このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

「福祉増進を図る」館山めざし全力

館山大桟橋よりも、高齢者福祉・子育て・環境対策の充実を

特養ホームの増設、デイサービスの充実

現在、特養ホーム入所を希望して待機している人は191名にもなっています(03年1月現在)。待機者を一刻も早く解消するために、特養ホームを増やします。また、在宅介護のデイサービスを充実させます。

 

国保税の引き下げ、保険証取り上げ中止

 保険証の不交付(資格証)は、720世帯、3ヶ月の短期保険証は389世帯、6ヶ月の短期保険証は309世帯もあります。国保税が高すぎて払いきれないからです。保険証不交付は、命にかかわる問題です。国保税の引き下げに全力をあげます。

 

市の責任で学童保育の充実を

子どもたちの健やかな成長を保障するために学童保育の充実を図ります。市は父母等で運営する学童保育に補助していますが、三芳村は村営で学童保育を実施しています。日本共産党は市営の学童保育をめざします。

 

生活道路、排水の整備を

市民の生活に密着した生活道路の整備が、大変遅れています。日本共産党は、計画的な整備と市道認定、排水路の整備などに、市が予算を増やすように頑張ります。

産廃・残土の規制を強め、豊かな自然環境を守ります。

情報公開をすすめ、市政のムダ使いを厳しく監視します。

 

カラー37ずさんでムダな巨額の公共事業 大桟橋計画はやめるべき

館山大桟橋計画に反対します

現在の館山桟橋の北側に長さ400mの道路桟橋とその先端に客船などが接岸できる長さ240mの桟橋からなる「大桟橋計画」があります。

 

利用見込みは、館山駅の2〜3%程度。

館山大桟橋は、30〜65億円といわれる多額の税金を使うのですが、地域振興の経済効果はほとんどのぞめません。市の調査では、大桟橋の入込み利用者は年間3万2千人。これは一日平均87人にすぎず、館山駅の乗降客数のわずか2〜3%にすぎません。

 

館山湾の豊かな自然環境の破壊が

大桟橋はバスが走る巨大な道路桟橋です。サンゴやウミボタルが生息する館山湾の豊かな自然が破壊され、取り返しのつかないことになりかねません。

日本共産党は、自然環境をこわし、ばく大な借金を次世代に残す公共事業はやめて、予算を市民にとって切実な緊急課題である「高齢者福祉・子育て・環境対策」など市民の暮らし優先にすべきと主張しています。

 

合併の可否は「住民投票」で

徹底した情報公開が必要です

1、福祉水準を守れるの?

館山市と八町村(富浦・富山・鋸南・三芳・白浜・千倉・丸山・和田)との法定合併協議会が設立され協議がはじまりました。

当初は、「合併してもサービスは高い方へ」と言われます。しかし、実際には合併で人口は倍以上になっても税収はそれほど伸びません。さらに地方交付税は確実に大幅減になり、これまでの制度維持するための財源確保は困難です。合併したら、福祉制度や住民サービスの全面後退が心配されます。

 

八町村は、館山市よりも人口は多いが、市町村税は11億円も少なく、

財源は地方交付税に依存している 

(「合併協議会だより」より作成 平成13年度決算より)

 人口   (割合)市町村税  (割合)地方交付税
館山市51,412人 ( 47.1%)6,088百万円 (55,1%)3,889百万円
八町村57,675人 (52.9%)4,970百万円 (44,9%)12,216百万円
合計109,087人(100%)11,058百万円(100%)16,105百万円

     

2、地方交付税はどうなるの?

国が市町村に配分する地方交付税は、人口10万人を基準に小さな町村ほど手厚く配分する仕組みになっています。このため、合併して小さな町村が一つの市になれば、その地域全体に配分される地方交付税は少なくなります。平成13年度に交付された九市町村の地方交付税の合計は161億円でしたが、九市町村がもし一つの市だったとするとおよそ35億円程少なくなると見込まれます。

地方交付税の計算で、合併特例法は合併後10年間はこれまでの市町村があったものとみなしてその合計を交付し、その後5年間で段階的に本来の交付税に減らしていくという「特例措置」があります。これは15年後には地方交付税が確実に大幅減になるということです。

 

3、借金漬けにならない?

