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第20話

キュウコンさんの住処(一つ上の階)に来ましたよ。
「・・・で、なんなんだよ。話って。」
バシャーモがキュウコンに問いかけた。
「とりあえずまず貴方から。」
キュウコンはバシャーモを半分無視してラティオスに言った。
「って無視すんな!」
バシャーモが憤慨する。それをキュウコンは横目でちらりと見た。
「な、なんでしょうか・・・。」
ラティオスはキュウコンに恐る恐る言った。キュウコンはラティオスに目線を戻し、言った。
「今日、貴方がここに来た目的は本当にあの方の救出だけ?」
キュウコンはちらっとボーマンダを見ながら言った。
「はい、そうですが・・・。」
ラティオスが答える。
「・・・本当に?」
キュウコンがラティオスの目を見て言う。その紅い瞳に吸い込まれそうな気分だ。
「・・・はい。」
ラティオスが答えた。ラティオスは、一瞬、この答えで良いのかと疑問に感じてしまった。
「・・・そう。それならそれでよろしいですわ。」
キュウコンが言った。それを聞いたラティオスは肩の重荷が一気に無くなった気分になった。
「もう話は済んだんだろ。早く戻るぞ。」
バシャーモが言う。
「聞いてないようで、話聞いてたんだね。」
ラティアスが小声でサーナイトに話した。
「貴方はここがお嫌い?」
キュウコンがバシャーモに問いかけた。一瞬バシャーモの頭に疑問符が浮かんだ。
「別に嫌いじゃねーけど・・・、」
バシャーモがそう言うとキュウコンは微笑みながら言った。
「でしたら、暫くここにいません?ここで修行すれば少しは強くなれますわ。」
キュウコンが言う。その微笑みはどこか妖しいのであった。
「貴方は強さを求めていますわね。他者より強く、最も強くなりたいと・・・。」
尚もキュウコンは話続けた。
「・・・その根拠はあるのか?」
バシャーモは少し圧倒された気分になっていた。
「私を誰と思いまして?」
キュウコンが言う。やはり妖しい雰囲気は消えない。
「・・・悪いが断る。」
バシャーモが言った。
「俺は、俺のやり方で強くなる。あんたの言うやり方は俺にはあわねぇ。」
バシャーモが理由を説明した。そこには冷静を漂わせていた。
「・・・それが、貴方の選ぶ道ね?」
キュウコンが意味深げに言う。
「そう言うことになるな。」
バシャーモは答えた。するとキュウコンはバシャーモに近づいて言った。
「フフッ、あなたらしいわね。」
尚もキュウコンは妖しいオーラを放っている。
「どういう意味だよ、そりゃ。」
バシャーモが言う。
「言葉のままですわ。」
キュウコンが言うと同時にバシャーモに思いっきり顔を近づける。
「・・・とにかく早く戻るぞ。依頼人待たせてんだろ。」
バシャーモは珍しく事務的な理由で早期撤退を具申した。
「そうですね、戻るのに3日くらいかかると思いますし・・・。」
ラティオスが答えた。
「相当遠いところからいらしたようですわね。」
キュウコンが言うと、少し考えた。
「・・・皆さんあの方の周りに集まって頂けます?」
キュウコンが結論を出したかのように言う。
「なんだよ、突然。」
突然の提案にバシャーモが疑問を抱く(みんな抱いたが)。
「今回限りのサービスですわ。」
バシャーモは訳が分からんと言いたげな顔をしたが、従うことにした。

「・・・これから貴方達が帰るべき場所へ転送させますわ。」
全員(といっても5人、内1名意識無し)を集めて言った。
「そんな事ができるんだ〜。」
ラティアスが尊敬の意を込めて言った。
「それじゃ、目を瞑って。」
キュウコンの口調が突然変わったような気がした。
「貴方達が帰るべき場所を思い出して。」
言われるがままにラティオスは救助隊基地の外見を頭に浮かばせた。
「・・・また遭いましょう、いずれ近いうちに・・・。」
そんなキュウコンの声がしたかと思うとラティオスの記憶はここで途絶えてしまった。

あとがき;第一クール終了・・・のつもり。冒頭に矛盾が生じているような気がしますが、
これは初期設定の名残です気にしないでください(ぉぃ)。
もうそろそろ救助隊の名前も決定する模様です。


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