このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



第6話カイト編

動かなければ、始まらない・・・!
カイトは本の情報を頼りに、ウバメの森に突入。
木々が高く伸び、それは天まで続くかのよう。
故に日の光は届かないのである。
「迷ったかな・・・。」
カイトは1人呟く。
また暫く歩く。すると人工物が見えた。
「あれは・・・、祠?」
カイトは祠を見つけた。覗いてみると森の神様が祀ってあった。
「祀ってあるけど・・・、本当に森の神様がセレビィなのかな?」
今更疑ってどうする・・・。と、その時。
音がした。聞いた事の無い、でもどこか優しい感じの音。
そして薄暗かった森が、祠の真上を中心に輝き始めた。
「な、何だ!?もしかして、森の神様のご登場じゃ・・・。」
カイトが目を覆いながら言う。
やがて、輝きが弱まり、さっきと同じ薄暗さになった。
カイトは何が起こったかを確認するため、祠の真上を見る。
そこにいたのは・・・。
「セレビィ・・・?」
カイトは驚きを隠せなかった。
こんなにも早く森の神様にご対面できるとは・・・。
その時、セレビィはカイトの真横をすり抜けるように飛んだ。
「あっ!」
カイトは思わず叫ぶ。
セレビィはカイトと距離をとったところで止まった。
「待ってる・・・?いや、違う・・・。」
カイトはちょっと考えて、ある結論を出す。
「遊ばれてる?」
さすがにまだそう言い切れないか、とも思ったがこれからそうなるかも知れない。
「なら、遊ばれようじゃないか・・・!」
カイトはそう呟くと、全力疾走でセレビィを追った。
それを確認したセレビィは笑いながらカイトから逃げていく。
「やっぱり遊ばれてるかも・・・。」
そう呟き、カイトはセレビィを追うことにした。
(鬼ごっこみたいだ)と思うカイト。正にその通りなのである。

あとがき;まだポケモン出し惜しみしてる・・・ってそんな事無いんだけどね。
カイト君は独り言が多いなぁ。暗いって訳じゃない(と思う)んだけど・・・。

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