FINALPULS第3話
いきなりデオキシスと遭遇!
「あれが、デオキシス・・・。」
驚くラティアス。
デオキシスは無言のままこちらを見ている。
「警戒している・・・?」
ユキトが呟く。
ヤツは何を考えているのだろう?
「動かないのなら・・・、こっちから!」
ユキトが唸り、デオキシスに接近する。
そして、ドラゴンクローを放つ。それはデオキシスに当たる、はずだった。
気がついた時にはそこにデオキシスは居なかった。
「消えた!?」
ユキトが驚き言う。
消えてはいなかった。移動したのだ。
デオキシスはラティアスの目の前に立っていた。
何をするでもなく、ただラティアスを見つめている。
「あ・・・、あ・・・・。」
怖さで声が出ないラティアス。
「ラティアスさん!」
危機を覚え、ラティアスへ向かうユキト。
デオキシスがサイコパワーを溜める。攻撃技なら直撃は避けられない。
「い・・・いやーーーー!!!」
ラティアスは叫び、咄嗟にミストボールを放った。
もちろん直撃。でも大ダメージは期待していなかった。が・・・。
デオキシスはミストボールを受け、そのダメージで姿が消えた。
「え・・・?」
驚くラティアス。さっきとは別の驚きだ。
「大丈夫ですか?ラティアスさん。」
ユキトが駆け寄る。
「うん。」
答えるラティアス。
その時、背後で大きな物音がした。
「えっ?何?」
ラティアスが音のした方を向く。
そこには階段があった。さっきまで塞がれていた階段だ。
「デオキシスを倒したからかな?」
ラティアスが聞く。
「恐らくは。もしかすると、この先にも同じデオキシスが・・・。」
ユキトが推測する。
「じゃあデオキシスは大勢いるの?」
さらに聞くラティアス。
「分からないけど・・・、もしかしたらさっきのはダミーかもしれない。」
ユキトが言った。
あとがき;最初のフロアを突破できました。この先同じようなフロアばかりなので本体戦まで
飛ばそうかと考えております。何れにしろまたお待たせするかもしれません・・・。
申し訳ないです。はい。
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