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第47話

果たして『オーブ』はミュウツーに勝つことができるのだろうか!?
「どうした、もう終わりか?」
ミュウツーが言った、『オーブ』側は全員息切れ状態だ。
「4人もいてなにもできないとは、お前達もそう強くないと言うことか・・・。」
ミュウツーが続けて言う。
「何だと・・・!」
バシャーモがその言葉に怒りを覚える。
「私以外の者は、皆弱い・・・。強い者が居ない世界など、つまらぬ・・・。」
ミュウツーが呟くように言った。
「だから・・・、こんな世界など・・・!」
ミュウツーの声に力が入る。
「あなたは・・・。」
少し経ってラティオスが口を開く。
「寂しいのですね・・・。」
ラティオスが言う。
「何・・・?」
ミュウツーが聞き返す。
「だれからも相手にされず、ずっと、1人で・・・。だから・・・。」
ラティオスが推測を話す。
「確かに、奴から離れた後はずっと1人だった。」
ミュウツーが言う。
「だが『寂しい』という感情など私には・・・。」
ミュウツーが言う。
「だから・・・、お兄ちゃんを・・・?」
ラティアスが話しに入る。
「ずっと1人だったから・・・。お兄ちゃんを助けて、それで・・・。」
ラティアスが言う。
「下らんな。アイツはただの下僕だ。そんな理由で助けたわけじゃない。」
ミュウツーはあっさり否定した。
「ふっ、下らん話は終わりだ。消えてもらおう。」
ミュウツーはそう言うとサイコキネシスを発動した。先ほどまでとはまるで威力が違う。
「思い上がるな・・・!」
バシャーモが言い、拳に炎を纏い、ミュウツーに向かう。
「1人来たところで・・・っ!?」
ミュウツーが言った後、動きが鈍くなるのに気付く。
「貴様っ・・・!」
ミュウツーは後方を睨む。その先にはサーナイトがいた。
「それで移動は不可能のはずです。」
サーナイトが静かに言う。
「くっ・・・!だがお前など・・・!」
ミュウツーが言い、バシャーモにサイコキネシスの的を絞る。
ミュウツーがサイコキネシスを放とうとした瞬間、球状のものがミュウツーに当たる。
「ちっ、無駄なあがきをっ!」
ミュウツーが吐き捨てるように言う。
「あなたに攻撃はさせない!」
ミストボールを放ったラティアスが叫ぶ。
「だが遅い!」
ミュウツーが言うと、攻撃を受けたにも関わらず、そのままサイコキネシスを放った。
サイコキネシスはバシャーモを捕らえる。
「まずは、1匹は・・・。」
ミュウツーが言いかけた、その時。
「あなたは、僕がっ!」
ラティオスが叫びドラゴンクローを放つ。ミュウツーが攻撃を終えた瞬間を狙ったのだ。
「黙って見ていればいいものを!」
ミュウツーは攻撃を受けながら叫び、ラティオスに冷凍ビームを放つ。
ラティオスはまともに冷凍ビームを受け、吹っ飛ばされ、倒れた。
「よそ見している暇などっ!」
バシャーモが叫び、炎のパンチを命中させる。ミュウツーは後ろへ吹っ飛んだ。
「ちっ、サイコキネシスを受けてもなお立てるとは・・・。」
ミュウツーが言う。
「これで、終わりだっ!」
バシャーモがブレイズキックの体勢に入り、ミュウツーへ向かう。
「世界は・・・、私達が・・・!」
サーナイトがミュウツーに接近し、十万ボルトを放つ。
「お兄ちゃんが・・・、待ってるから、これでっ!」
ラティアスもミストボールをミュウツーへ向け放つ。
「そんな攻撃で・・・。」
ミュウツーが呟くと周りに強い念力が張られた。
「私を倒せると思うなっ!!!」
ミュウツーが叫ぶと、その空間全体が震えた。サイコキネシスは3人を捕らた。
3人の身体に激痛が走る。念力が解かれた瞬間、その場に落ち、倒れた。
この時点で、『オーブ』の中に戦える者は居なかった。

あとがき;ミュウツー、強いですね。強いだけによく(?)ラスボス級に抜擢されます。
で、強いんだけどラスボス級だから最終的には負けるっていう・・・・。

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