このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

JR貨物高崎機関区公開

〜 残された特急色たち 〜

2003.2.17 UPDATED



  いささか旧聞になってしまいますが、2002年12月14日、JR貨物高崎機関区では同区15周年記念にあたり「機関車大集合」と銘打った一般公開を行いました。
  目玉はやはりEF65 500番台の勢揃い。今や特急色で残るEF65 500番台は、JR東日本高崎運転所に1両、JR貨物高崎機関区に3両しかなく、今回はJR東日本の後援を得て、4両全機が一堂に会しました。
  今回は、その模様を紹介します。


← 朝の日差しを浴びて、輝く特急色。


手前からEF65 501号機、535号機、539号機、541号機、洗浄台を挟んで86号機、1038号機と並んだ。


かつて共にブルートレインの先頭に立っていた500番台P型も、JR化後は袂を分かち、一方は定期仕業を持たずJTや工臨を牽引し、もう一方は貨物牽引の道を歩んできた。


歩んだ道は違えど、40年近い年月を経てなお、その輝きは褪せない。


2002.12.14 JR貨物高崎機関区
→ 次代のJR貨物を担う新鋭機たち


国鉄色のカマだけではなく、新型インバータ機関車も展示が行われた。
手前からEH200-901、EH500-901、EF210-901の3両。この試作機3両が揃ったのも恐らく初めてではないかと思われる。


国鉄機なら、ある程度デザインに共通性があって、塗装は違えど「国鉄機関車」というイメージがあったものだ。
製造年次がそれほど離れていない新鋭機が、三車三様にデザインが異なっている点は興味深い。機関車としてのキャラクターの違いをデザインで表現した、ということなのかもしれない。


2002.12.14 JR貨物高崎機関区
← 特急色の横顔。


ややくたびれた感は否めないが、ブルートレイン牽引機としての風格は失っていない。


僚機が次々と更新・廃車されていく中、特急色として残った彼らは今、何を思うのか。


この並びが最初で最後にならないことを願うばかりだ。


2002.12.14 JR貨物高崎機関区

撮影後記

 今回の高崎機関区公開でも少々お手伝いをさせて頂きました。特急色P型勢揃いということで、沢山の方がいらっしゃいましたが、大きなトラブルもなく、撮影会も至って平和でした。いつもこうだとありがたいですね。
   さて、特急色P型もそろそろ先が見えてきた感があります。末永く活躍してほしいのはもちろんですが、どんなものにも寿命というものがあります。ブルトレ牽引時代にハードな仕業をこなしていたことを考えると、40年弱走りつづけてきたこと自体が奇跡、と呼べるのかもしれません。やがて来るであろう、その奇跡の活躍に終止符を打つ日まで、彼らの活躍を記録に残していきたいと思っています。
  



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