 合併協議の前から、すでに「今のうちにハコモノは借金してでもどんどんやってしまえ、借金は新市にツケまわしすればよい」とささやかれています。平成13年度末で九市町村の借金残は、500億円を超えました。さらに、合併すれば、新市建設の公共事業のための「合併特例債」で525億円までの起債(借金)が認められます。合併で借金が1000億円に倍増し、住民一人あたり100万円(4人家族なら400万円)もの借金ということになりかねません。その利払いだけでも大変になります。

 

公約違反の辻田市政を徹底して批判

ムダをおさえ、くらしと福祉守った、日本共産党の2議席

 

全会一致で「戦争に反対する平和の意見書」を決議 

2月24日の議会開会の日に、館山市議会は、政府にイラク問題に関して、戦争に反対し平和的解決を求める「平和の意見書」を全会一致で決議しました。

 

市内の戦争遺跡を調査し保存へ

館山市域は、戦前は東京湾要塞地帯であったために、たくさんの戦争遺跡が残されています。放置されたままで崩壊や消失の進行が著しく保存の声が高まっていました。議会で日本共産党は史跡化を視野に、調査し保存すべきと質問しました。昨年から調査が始まり、報告書がまとまりました。

 

都市計画税廃止の「公約を守れ」と徹底して論戦

辻田市長は都市計画税廃止を公約しました。日本共産党は、君津市が減税に踏み出した実例を示し、「直ちに廃止は難しいとしても都市計画事業を削減して少なくとも減税を実施すべきだ」と公約の実施を再三迫りました。

辻田市長は、「来年度予算編成で検討する」とか、「5ヵ年計画のなかで検討する」とか、逃げの答弁に終始し、日本共産党はこれを厳しく批判しました。

 

辻田市長に「公約を破れ」と保守議員

一方、これに対して、逆の方向から、「公約といえども実施できなければ、それを変更するのも政治だ」と辻田市長に公約破りをすすめる保守議員があらわれました。(12年度予算委員会)これらの保守議員らに助けられて、辻田市長は、都市計画税廃止の公約を破り捨てたのです。これらの議員は辻田市長と共に市民への説明責任があります。

 

行きづまった辻田市政、保守からも批判が続出

駅前福祉情報センターも、安房11市町村合併も、公設卸売市場も、辻田市政は、アドバルーンは揚げたけれども、次々に行きづまりを見せています。

平成15年度予算審議では、スペインへの職員派遣や海洋深層水事業の予算では削除の修正案がだされ、賛否は4対4で委員長決済でようやく修正案を否決するというありさまでした。辻田市長の提案した敬老祝金の削減条例は全会一致で否決されました。市民の暮らし、福祉をないがしろにして、目先のハコモノづくりなどに血道をあげて、次々に失敗する辻田市政に保守議員からも批判が広がっています。

日本共産党は辻田市政を一貫した批判で論戦をリードしてきました。

 

アンケートによせられた要望に答えて、日本共産党は2議席の力で働いてきました。

 

○国民健康保険税の資産割を減税

資産割の税率を12年度に45%から40%に引き下げました。

 

○一中校舎の大規模改修を実施

「コンクリートがはがれ落ち、危なくて校舎に近づけない」と、一中の大規模改修を急ぐよう質問。全面改修を実現しました。

 

○介護保険の減免の制度化

介護保険の減免の制度化を繰り返し質問して、減免の対象に「市長が特に認めるもの」を追加する条例改正を実現。減免対象を広げました。

 

○残土の持ち込みをストップ

西岬の坂田にある房大山の谷を他県の残土で埋める計画があります。館山の豊かな自然と生活環境を守りたいという地元の方々と連携し、市としても賛成できないとの意見を県にあげさせ、残土の持込をストップしています。

 

○合併問題をホームページでリード

日本共産党議員はホームページで、安房11市町村合併の問題点を詳しく系統的に伝えましたが、これが安房市町村の合併問題の論戦をリードしました。

(日本共産党館山市委員会は、館山市政政策を発表しました)

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