがフォローした。
「そうそう。夜7時。」
「なんだよ、そんな時間までここにいるのかよ。」
バシャーモはうんざりしたように言った。そして時は過ぎ、夜の6時55分となった。
「あと5分ですね。」
ラティオスが言った。
「結局誰も来なかったね。」
ラティアスが皆に言った。
「結局、時間のムダだったな。」
バシャーモはそう言って立ち上がった。
「先に帰らせてもらう。」
そう言ってバシャーモは居間を出ていった。
「あ、ちょっと、バシャーモさん!」
ラティアスが声を上げた時には、玄関へのドアが閉まっていた。
「まぁ、あと5分だし、帰っても大丈夫だと思います。」
ラティオスがちょっと熱くなっているラティアスに言った。
「ラティオスさん、少し甘いですよ〜。」
ラティアスが言った。
「そ、そうですか・・・?」
ラティオスがそう言った時、閉まっていたドアが開きバシャーモが(いきなり)戻ってきた。
「わぁ、びっくりした〜。」
ドアの前にいたラティアスは結構驚いていた。
「忘れ物ですか?」
サーナイトが問いかけた。
「いや・・・。客だ。」
バシャーモの前にはタツベイが立っていた。
「頼む、父ちゃんを助けてくれ!」
タツベイが叫んだ。
「とりあえずこっちに座って・・・。」
ラティオスはタツベイを誘導した。
「帰ろうとしたら玄関にこいつがいたんだよ。」
バシャーモが言った。
「お客さんに『こいつ』って言ったらだめだよ。」
ラティアスが言う。
「それじゃあ、詳しく教えてください。」
ラティオスはタツベイに言った。
「父ちゃん、氷雪の霊峰に行くって言ったきり5日も帰って来ないんだ。」
タツベイがを説明した。
「氷雪の霊峰・・・、ですか・・・。」
ラティオスが呟いた。
「たしか、ここから北東にあるところですね。」
サーナイトが言った。
「俺、やっぱり心配で、それで、あんた達に頼むことにしたんだ。」
タツベイが言った。
「なんて口の利き方だ。」
バシャーモが小声で言った。
「人のこと言えないですよ。」
ラティアスがバシャーモに小声で言ったバシャーモは少しカチンときた。
「早く父ちゃんを助けて欲しいんだ!頼む!」
タツベイが必死に訴えた。
「氷雪の霊峰はかなり遠いですから・・・、飛行タイプのポケモンでも1日かかりますわ。」
サーナイトが言った。
「陸路ですともっとかかりますね。出発は早い方が・・・。」
ラティオスがそう言っている途中で・・・。
「じゃあ今から行ってくれよ!」
タツベイが言った。これに対しバシャーモは・・・。
「もう時間過ぎてるのに、何言ってんだよ!」
と、反発した。
「父ちゃんの命に関わるんだぞ!」
タツベイは大声で言った。バシャーモは返す言葉が無かった。

あとがき;前回の更新でここのあとがき書くの忘れてたです。
補足説明ですがタツベイの言う父ちゃんはボーマンダです。
本編中に説明入れるの忘れていました。
この事を念頭においてこの先読んでくれると幸いです。


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