このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



第12話

突然の依頼で氷雪の霊峰へ行くことになった・・・。
「かなり遠くまで来ましたね。」
サーナイトが言った。
「ああ。まさか、2件目の依頼がこんな遠い場所になるとはな。」
バシャーモが答えた。
「バシャーモさんは初めてですか?氷雪の霊峰は。」
サーナイトが問いかける。
「好んでこんな所来ねえよ。」
バシャーモは吐き捨てるように言った。
「それもそうですね。」
サーナイトは少し笑いながら言った。
暫く歩くと、小さなトンネルの入り口のような物が見えた。
氷雪の霊峰の入り口である。
「やっと着いたね〜。」
ラティアスが疲れを込めて言った。
「この中にいる依頼人のお父さん、ボーマンダさんを探し、助けるんですね。」
サーナイトがラティオスに言った。
「はい。そうです。でも、一体どこに・・・。」
ラティオスが話している途中にバシャーモが割り込んだ。
「隅から隅まで探せば良いんだろ。早く済ませるぞ。」
そう言って1人トンネルへと向かった。
「あ、ちょっと〜。いつも1人で行っちゃうんだから〜。」
ラティアスはあきれるように言った。
「でもバシャーモさんの言うとおりです。帰りの事もありますから早く済ませましょう。」
ラティオスが言った。
「そうですわね。それでわ、参りましょうか。」
サーナイトが答えた。
「よ〜し、突入〜!」
ラティアスはさっきの疲れが吹っ飛んだかのような元気さを見せた。
氷雪の霊峰に入ってから数時間、ラティオスたちは奥地と呼ばれる場所まで来た。
「けっ、どいつもこいつも弱い奴ばっかじゃねーか。」
氷雪の霊峰は氷タイプのポケモンが多く住んでいる。
そのため、炎タイプのバシャーモは殆どの敵を1人で倒していた。
「ラティオスさん、ラティアスさん、大丈夫ですか?」
サーナイトはラティアスとラティオスを気遣っている。
「はい、なんとか。」
ラティオスが答えた。
「まだ戦えるよ!」
ラティアスはまだ元気みたいだ。
「おい、階段あったぞ。」
バシャーモは全員に呼びかけた。
「ここの階は全て見ましたから上に上がりましょう。」
ラティオスが指示を出した。バシャーモはそれに答えず、勝手に階段を上がった。
「いつも勝手に1人で行っちゃうんだから。いいの?サナさん。」
ラティアスはサーナイトに問うた。
「バラバラで行動するのは危険ですから良いとは言えませんね・・・。」
サーナイトが答えた。
「そーいう意味じゃないんだけどな〜。」
ラティアスは小声で言った。
「なにか?」
サーナイトがラティアスに問うた。
「ううん。なんでもないよ。」
ラティアスが答えた。1人浮いてると感じるラティオスだった。

あとがき;いきなり氷雪の霊峰に来てしまいました。他のダンジョンすっ飛ばして・・・。
この先バシャサー色が濃くなっていきます。本当はラティ×ラティが主なのに・・・。

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