このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

第8回JR貨物広島車両所公開

その1

2000.11.3 UPDATED




2000年10月22日、JR貨物広島車両所では、10月14日の「鉄道の日」記念として、一般公開を行いました。当日の入場者は1万2千人と発表され、同所公開開始以来最高を記録したそうです。
機関車の展示はもちろんですが、全国ネットのJR貨物ならではの全国産物コーナーや、子供向けのゲーム(風船釣り、金魚すくいなど)も充実しており、小さい子供からお年寄りまで楽しめるよう、趣向を凝らした内容となっていました。
今回はその模様をレポートします。



イベント全景



← 車両公開の様子。
普段あまり近くで見ることの出来ない機関車を間近で見られるとあって、鉄道ファンや家族連れで大盛況でした。

展示された機関車は、奥左手からEF67 3、EF66 11、EF65 1059、EF64 1046、建物左の茶色いのがEF59 21、その左から手前に向かって順にEF500-901、EF200-20、EF210-102。

2000.10.22 JR貨物広島車両所












EF200-20

→ 踏切事故で修理入場中のEF200-20

自動車と衝突し、スカートと台車の一部を破損。破損部品を撤去した状態で展示されています。
ちなみに衝突した自動車は元が車であったかどうかさえ分からないほどぐしゃぐしゃになった、とのことでした。皆さんも踏切事故には注意しましょう。決して機関車に勝とうなどと思ってはいけません(^^;1,300トンもの鉄の塊が100km/h近いスピードで突っ込んでくるのですから・・・。

2000.10.22 JR貨物広島車両所









EF500のフロントマスクEF500-901
↑ 悲運の試作機EF500-901。
JR化後初の貨物用機関車として開発されたEF500。同時期に試作されたEF200が量産化へ移行した一方で、諸般の事情から試作のみで終わってしまったハイテク交直流機。
EF200とともに6,000kWを発生する狭軌世界最大級の電気機関車でもある。
量産化には至らなかったが、その成果は事実上の後継機EH500に引き継がれ、現在は運用につくこともなく、広島車両所にてひっそりと余生を送っている。

個人的には、JR化後に開発された機関車の中で、最も格好いいデザインだと思います。近々登場が予定されているEF510は、このデザインが生かされるようで、楽しみです。

↑カーディナルレッドを纏うフロントマスク。2面折れの面構成に、ライト回りの白い帯がいいアクセントになって、貨物機らしい力強さを感じさせるデザインになっている。 2000.10.22 JR貨物広島車両所

つづく



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