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北のDD51

〜 第6章 〜

2004.4.3 UPDATED



 (前回の撮影後記から続く)・・・というわけで。やって来ました今シーズン2回目。3月に入り、日曜日は全ウヤとなってしまったので、石北は前回と同じ2日間ということになりました。
 今回も天気には恵まれませんでしたが、自分なりに手応えのあった2日間でした。
 今回はその成果をお目に掛けます。


← 全開で峠に挑む。


峠を前にした直線。エンジンの唸りが一際大きくなり、タービンの金属音がはっきりと聞こえ始める。


総排気量24万4千cc、4,400馬力の咆哮が辺りの空気を震わせ、黒い排気が背景を隠してゆく。


撮影する方も力んでしまうような、圧倒的なパワー感が漲っていた。


2004.3.5 12:15 石北線 生田原〜常紋(信) 9559レ DD51 1167+DD51 1146
→ 雪壁を縫って


その後、多少の雪は融けたとは言え、氷点下が続く毎日ではその量もたかが知れている。


うねうねと続く雪壁を縫うようにして、牛歩の歩みで赤い機関車が姿を現した。


次位は未更新機。同じ力行をしても、更新機との差は歴然。排気の色がそれを物語っている。


2004.3.6 8:26 石北線 生田原〜常紋(信) 8557レ DD51 1151+DD51 1159
← 青空を見上げて


北海道にも青色の更新機が登場した。
我々の心理からすれば、あまり来てほしくないカマではあるのだが、数少ないチャンスとあっては、これも致し方ない。


雪の上に座ると、当たり前だが冷たい。いや、雪だけでなく、雪の上を渡る風が相まって、体感温度は下がる。早く来い、と心の中で叫ぶ


線路の周りの粉雪を舞い上がらせながら、すぐ目の前を、青と赤の風が通っていった。


2004.3.6 11:46 石北線 上川〜中越(信) 9061レ DD51 1165+DD51 1154


撮影後記


 天気も運、カマも運。運を使い果たすのも困りますが、たまには運が付いてきてほしいものです。
 今回も1日目は未更新重連が来たものの、天気がダメ。2日目は、峠を越えて愛別まで行ったのですが、天気は良くても青いカマが前。なかなかうまくいかないものです。
 「天気が良かったら、あそこに行って・・・」「カマが未更新重連だったら、あのアングルへ・・・」と、理想は高く、思いは果てなく・・・。
 そしてまた、石北の地を目指して。
  



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