第31話
追撃の事も考え、あまり人気の無い炎の山、樹氷の森を経由することにした。炎の山では
山頂付近にファイアーが居たが何とか(先頭の末)和解、樹氷の森内部へと歩を進めた。
「寒いね。リクヤ、大丈夫?」
チコリータが聞く。
「うん。なんとか。」
リクヤは答えた。
「こんな事なら前と同じ道で行った方が楽なんじゃないのか?」
バシャーモが言う。
「他の救助隊に追いつかれないためにこっち通ってるのに。今更・・・。」
ラティアスが言うと・・・。
「んだとぉ!?」
バシャーモが怒る。
「だいたい、伝説倒すのも救助隊倒すのも一緒だろ?」
バシャーモが続けて言った。
「そうですけど・・・。」
ラティオスが言った。
「じゃあ前と一緒の道にすれば良かったじゃね〜か。」
バシャーモが言う。
「救助隊と応戦してたらずっと進めないじゃん。も〜、バシャさんったら・・・。」
ラティアスがフォローする。
「って、その続きはなんだよ。」
バシャーモは話の先が気になるようだ。
「ないしょ〜。」
ラティアスが言う。
「んだと〜!」
バシャーモがムキになった。
「外にいた方は何者なのでしょうか・・・。」
少し経ってから、サーナイトが口にする。
「敵・・・ですかね?」
ラティオスが1つの可能性を言った。
「じゃあ、もしかして、アイツもここに・・・?」
チコリータが少し震えて言った。
「その可能性はありますわ。」
サーナイトが答えた。
「何れにしろ急いだ方が良いですね。」
ラティオスが結論を言った。
「うん・・・。」
リクヤは静かに答えた。
「だいぶ森の奥まで来たね。」
チコリータが言う。
「ここを抜ければ氷雪の霊峰までもうすぐ・・・。」
ラティアスが言いかけると・・・。
「静かに・・・。誰か居ます・・・。」
サーナイトが言った。
「引き返せ・・・。ここは通れない・・・。」
何者かの声が響く・・・。
「ここの主のご登場か?」
バシャーモが皮肉っぽく言う。
「誰だ!姿を現せ!」
例の如く強気のチコリータ。
「どうしても通りたければ・・・。」
声は先ほどより大きくなった。
「私を倒してみろ!」
その声と同時に声の主が姿を現した。
「フ、フリーザー!?」
その姿を見たラティアスは驚きの声を上げた。
「相手にとって不足はねぇな。」
バシャーモはそう言いながらフリーザーの前に出た。
「それじゃ、行くぜ!」
例の如く好戦的なバシャーモは先手をとった。
「ちょ、ちょっと、バシャさん!」
相変わらず身勝手な行動にラティアスは呆れる。
「僕達も行きましょう。」
ラティオスが静かに言う。
「で、でも・・・。」
ラティアスが少し戸惑いながら言う。
「僕達は進まないといけない・・・。」
ラティオスが強く言った。
「うん!」
リクヤも賛同した。
あとがき:かなりすっ飛ばして樹氷の森です。この先、作者の妄想がさらに激しくなります
のでご注意ください(性別不明ポケモンに対して勝手に性別つけたり、
ゲーム上とは全く違う性格になったり)。今に始まったことではありませんが。
おまけ
ラティアス「そういうことじゃなくって・・・。」
ラティオス「え?」
ラティアス「今、手を出すとバシャさん怒るかなって・・・。」
ラティオス「あ・・・。」
おまけのあとがき;実はこのような物は26話ぐらいからありましたが非公開となっていました。
今後も気分により、かつおまけが存在すればこのように紹介するかもしれません。
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