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磐越西線迂回貨物運転
〜 久々に復活したED75貨物 〜
2000.12.31 UPDATED
2000年11月23日、JR東日本磐越西線津川〜三川間で発生した土砂崩れにより、同区間が不通となりました。このため不通の間、塩川・広田それぞれにセメントを送っていた貨物列車は、大きく迂回をして運転されることとなりました。
今回はその模様をレポートします。
ちなみに土砂崩れの方は12月16日には復旧し、現在では通常運転が行われています。
← 黎明の磐越西線を駆ける。
磐越西線電化区間の貨物列車は、1998年11月を最後に全廃されていたため、久々の運転となった。
当日は生憎の雨模様で、露出が上がらない所を強引に撮影したため、ご覧の通りの仕上り(^^;
2000.12.9 磐越西線 東長原〜磐梯町 9293レ (仙総臨A951)
→ 広田駅に停車中の9293列車
この日の牽引機は、徐々にその数を減らしつつある交流機の雄、ED75の中でも数が減っているツララ切りのついた85号機。
同機は1987年2月6日付けで一度廃車を宣告されたが、貨物列車増発の下、機関車不足の発生から1988年8月25日付で奇跡のカムバックを遂げたカマである。
2000.12.9 磐越西線 広田駅 9293レ
← 広田駅での入換を終了し塩川へ向かう9293列車
広田駅にて編成後部に付いていた積車のタキ1900(黒色)を開放し、代わりに空車のタキ1900(黒色)を前位に連結している(最初の写真と比べてください)。
黒いタキ1900は住友大阪セメントの広田SS(サービスステーション)向け、緑色のタキ1900は太平洋セメントの塩川SS向け。両者はそれぞれ青海の電気化学工業、糸魚川の明星セメントから送られてきたものである。
セメント業界ではこのように、需要地に近い会社の工場から他社のSSへセメントを出荷する、「交換出荷」が行われている。
2000.12.9 磐越西線 広田〜会津若松 9293レ
迂回運転時のデータ
往路(積車):青海 5565レ 新潟タ 3880レ ヨ 川崎貨物 5175レ ヨ 郡山タ ヨ 9293レ 会津若松 5293レ 塩川
復路(空車):塩川 9274レ 郡山タ ヨ 5172レ ヨ 川崎貨物 3363レ 笠寺 3561レ ヨ 青海 5781レ 糸魚川
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