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那古は、ナゴか、ナコか?
私の住む「那古」の読み方は、二つあります。ひとつは、「ナゴ」で、これが多数派です。しかし、濁らずに「ナコ」とも読まれます。こちらは少数派ですが、例えば、JRの「那古船形」駅があります。ここの駅名の看板は「なこふなかた」あるいは、
「NAKOFUNAKATA STATION」と表記されていますから、「ナコ」と読みます。(写真参照)
大正期に駅は開設されましたから、その時代は、「ナコ」というのが普通の言い方だったのかもしれません。
「那古」という地名は、実際には、「名古」「名護」「奈古」「奈呉」と漢字の表記はいろいろに変化はありますが、海辺の町には普通にある地名です。市内の西岬地区の海辺には「名護浦」というバス停もありました。
「那古」は、「ナゴ」か「ナコ」か、ご意見をお聞かせください。
(神田私見)
那古は「ナ」と「コ」からなり、「ナ」は「魚」や「菜」のことで食材を指す言葉です。「コ」は所を指す接尾語です。したがって、なこは、魚や貝などの食材が豊かなところということを意味します。海辺に普通にある地名ということになります。
この地域では、江戸時代の元禄大地震で約四メートルほど地盤が隆起しました。それまでは波が洗う海辺に屹立していた那古山ですが、海が100メートル以上も後退してしまいました。しかし、今でも、那古山の森林は「魚付き保安林」に指定され、保護されています。那古は昔から魚影の濃いところだったからなのかなと思いますがどうでしょうか。
(続く)
(03.0214記す)
ご意見は mailto:kandamoritaka@ybb.ne.jp
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