このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



第33話

ついにフリーザーを倒した3人、果たしてフリーザーは彼?彼女?
「リクヤ〜!」
チコリータが言いながらこっちに来る。
「やったね!」
ラティアスが嬉しそうに言う。
「トドメをさしたのはバシャーモさんです。」
ラティオスが言った。
「急所外したしね。」
リクヤがつけたして言う。
「狙う余裕が無かっただけだ。」
バシャーモが言う。
「またまた〜。見え透いた言い訳を〜。」
ラティアスが言う。
「るせぇ!」
バシャーモが怒る。
「うっ・・・。」
少し経つとフリーザーは意識を通り戻した。
「おい、大丈夫か?」
バシャーモはフリーザーを気遣った。
「まだ終わっていない!」
フリーザーが言うと地上から離れた。
「頑張るな。女のくせに。」
バシャーモが言う。
「わ、私は女なんかじゃ・・・。」
フリーザーはかなり動揺して否定する。
「なんでって、あんな悲鳴して男だったら今ここでお前を燃やす。」
バシャーモが言った。
「その発言ある意味危ないよ〜。」
ラティアスが言う。
「どこがだよ!」
バシャーモが突っ込む。
「フリーザー!私達、どうしても行かなきゃいけないの!だから通して!」
チコリータが叫ぶ。
「あなたたちを通すことはできない・・・。」
フリーザーが答える。
「そんな!どうして・・・。」
チコリータが言った。
「森の冷気が乱れ、今まで解けなかった雪が解け始めているの・・・。」
フリーザーが樹氷の森の現状を説明した。
「貴方達が来たから・・・。ここは・・・!」
フリーザーが唸るように言う。
「そんな、偶然だよ!」
チコリータが弁解した。
「だから貴方達を通すことはできない!」
フリーザーは戦闘態勢に入る。
「待ってください!」
ラティオスが叫ぶ。
「雪が解けたのと僕らがここにいる事は直接関係無い!」
ラティオスが言った。
「今、この世界は何処へ行っても災害が発生しています。」
サーナイトが説得するかのように優しく言った。
「ですから、たとえ私達がここに来なくても、冷気は乱れていたはずです・・・。」
サーナイトが静かに言った。
「そんなの・・・、信じない!」
フリーザーが言う。
「そんな・・・。ねぇ、フリーザー・・・。」
チコリータも説得に参加しようとした。
「五月蝿い!あんた達がいるから・・・!」
フリーザーは吹雪を放つ体勢に入る。もう平常心は無いようだ。
「わ、わっ。チョッと待って・・・。」
チコリータが言うが・・・。
「覚悟ッ!」
フリーザーは吹雪を放とうとした、その時!
「待って!」
一つの影がフリーザーの前に立つ。その影を見たフリーザーは驚いた。
「ア、アブソル!?」
フリーザーは攻撃を中止した。なんで、アブソルが、敵をかばうの・・・?
「フリーザー、彼らの言葉に偽りは無いわ。」
アブソルが静かに言った。
「今、自然災害はいたる所で起きている。この冷気の乱れはその一つに過ぎないわ。」
アブソルが続けて言う。
「そんな・・・。」
フリーザーは唖然として言う。
「それが、今の世界よ。」
アブソルが言う。
「彼らに託してみない?未来を・・・。」
アブソルが言う。
「わかった。アブソルが言うなら・・・。」
フリーザーが言った。
「じゃあ、通してくれるんだね!」
チコリータが言う。
「分かった。貴方達に、未来を託す・・・。」
フリーザーが言い、道を開けた。
「ありがとう!フリーザー!」
チコリータがお礼を言った。そして彼らは目指す場所へ、再び歩き出した。

あとがき;アブソルも♀になってしまいました。フリーザーが♀なのは何となくです。
本当に何となくなのです。アブソルは9割♀がいいな。とは思ったけど・・・。

おまけ
バシャーモ「結局お前は男か?女か?」
フリーザー「わ、私は・・・。」
ラティアス「もう女の子って分かったから良いでしょ?」
バシャーモ「なんだ、女か。」
ラティアス「大体、それ知ってどうするつもりなの?まさか口説こうと・・・。」
バシャーモ「ちげーよ、バカ!」
サーナイト「どうして性別にこだわるのですか?」
バシャーモ「白黒はっきりさせたいだけだ。」
ラティアス「本当にそれだけ?」
バシャーモ「ったりめーだ。」

あとがき;本編中では曖昧なのでここではっきりさせました。あんまりはっきりして無いか。
34話って結構長くなっちゃったんだよね。あと35話も。以上。


トップへ
トップへ
戻る
戻る



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください